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交換はいかにして成立するのか? そこに柄谷は死の跳躍があると言っていて、それが多分柄谷の資本論の(読みの)要なのです。 交換はいつも成立するのか?そんなことは限らない。何しろ相手は、鬚の濃い言葉の通じないへんなやつなのだから、だまされることだってしばしばなのです。したがって交換がいつも成立するか、あるいは成立するのかどうか分からないと捉えるかは大きな違いで、他者をどのような人物として捉えるかもそれによって違うでしょう。 例えば大澤真幸のいう他者も、そういう他者です。(では、もっとでたらめで乱暴な他者を登場させればいいのかといえば、それはしばしばロマン主義的なものになりかねない。例えばアルトーだってロマン主義的に矮小化されることはいくらだってあるわけです。かれに引き続いたさまざまな残酷演劇、ハプニング劇、集団劇、舞踏などにも、そういう末路をたどったものがあったはずです。) オポチョトーリオの石榴はうまいか? オポチョトーリオで思い出したけれど、オポチュニティーという言葉は、「港に向かって吹く風」というのが語源だそうですね。 |