●大阪の太田房江知事が、公文書では全て「斉藤房江」と署名していることは、大阪では有名である。蛸度が過ぎて辞めさせられた横山ノックも、本名の「山田勇」で署名していたそうだ。
●もちろん、不良府民の小拙は、知事殿から表彰などされたことがないので、それらの書状を見たことがない。調印やら契約やらの本気のものはともかく、表彰状などは「横山ノック」や「太田房江」の方が、庶民には箔が付くように感じられるのではないか。
●何かの間違いで表彰や受賞を受けて、その書状が「山田勇」では、あと十年もすれば、例えば他府県の人間が見ても絶対に分からないのではないか。太田知事も夫婦別姓主義者であれば、府民に渡す書状は「太田房江」の方が良いように思う。日本初の女性知事は「太田房江」なんである。
●その太田知事が、知事賞か何かの授賞のために大相撲の土俵に上がりたいという。それは本日現在実現されていないが、そんなものに検討の余地があるのであろうか。わんぱく相撲ならそれでも良いのかも知れないが、大相撲というものがある限り、そんなことをしなくても良いのではないか。
●そうでなくても電車には女性専用車両が出来、新幹線の女性運転士が現れ、各社でセクハラ規定が生まれ、パチンコ屋には女性専用台もある。榎本中ピ連もびつくりのウーマンのリブ度なんである。合コンも合ハイ（合同ハイキング）もねるとんパーティも女性の会費は安いのである。理不尽。
●女性専用車両というのはあまりにも痴漢被害があるので採用された措置だとすれば、一応の効果はあると思う。その車両にさえ乗っておれば、女性を狙う女性痴女か女性に扮装した痴漢が隣り合わせない限り被害には遇わない。化粧臭ささえ我慢して乗っていれば良い。
●しかし、そういう観点から見ると、絶対に痴漢に遇う心配の無いご婦人やら、へちゃむくれで不細工な才媛が乗るのは紳士協定に違反しかけているのではないか。それがアリならば、絶対に痴漢しない自信のある男性が乗っても良いことに抵触しないか。
●問題は、電鉄会社が女性専用車両の設置の理由を、公に明確にしていないことである。痴漢の被害が多いので、女性専用車両を設置したことは、誰にでも明白なことであるのに、何故それが云えないのか。
●おそらく先ほどの抵触問題に絡んで、逆差別というか新たな問題の発生を回避しているのではないだろうか。女性背引用車両に乗っていない女性は、女性でない可能性があるか、痴漢をされても構わない女性、と見なされることによる新たな被害の未然防止をしているのではないか。
●先に絶対に痴漢に遇う心配の無いご婦人やら、へちゃむくれで不細工な才媛の女性専用車両乗車問題が抵触としたが、そういう女性を狙うマニアックな痴漢が居ないとも限らないので油断ならない。世の中は広い。
●ゲイライター伏見憲明の『変態（クィア）入門』（ちくま文庫）を読むと、男から女に性転換したレズビアンやら競技女装に命を賭けるおっさんが載る。また、性転換手術で男性器まで付けた元女性の両刀使いや、真性レズ女も紹介されていて、もう百花繚乱のシデー世ですこと。
●テレビ番組で、「車だん吉」氏をハンバーガー屋のドライブスルー売り場に連れてゆき、「車だから」と注文を通した。莫迦な店員は「申し訳ございませんが」の一点張りで、最後まで注文を通さなかった。車氏も視聴者もその対応を呪ったことと思う。「M」も広報的には損をしたと思う。
●だからもし「徐正(じょせい)」さんという男の中国人が居て、「じょせい専用車両」に乗っていたら、どんなに弁解しても降ろされるに違いない。日本とはそういう遊びが通用しないつまらない人の集まりになってしまった。
●しかし、 もしあの女性専用車両に選ばれた車両が雄だったら、 その車両「トフ3201」君の方が嫌がっているのかも知れない。本気の電車車両に性別はないのか。ヤエモンやトーマスは明らかに男性だと思うのだが、建築物などの人工物に雌雄を明確にしているものがなかったか。
●初の女性横綱審議委員の内館牧子は、女性の土俵入りに反対しているという。根っからの相撲ファンの内館らしい見解だと思う。その理由を学問的にも解明してみたいとも。日本には今でも女人禁制の山や場所もあって、女性専用車両と何がどう違うというのか。
●チャゲ＆飛鳥の「男と女」を出すまでもなく、男性主導社会、男性優位社会の時代が永かったので、そんな曲名にしても男が先に来る。性が違うのであるから仕方ないと云えば仕方ないのであるが、今や女性の方が逆差別的な優位も得て、男よりも完全に強いと云わざるを得ない。
●男の様な女を「男女（おとこおんな）」と云い、女の様な男を「女男（おんなおとこ）」と云う。雪女は白装束のか細い印象だが、雪男は半分以上サルの様なイメージがある。誰も見た事がないのであるが、どうしても性差によるイメージは拭い去り難い。
●こうなったら、一昨年だけ近鉄ファンで、今年は阪神ファンの太田房江とブルドック牧子が下着サポーター類一切無しの本気マワシ姿で、本気相撲して決着をつけるというのであれば大相撲の土俵を貸してもいい。
