2002年紙ジャケ大賞 選考経過 【2002年紙ジャケ大賞】 ユニバーサル・ミュージック 「キャラバン・ファースト・アルバム〜コンプリート・エディション」 紙ジャケ探検隊では、今年も2002年紙ジャケ大賞を選出した。 対象は2002年1月〜12月に発売、またはシリーズを開始したものを基本にしている。原 則として前年から続いているシリーズは除外した。 ロック、ポップス、ジャズ、J-POPの全部門にまたがり、栄えある紙ジャケ大賞を勝ち取 ったのは、キャラバンのファーストアルバムだ(え?これはストレンジ・デイズのシリーズ じゃないのかって?いきなり原則と違う?そのへんは下記選考過程をごらんくださ〜い)。 なお、選出にあたっては、普段、この探検隊ホームページへの皆様からメールや掲示 板での話題の盛り上がり等を勘案しつつも、探検隊メンバーの独断をふんだんに盛り 込みながら、都内某所における非公開の選考会議をおこなった。(W)
【ROCK/POPS部門】 部門賞:ユニバーサル・ミュージック「ストレンジ・デイズ・プレゼンツ:ブリティッシュ・ロック・ レジェンド・シリーズ第5回:ロック・ファンタジー・パート4:キャラバン・ファースト・アルバム 〜コンプリート・エディション」 次点:ユニバーサル・ミュージック「VintageRockPapersleeveCollection::フリー」 3位:Arcangelo:イタリアTridentをはじめとする紙ジャケ 4位:東芝EMI「ピーター・ガブリエル」 5位:VIVIDSOUND「ブリティッシュ・フォーク名作選」 A:いやぁ、今年の探検隊はおろそかでしたね〜 W,Y,S:おろそかでした〜 Y:ほとんど更新しなかったんじゃない? W:表紙の写真かえてごまかしてた S:データベースがたまちゃって、今、タイヘン。 A:てゆうか、もう、データベースの体裁をなしていませんよね W:うちのサイト内を探検するというページになってるなぁ S:街の骨董屋みたいだな。そのへんに書いてあるからさがして、って。 Y:一覧表でも作ったら? W:リストだけのってるんじゃ便利かもしんないけど、HPとしては つまんないでしょ。 S:作ってるオレ達がつまんないだけだけど・・・ W:まぁ、とにかくロックからいってみよう Y:紙ジャケの出来は平均化してて大体みんな評価4くらいじゃない? S:そのかわり、これだ!っていうのが少なくなった。 A:名盤のリマスターだったりするのが紙ジャケにならなかったり。 Y:中でもピーガヴはよかったよね、日本の紙ジャケの良さが出てた。 S:音も前のCDより全然いいんでしょ? Y:CDよりはいいんじゃない? A:ヒプノシスのジャケも印象的だし、この機会に多くの人に聴いてもらえる といいですね。 S:2ndは印象が一変した。 W:サバスは? Y:残念ながらリマスターじゃなかった。 A:ワイアットもよかったですよね。 W:ザッパもどんどんでた。 S:ラストのユニオン特典は抗いがたかったなぁ。 Y:フリーも今年の対象にしなかったっけ? S:あ、そうそう。後編は完璧だった。 Y:リマスターも素晴らしかったし。燃えた。 W:大賞候補だよね A:比較検証どうしたんですか? S:あ、なんで自ら墓穴を掘るようなことを〜 Y:どーすんだよ、一体。期待してる人、きっと少しいるぞ。 S:いや、どうしよ?やりたいんだけどさ。 W:比較検証も壁にぶつかってるからね。 S:なにやってもオリジナルが勝っちゃうんで、つまらない というかね。リマスター、音いいんだからそれでいいじゃん。 Y:ステバチだな。 S:なんかクリアーだとか、ノイズがないとかいつもCDの利点を 弁解してるみたいで・・・。 W:おまえはどうせノイズ気にしない性質だしな S:それで結局フロイドの時みたいにオリジナル持ち寄って比較しちゃう。 今やもう、オリジナルの中で、MATRIXまでいっしょなのに、そこで ちょっとしたレーベルの違いやランオフの記号の違いでケンケンガクガク・・ Y:それで音が違うからいやになるんだよな A:そこまでいくとこのサイトでやっても意味ないですね W:フロイドでちょっと反省してるようなのだ、このシトは。 S:自粛中です。あんまり初版とかMATRIXにこだわるのもど-かと思-ぞ。 Y,W:おまえがいうな〜!! S:え〜、メジャー以外でもいい紙ジャケがいっぱいでました。 W:Arcangeloはさすがユニオン系だけあって、ていねいなジャケの仕上がり。 Y:タイトル的に万人向けじゃないのもあるけど、素晴らしかったよね。 A:ヴィヴィッドのブリティッシュ・フォークなんてどでしょ? S:ベタ・ウェッブ!しかもヴィヴィッドなのに見開き仕様じゃなかった。○。 W:ジャケのスキャンの感じや歌詞対訳など要望もあるんだけど、減点法で 評価しきれない魅力があったよね。 A:でもやっぱフリーですか。 W:うーん。どうももう一つ決め手にかけるな。いい出来なんだけど。 Y:なんか忘れてないか? S:なに? Y:キャラバン。 W:だってあれはストレンジデイズのなんちゃらかんちゃらって長いシリーズの 4回目の5だかなんかだぞ S:しかもキャメルといっしょだろ。 Y:いやいやファーストだけ単独で出たのだ。キャメルは3ヶ月後。 だから別と考えよう。 A:強引ですね。 Y:今年はだって、ほら、キャメル、リチャード・シンクレア、ケヴィンと・・・ S:カンタベリーいっぱいきたけどさ Y:その象徴であるのが、このファーストのモノ盤である! W:カンタベリーおやじ降臨・・・。 S:たしかにモノMIXはびっくりしたし、すごかった。こんなにモノがよかった なんて・・・。アルバムの印象が全然違うんだもん。 Y:しかもよくあるモノ版をボーナスで収録しました、ではないのだ。 モノからはじまってるのだぞ。 W:これもメンバーが手がけたのはモノなんですかね。 S:そうゆう意味では音源的にも価値があるね。ようやく本来の姿で出たと。 A:VUも出ましたが、ボーナス扱い。 S:しかもモノ・オリジナルがほんとにない。一体日本に何枚あるんだ? W:このCD出てから血眼で原盤さがしまくるヤツが続出した。 Y:ステレオうっぱらってモノ買おうとするヤツとか。 A:でもないんでしょ? S:UK盤だとステレオさえバカ高い。ましてやモノは・・。 W:ジャケもコーティング・フリップバックでよくできてるだろ? S:UMでは地味だけどテン・イヤーズ・アフターもよくできてたんだよね。 リマスターもよかった。 A:UMはカラー英文ブックレットも入ってるのがいいですよね。シン・リジィ は何故かなかったけど。 Y:ということで隊商でいいな。 W:はいはい。確かに今年はカンタベリーイヤーでした。 S:ジギーが紙ジャケだったらなぁ・・・
【JAZZ部門】 部門賞:ユニバーサル・ミュージック「David Stone Martin 10inch collector's selection」 次点:東芝EMI「寺島靖国プレゼンツ」 3位:ヴィデオ・アーツ「スティープル・チェイス 初期の10タイトル」 4位:BMGファンハウス「RCA100周年企画」 5位:EPIC/SONY「マスターサウンド・JAZZ ウィリアム・スタイグ編」 W:去年のストーリーヴィルに続き10インチという切り口が目立った。 Y:寺島セレクションにもあったし。 A:なんといっても待望のDSMですね。 W:監修の顔ぶれもすごいし、クレジットもしっかりしてる。 Y:リマスターのクレジットがしっかりしているだけで、いい商品だと思えるもんな。 S:音源的に昔すぎて厳しいものもありましたが、このFUJINOさんのリマスター はなんかすごく好き。真空管のツボってゆうか、この時代の音のツボをわれわれにも わからせてくれるような。幻想かもしれませんけど。 W:パウエルのジャズ・ジャイアントもようやく半分聴けた。LPフォーマットもお願い。 S:スティープル・チェイスもプロデューサー本人の監修で出ました。 Y:フライト・トゥ・デンマークがようやくまともな音で聴けた。 S:あなたの持ってた日本盤LPはどーしよーもない音でしたからね。 W:またそんな問題発言を。 A:マーキュリー/エマーシーもいっぱいでました。 W:エマーシーは再発仕様になった。 S:わざとかな。芸がこまかいね。 Y:それにしてはライムライトは初版仕様になったぞ。前が再発仕様。 W:不思議だよね....。アーゴもけっこうでた。 A:イーストウィンドもいっぱいでました。 W:でも何回も紙ジャケになってるのもあったしな。 S:タッパンジーはどうだったの? Y:ボブ・ジェームス好きなヤツが探検隊にいなくて・・ W:それではいかんのだが・・・ S:やはり評価しづらい面もあるよね。今後の課題だな。 A:メンバー増やしましょうよ Y:ふぇてほしいよね。若くてつかれなくてマメなヤツ。 S:まぁまぁ。 W:RCAも100周年でいっぱいでたぞ。 S:第2期。第1期より名盤度は高いのかな? Y:ジャケの荒いヤツもあったけど、ラインナップは魅力的だった。 W:大レーベルのすごさがわかった。 S:ソニーの紙ジャケもちょっと出た。 A:ねこのレスターは待望の紙ジャケでした。 W:担当者、大丈夫だろうな。 Y:いい仕事したんだから生き残ってて欲しいね。 S:とりあえず、ソニーで紙ジャケ出した勇気(?)をたたえていれとこう。
【CLASSIC部門】 部門賞:該当作なし 次点:東芝EMI「マリア・カラス」 W:去年、カラスとかデュ・プレはどうだろ?っていったらほんとにカラスが出た。 S:でもこの仕様じゃダメだろ〜。米Angel経由日本盤の再現。筋は通ってるけど 魅力がない。聴くとやっぱいいな〜って思えるんだけどさ。 Y:やっぱ英盤仕様がいいの? S:オペラ全曲盤の豪華箱再現もいいと思うんだけどね。これも英盤で。 A:結局ウェストミンスター以来まともなのが出てませんね。 W:テスタメント、紙ジャケ作ってくれないかな。
【J-ROCK/J-POP部門】 部門賞:徳間ジャパン「名盤コレクション」 次点:各社合同「四人囃子」 3位:ディスク・ユニオンのJ.A.シーザー作品 4位:ハガクレ「RCサクセション」 A:例年以上に日本のロックの紙ジャケ化が進みました。 W:ハガクレっていう、日本のリイシュー専門レーベルも出た。個人的にはちょっと 期待しすぎたかな、と。 S:米のライノやサンデイズドのようにはいきませんでした。 Y:そもそもリリースの様子がよくわからない・・・。最初の広告にミッキー・カー ティスとかフライド・エッグとかのってたけど、どうなったの? S:出るんじゃないのかな?ほんとに途中でわからなくなった。 W:われわれも紙ジャケは注意してみてる方だと思うけど、それでもわからない。 S:商品にカタログのせるとか、クレジット表記を徹底するとか、なにかもう一歩。 Y:贅沢いいすぎじゃないの?単純にRCサクセションはよかったよ。 A:メーカー横断の四人囃子復刻もありました。 S:あれはうれしい企画だった。もっとこういうのが出てくるといいな。 W:うちのデータベースにいれにくい(笑) Y:ケンソーよかったよね A:頭脳警察も一時盛り上がりました。 S:全部買ったけど、復刻アナログが一番よかった。 W:紙ジャケなのに、謎のユニオン紙ジャケ付。 Y:あれは、笑った。アーント・サリーも特典はジャケ。 W:あの1曲目のイントロでしびれる。 S:名盤なんだけど、本人はやはりいい気持ちがしないのかな。 A:難しいもんですね。 Y:桜田淳子とか歌謡曲も出たし、天井桟敷関係のコアなのも出たぞ。 A:原盤は気が狂いそうに高いんですよね。 W:これもユニオン。 S:何部門ノミネートされてんだ? W:ま、ユニオンさんの活躍で盛り上がった面もあるし、当然かも。でも シーザーよりやっぱりアッコちゃんだろ。 Y:徳間のはよくできてたね。 S:日本少年は感涙ものだった。クレジットもきちんとしてた。 W:矢野顕子はやはりしっかり紙ジャケ復刻されるべきだよね。ということ で徳間ジャパンに感謝。 Y:今年はYMOの再紙ジャケ化に期待だな。
【海外/その他の部門】 部門賞海外:イタリアSUNSPOTSレーベルの紙ジャケリイシュー 部門賞その他:エアメイル・レコーディングス「ロバート・クラム」 S:海外紙ジャケもグシャグシャ出たけど、日本のレベルのヤツはなかった。 A:イタリアのSUNSPOTSくらいですか? W:ここもチャーリー経由らしいんだけど、米サイケなどのラインアップが すごかった。 S:音的によくて愛聴してるのが、ジミヘンのエクスペリエンス。 Y:あれ、よかったの? S:演奏自体は最高、ってゆうか、「イン・ザ・ウエスト」にも少し入ってた ロイヤル・アルバート・ホールのものなんだけど、それはすごかったんだ。 だけど昔この「エクスペリエンス」ってゆうLPで聴いた時はひどい音質でそ れ以来買ってなかったの。なんか映像のフィルムから録ったとかなんかで。 で、ひさしぶりにこのCDで聴いたらいつのまにか聴ける音になってた。 オススメです。ジミヘンすごいってよくゆうけどわからな〜い、って方はぜひ 聴いてみてください。2枚組で安いし。ジャケは英EMBER盤の再現なのかな? W:その他では航空便録音会社をあげたい。 S:いいCDが多いんだよね。 Y:このロバート・クラムはジャンルとしてはポピュラーなんだろうけど、ロック やジャズの部門にはいれにくいし、ルーツ・ミュージックとしてここで。 A:なんか賞をあげたい気になる作りですよね。 W:ファンです。 Y:全部かわなきゃダメだぞ。 W:ひぇ〜。
【紙ジャケアンコールプレス賞】 イーストウエスト・ジャパン/ディスク・ユニオン マクドナルド&ジャイルズ S:今年のアンコール・プレスといえば、やはりユニオンさん。 W:フー、ジェネシスと出たけど、グッドタイミングだったのが A:マクドナルド&ジャイルズ。ちょうど来日ってことですね。 Y:21世紀精神異常楽団は本家より楽しかったぞ。 S:アンコールプレスで必殺花帯つき。 W:思わず買った。音は英リマスター盤の方がよさそうだけど・・・。 A:ワーナーさんとユニオンさんが組んでロック・エイジ帯コンプリ コレクションやってくれたらうれしいんですけどね。 S:そりゃ買わないわけにいかないだろ。 W:しかしハードルの高いアーティスト多いぞ。どうする? Y:マジに考えるな、って・・・。
【紙ジャケ特典大賞】 ディスク・ユニオン ザ・フゥー/マイ・ジェネレイションの特典ガールジャケ帯付き S:パンパカパーン! W:なんか大賞より盛り上がってるな。 Y:こ〜れ〜は、文句ないだろ、え? A:満場一致です。 S:時価80万以上ともいわれるガールジャケ帯付き、しかも新品同様! W:当たり前だ。 Y:マイジェネはリイシューとしても今年最大の事件だったわけだけど、探検隊もふりまわされた。 S:最後は意地。しかし、いっぱい買ったけどこの特典がやっぱ一番うれしい。 W:中身はどーした(笑) A:でたとたんebayにたくさん出品されてたのは笑いましたね。 S:しかもプロモ・オンリーってことで。 W:ショップ・オンリーじゃよくわからんだろ。 S:ユニオンさんは他にも色々特典で楽しませてくれたけど・・・ Y:散財させてくれたというか・・・ A:まぁ、やっぱりこれでしょうね。世界に誇れますよ。 W:世界のオタク達にだろ?しかし、これ、紙ジャケの特典じゃなくて 紙ジャケが、特典なんだな。いいのか? S,Y,A:いいで〜す!
【選考を終えて】 W:今年は本の仕事もチョコチョコあったね。 Y:DIGと文藝別冊と、CDジャーナルのインタビューもあった。 S:ペット・サウンズは死んだな〜。 A:破産しそうでしたもんね。 S:一時オリジナルだけで10枚近くあったからな。締め切りに間に合わない ってんで全部海外からEMSで送ってもらった。 Y:紙ジャケすら買えなかった・・。 S:しかし音楽ライターの方達はよくやってるよな〜って思ったよ。 エライよ。 W:フツー、記事書くのにあんなにバカみたいに買わないんじゃない? Y:そりゃそうだ。 S:いや〜、買ってる人もいるみたいだよ。身銭を切ってはじめてわかる ってゆうかさ。 Y:ともかくしばらくペット・サウンズ聴きたくないな。 A:SACDやDVDAudioも盛り上がってきました。 S:マルチチャンネルは魅力的だけど、音質的には今後に期待。 Y:「ハーヴェスト」は紙ジャケで出たけど、ジャケはイマイチだったしね。 W:ストーンズのハイブリッドも話題になったじゃない。高音質で。 S:ヘナチョコ。 Y:あ、またおまえ、そーゆうことを! A:びっくりするほどクリアーでいい音でしたよ? S:ストーンズがクリアーでどうする?ってゆうか、まぁクリアーなのは いいとしても、あれじゃ気のぬけたコーラ。 W:知らないぞ〜、そんなこといって。大体ほめてない雑誌なかったぞ。 S:だまされてる。 Y:アマノジャクだな〜、リマスターだって名手ボブ・ラディックだし、スト ーンズ・マスタリングの第一人者だろ? S:あいつがやるとぜーんぶ刺青の男、とか80年代以降のストーンズの音に なっちゃうんだも〜ん。人選ミス。デッカ時代はあわない。 ロキシーとかレンジが広くて解像度の高いリマスタリングは凄いと思ったよ。 でもな〜。 W:そりゃ、SACDが悪いの?リマスターが悪いの? S:それはわからないけど、結局SACDになってもオリジナル盤にはかなわな いのか?ってゆう部分はショックだった。まだSACD自体が成長段階なのか もれないけど。 A:前のCD聴いたことあります? S:ない。 W:・・・みなさん、この男のいうことは気にしないでください。 Y:しかも「12X5」、2枚も買ってました。 S:いや、あれは、その、リアル・ステーレオがね・・・。 とにかく、ファーストのUKオリジナル盤とかね、ホントにいい音で。サタニック でもいいや。 Y:はいはい、紙ジャケでたら比較試聴つきあってあげるよ。ま、何にしても現状では 最良のリイシューでした。今後はこうしたかたちでジャケも紙ジャケで出てくれたら われわれとしてはタイヘンうれしいとこです。 W:グールドや至上の愛、ジギーとかデラックス・エディションも多かった。 A:紙ジャケ以外のリイシューもかなり成熟してきましたね。 Y:一方でCCCDというよくわからん規格もでてきた。 S:われわれが買うような復刻ものには今のとこ関係ないと思うけど。 A:結局CCCDでも、今までコピーしてたヤツはもうしてるし、 コピーしたことなかったヤツも興味を持ってコピーしはじめた。 後に残ってるのはもとからそんな気がなかったユーザーと、悪くなった 音質だけ。 S:ホントに音が悪いかどうかは、われわれにはわからないけどね。 W:いかにも悪そ〜、ってとこが問題なんだよ。 Y:CD市場もひえきってるみたいだし。 W:それが一番深刻かもね。 A:でもまだまだ聴いたことがない、いい音楽があるはずだし、新譜でも いいのがあるじゃないですか。 S:そうね。 W:希望を持とう! Y:今年はフェアポートの紙ジャケだ! A:聴いたことないです。 S:楽しみが残ってていいな〜。 W:みなさま本年もよろしくお願いいたしま〜す。 (了)
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