喇叭とは、楽器であり、ラッパーに通じ、ファッションであり、また“ラッパを吹く”とは“出鱈目を吹聴すること”であり、黙示録の第七の天使が吹くラッパでもあり、戦前の教科書に載っていた“木口小平は死んでもラッパをはなしませんでした”に通ずる。単純に音の響きが、ひょうきんでちょいとおマヌケ・和み系と言うニュアンスも加味されている。
また、頻繁に登場する “猟奇的”なる言葉は、筆者最愛の韓国映画『猟奇的な彼女』から拝借している。この作品、生意気で恐ろしく凶暴、でも正義感に溢れる超キュートな“彼女”と“彼女”に振り回される主人公“僕”を描いたロマンティック コメディ。韓国では公開以降、“猟奇=ヨプキ”という言葉が本来の意味と異なり、“他とはちょっと変わってイケてる”“とんがった面白さ” 等々、エッジの効いたヒップなニュアンスとして生まれ変わったという。
なお、ペンネームの建速(たけはや)は日本神話のスーパーヒーロー、スサオヲのファミリーネームである。
マイブームを求めて、あらゆるジャンルを渉猟する猟奇心旺盛な射手座、大阪在住の男子。将来の希望は、古書店経営。
'08年現在のマイブームは、北京オリンピック・車善七・フルーツサンド・ソリティア上海・放送事故・チョンジヒョン・相澤仁美
[掲載作品] 猟記<喇叭気味の毎日>