text/キムチ
|
|
各書評子がこぞって絶賛するので、早速本屋に行って岡崎京子の『ヘルタースケルター』(祥伝社)を買ってきて読んでみたけれど、そんなに面白いと思わなかった。
このマンガの終わりには「タイガー・リリィの奇妙な冒険の旅が始まっていた しかし それはまた別の機会に」と書かれている。ひょっとしたらこれから始まる「タイガー・リリィの冒険」の方が面白いかもしれないが、ちょうどそのこれから始まる冒険のような小説が、村上龍にあったと思いついた。『イビサ』(角川文庫)だ。ついでに『フィジーの小人』(角川文庫)も推選しておこう。
同じように各書評子は桐野夏生の『グロテスク』(文藝春秋)を絶賛しているけれど、こちらは面白いのだろうか?
|
|
|
|
ヘルタースケルター
(岡崎京子)
祥伝社
1,200 円 |
イビサ(村上龍)
角川文庫
476円 |
フィジーの小人(村上龍)
角川文庫
600円
|
グロテスク(桐野夏生)
文芸春秋
1,905円 |
|