● 2月11日「1年ぶり、1日だけ。」という吉野家の牛丼を食べに行った。昨年のこの日から吉野家は牛丼を売っていなかった。近所の吉野屋は牛丼を持ち帰る人の行列が約50mはあった。
●食べに行った小拙も、最初は間違ってこの列に30分並んでいたが、親切に教えていただいて、すんなりと店内に入れた。あれだけ持ち帰る人が多いのは何故なんだろう。
●やはり旨い。やはりというか、久しぶりだからということや一番慣れた味ということもあるが、他の牛丼とは一線を画すものは、やはりこの米国産「ショートプレート」という牛肉のせいなのかもしれない。
●それで吉野屋は1日だけ牛丼を再開させるために1年かけて日本中の米国産牛肉を集めた、という。冷凍で2年は賞味できるそうだ。というか冷凍でも2年しか駄目なのか。集めたものは必ずしも「ショートプレート」だけではないようで、貰った紙には「アメリカ産牛肉の流通在庫を集めるなど」として「ショートプレート」とは記載されていない。http://yoshinoya.com/
●大阪の堺市では駐車場から吉野家に自動車が突っ込み、 7人が怪我をした。明石ではその日の夜中に「牛丼を食わせろ」と店員を突いた男が逮捕された。こういう(どういう?)のは大体関西、なのか。
●フグの肝には、毒があるので食べないことになっている。(BSE)牛も身は大丈夫なはずだ。フグに出来て牛に出来ないはずはないが、アメリカへの経済的制裁という意味では溜飲が下がった。
●「米国産牛肉全面的早期輸入再開を求める会」が百万人の署名集めをしていて、http://www.kaikin.jp/ からもエントリーできる。「全頭からSRM(特定危険部位)を除去し、30ヶ月未満の若い牛に限定する輸入条件で、米国産牛肉の全面的輸入再開を求める署名をします」とある。
●帰宅して玄米茶ときく乃のコーヒーを飲みながら「もち吉」の煎餅(おかき)と「福砂屋」のカステラを食べた。「もち吉」のおかきは、他のものを一蹴するほどしゃきっとしていて旨い。「もち吉」の住所は「福岡県直方市下境2400番地字餅米もちだんご村餅乃神社前」である。
●福砂屋のカステラはザラメ(双目)の食感が良いし、中途半端に甘さを控えていないのも潔い。福砂屋のマーク(商標)は蝙蝠(コウモリ)である。資料によると「中国では、蝙蝠は、桃と並び慶事、幸運の印しとして、大変おめでたいものとされています。また蝙蝠の『蝠』の字が『福』と同音でめでたく、まさに『福砂屋』ならではの縁起と思われたのです」なるほど。
●夜にはハイボールを飲みながら「富山ますのすし」と「大根鮨」「生ベーコン」「King of Barvariaのチーズ」「イカの沖漬け」を食べ、桂枝雀の「花筏」を聞きながら寝た。
2005年2月14日号掲載