1999年紙ジャケ大賞 選考経過

【1999年紙ジャケ大賞】
ユニバーサルビクター
「ユニバーサル女性ヴォーカル・コレクション〜エレガンスへの誘い〜」

紙ジャケ探検隊では、今年も1999年紙ジャケ大賞を選出した。ロック、
ポップス、ジャズ、クラシック、J-POPの全部門またがり、栄えある'99
紙ジャケ大賞を勝ち取ったのは、ユニバーサルビクターの「ユニバーサ
ル女性ヴォーカル・コレクション〜エレガンスへの誘い〜」だ。大賞及
び各部門賞は以下の通り。なお、選出にあたっては、普段、この探検隊
ホームページへの皆様からメールや掲示板での話題の盛り上がり等を勘
案しつつも、探検隊メンバーの独断をふんだんに盛り込みながら、都内
某所における非公開の選考会議をおこなった。(W)
【ROCK/POPS部門】 部門賞:ビクターエンタテインメント/「BEARSVILLE ORIGINAL JACKET COLLECTION」  (及びEL&P、マンティコアの各プロダクツに対して) 次点:ユニバーサル・ミュージック(ポリドール)/「The Who↑ UKオリジナルペーパースリーブ・シリーズ」 3位:東芝EMI/「ポール・マッカートニー オリジナル紙ジャケット・コレクション」 Y:俺はELP、マンティコア、PYE!プログレ!ビクター!3連発!! S:うぇ〜。やっぱそうなっちゃうのぉ? W:ベアズヴィルを忘れてるよ。あれはペラ紙のジャケもなかったし。 S:そうトッドも凄かったけど、ジェシ・ウィンチェスターとかも紙ジャケ  向きだよね。プラケースで見ると、ホント情けないんだあの顔のジャケ。 H:ま、ノミネートではわけてあるけど全部20bitK2/DigitalK2シリーズ  だし。 Y:いまさらいっしょになんかできないだろ、どれかにしないと。 W:ELPは再紙ジャケ化もあったし、ファーストは前のジャケの方がよかった  よ。 S:音は今回で、すんごいよくなったけど。 H:それはシリーズ全部そう。 S:でも衝撃的だったのはやっぱベアズヴィルじゃない?トッドの「魔法使い」  はあの1曲目のぶっつぶれたシンバルがDigitalK2の超高速音質、超解像  度で鳴り渡っちゃって・・。 Y:あんなカッコよかったのね、あのアルバム。 W:SSW系もアナログと違う良さが味わえた。 S:そう、新鮮に聴けたのは凄いよ。しょせんCDだから、じゃなくて、CDの  良さを生かして新たな世界をみせてくれた。 Y:PFMもすごいぞ、でも1枚だけリマスターじゃないんだよな、マンティコ  ア。 A:俺はバンコはやっぱりイタリア版壷ジャケでやってほしかった。PFMもイ  タリア版がよかったなぁ。 W:プログレマニアを完全に満足させることは不可能みたいですな。 S:だけどまたプログレ? H:去年もプログレだったぞ。 Y:うるさいなぁ。プログレはファンの質が高いから商品も高品質なものがリリ  ースされるのじゃ。みんなちゃんと買うし。 H:ジェネシスは? Y:う。 W:やっぱジャケでいったらWHOじゃない?一般的な影響度というか注目度か  らいっても俺はWHOと、ストーンズもよかった。 A:WHOはアルバムによって差がありすぎる気がする。「リーズ」や「オッズ」  なんかは凄いけど、たとえばとりあえず最高傑作の「フーズ・ネクスト」だ  け買った人ってけっこういるんじゃないかと思うんだ。で、オリジナルがシ  ンプルなジャケだから仕方ないんだけど、あれ1枚だけ買うと音や解説は前  といっしょだし、ジャケはペナペナ。せめて厚紙とかだったら高級感はある  んだけど・・・。 Y:うーんそうだなぁ。あれだけみるとボン・ジョヴィ以下だな。 W:そんなぁ。でも凄いのは凄いでしょ。 S:困っちゃうよねぇ。でも結局音は前といっしょだからなぁ。次点かなぁ。 W:ストーンズは? A:もういいって感じ。確かに日本版が一番いいけど、音全部いっしょだし、出  たタイトルもいっしょ。俺、「エクザイル」3種ある。 Y:ストーンズだったらポールだってけっこういいよ。 H:探検隊評価「3」ですよ。 Y:まぁリマスターじゃないし、ジャケ的に面白いのもないんだけど、キッチリ  作ってあるよ。やっぱり。 S:そう確かに他の、例えばビクターなんかの出来と比べると普通かな、って気  もするけど、何しろポールだからなぁ。 W:リマスターなんてできるわけないんだし、紙ジャケ化自体がよくできたなっ  ていう感じだよね。 Y:そう、あの「3」はタイミングもあったよね。「バンド・オン・ザ・ラン」  また買わす気か、みたいな。 A:じゃ、そゆことで。 全員:えっ!? A:次、JAZZいこう。
【JAZZ部門】 部門賞:ユニバーサル・ビクター/「ユニバーサル女性ヴォーカル・コレクション〜エレガンスへの誘い〜」 次点:ユニバーサル・ミュージック(ポリドール)/「ヴァーヴ 24bitオリジナル・コレクション50 パート2」 3位:ユニバーサル・ビクター/「20bit K2 コルトレーン・ディスカバリー・コレクション」、 H:JAZZの紙ジャケはさすがにすべてリマスターと紙ジャケ化が同一化してい  る。 A:復刻の意味がはっきり確立されているよね。 W:ROCKはねぇ。ビクターはその辺徹底されているけど、なかにはリマスター  を一度プラケースで出してから、ジャケだけ紙にしてもう1回だすメーカーも  いるからね。勘弁して欲しいよね。 Y:ファンのみなさん、売上計画達成に協力してください、もう1回買ってくださ  い、っていってるようなもんだね。 S:でもコルトレーンだって完全な再発じゃない? H:これはすごく値段を下げてもう1回出したことと、トラブルの処理が素晴らし  かった。 W:なんせ1680円で紙ジャケが2つついてきたもんね。これは事件としても面  白かったし、メーカーの姿勢の素晴らしさがわかったような気がした。 H:そもそも前回のMASTERS OF JAZZと同じ値段で出してもよかったものだし。 Y:コルトレーンだもんね。永遠に紙ジャケのままカタログにあって欲しいよね。 <Verveと女性ヴォーカルの差はわずか> W:Verveと女性ヴォーカルはどちらも素晴らしかった。どっちもグランプリもんだ。 S:値段といい、初CD化を含む価値といい、ヴァーヴはよかった。 Y:この差はほんのちょっとした差だよね。女性ヴォーカルは再紙ジャケ化も何タイ  トルか含まれているけど、前回よりさらにオリジナルに近づけようとしている。 W:なんといっても女性JAZZヴォーカルっていう分野で、この値段で紙ジャケシ  リーズにしたのは素晴らしい。 H:僕はこのシリーズで女性JAZZヴォーカルにはまった。 A:片岡義男のコピーはまぁおいといても、なんかこだわりがあるよね。 W:それにジャケ的には女性ヴォーカルは確かに紙ジャケ向きだし。 Y:そう、ジャケそのものの差はある。 W:でも最後はほんとにちょっとしたこと。女性ヴォーカルはHeritage同様、今回の  リマスターを誰がどんな方式でやったかクレジットしてあるけど、ヴァーヴは帯  裏にどんな方式でやったかだけ(注:AudioResearchのみライナーにクレジット  されている)。 S:せっかく素晴らしいリマスターをしたんだからいつやったのか位書けばいいのに。  締め切りに間に合いそうになかったら99年の何月、とか東京、とかわかってる範  囲でも書いてくれれば助かる。 W:別にそれでなにが変わるわけでもないんだけど、消費者としては安心するんだよ  ね。 A:そう、同じリマスターを買ったんじゃないかっていう不安もないし。 Y:そのちょっとした差が担当者の意気込みというか、こだわりの差だよね。 S:商品に対する愛ですよね。 W:そうすね。リイシューもここまできたら日本の制作担当の名前もクレジットすべ  きだよね。 Y:そうそう、これだけの愛を注いでくれた人はのっていてしかるべきだよ。 W:前のVerveはクレジットされていたよね。いつ、どこで、だれが、どうやってリマ  スターして、準備したのは誰だ、って。たいしたことじゃないけど、ちゃんとのっ  てた。 Y:いいシリーズだったよあれは。それがのってるだけで俺達なんか"あ〜ちゃんとやっ  たんだ〜"って思っちゃうもんね。 A:て、ことで女性ヴォーカルですか。 W:鼻の差で。 (なおこの他にも「阿部薫×高柳昌之」は実はすごいんじゃないか、という意見があ ったこともつけ加えておきたい。ただしもとのアルバムがあまりにも幻すぎて誰も知 らなかったため、いつのまにか議論から消えてしまった)
【CLASSIC部門】 部門賞:BMGジャパン/「ヤッシャ・ハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクション」 次点:ユニバーサル・ミュージック/「ドイツ・グラモフォン・ヴィンテージ・コレクション」 3位:ワーナーミュージック・ジャパン/「エラート/紙ジャケット・レクション(第1期及び第2期」 S:クラシックは低調でした。 W:ソニーがやめちゃったからね。 S:途中までそろったグールド、どーしてくれるんだ。 H:アメ製のBOXは出たけど。 S:最悪。あんなひどいの見たことない。それぐらいいってかまわないと思う。10年  前のBOOTみたいだ。 Y:それにしてもノミネートが3つしかないからね。3位は安さが魅力のエラートでし  ょう。1位はみんな、ハイフェッツ? W:オレはDGかと思ったけど。 S:DGは確かに名盤揃いだけど、97〜98年の100周年と音が同じのがあるし、全部そ  うかどうかはわからないけどね、新規リマスターももしかしてあるかも。 Y:それがちゃんとクレジットされてないことが問題なんじゃない? H:そうだよね、なにしろクラシックだろ?20世紀の文化遺産なんだろ?帯再現する  前に、ちゃんと、いつどういった過程をへて復刻された音源か書いてなきゃいけな  いよね。 A:厳しい意見ですが、実はハイフェッツも書いてありません。 W:ほんとに、もう。クラシックは1位なしか? A:ただオリジナルマスターのマトリックス番号、及び初出LPの品番はクレジットさ  れていて資料性は高いし、オリジナルマスターからキチンとリマスターされている  のがわかる。 Y:で、結果素晴らしい音だった。 S:これ聴いて、前のCD人にやっちゃったもんね。 Y:そう、音の衝撃度でやっぱハイフェッツでしょうねぇ。 H:でもクラシックこそちゃんとクレジットして欲しいよね。 S:リイシューに関しては完全にJAZZに負けてますな。
【J-ROCK/J-POP部門】 部門賞:対象なし 次点:BMGジャパン/「RCA名盤選書 山下達郎&竹内まりや オリジナル・アルバム・紙ジャケット完全復刻シリーズ」 同次点:Show Boat(Sky Station)/憂歌団 Master Piece Series 3位:メディアリンク/「メディアリンクのムーンライダーズ独自企画&再発シリーズ〜ムーンライダーズ・アゲイン」 W:達郎はリマスターなし。 A:これは残念だよね。本人はこの音で満足しているのかな。 S:あの人のことだからCDは割り切っているのかもしれませんな。 A:そこまでいうやつはアナログで聴け、と。 Y:そうしましょう。 A:憂歌団はほとんど最高のプロダクションで、愛情にあふれているんですが、最高作の  「生聞59分」が何故かWジャケで両サイドともオープンなのだ。 S:もしかしてオリジナルが両サイドともオープンだったらどうすんだ。 A:おれが持ってたSHOWBOAT/トリオ盤はシングルジャケだった。解説は同じだけど。 W:うーんとりあえず、次点にしておこう。もし間違ってたらご指摘ください。その場合  は当然1位に繰り上がります。 S:吉田美奈子も同様だね。(注:「扉の冬」のオリジナルはWジャケ。これはサイドが  開いていることをいっている) A:そうね。 Y:でもWジャケのサイド空きってそんなに重要? A:いまさら後に引けんでしょう。探検隊としては。 W:実際、だからどうだ、ってことはないんだけど、制作側のこだわりを判断するにはい  いポイントだよね。 H:でもこの憂歌団、JASRCシールが帯の後ろではなくて裏に貼ってあるのはすごいね。 S:スピリットを感じる。ここに貼ると決めた人は信じていいかも。 W:その他にもユーミンや陽水のBOX、坂本龍一のGUTBOXなんてのもありました。 A:分売じゃないとつらいよね。 Y:でもファンは買ったでしょう。 S:拓郎なら買う人多そうだけど。 W:ハマショーは期待が高かったんだけど、ちょっと違ったね。 A:あれは復刻というより、豪華仕様盤て感じ。 Y:でもまたプレミアつくんだろうなぁ。 A:じゃ、3位はライダーズってことで。 全員:あっ、趣味に走った〜!
【紙ジャケ文化奨励賞】 ビクターエンタテインメント/「プレスティッジ創立50周年記念 Heritage of Jazz 第1期及び第2期」 東芝EMI/「BULE NOTE 24bit by RVG 第2期」 S:ねぇねぇ、この賞って何? W:今年から新設されたものです。この賞は、日本が世界に誇るべき「紙ジャケ文化」に貢  献したプロダクションに贈られるものです。 Y:えっ、きいてないよ。 W:いいの。だってほら、さっきジャズ部門のとこでもめたでしょ。去年のジャズ部門賞が  ブルーノートなのに、なぜヘリティッジ・オブ・ジャズが選外になるかって。 S:そうだよ、ヘリティッジ・オブ・ジャズは、プロダクツとしては非常に優秀だと思うよ。 W:いや、ほら、ビクターの場合は、プレスティッジ、リバーサイドを過去に20bitK2で出し  ちゃってるじゃない?プロダクツとしてはしっかりとしてるんだけど、インパクトに欠け  る訳よ。でね、この際だから、ビクターさんにはプレスティッジ、リバーサイドなんかの  名盤とおぼしきものは「限定解除」していただいてですね、常に紙ジャケで生産してほし  い訳ですよ。 A:ブルーノートはどうして入ってんの? W:ブルーノートの場合、去年の7月にRVGシリーズの始まった時、第1期の100枚で終わり  かなと思ってたんだよ。それが今年に入って第2期の100枚に突入した。こうなってく  るファンの欲望は止まらなくなる訳よ。あれも、これもってね。今年はSACDとか、DVD  オーディオとか登場したけど、次世代メディアに向けたのブルーノートサウンドのリファ  レンスがほしい訳よ。だって、RVGがこうだっていえば、ファンはなるほどこうですか  言うしかないもの。 Y:なるほど、ブルーノートに関しては、紙ジャケ文化奨励賞というよりも、レコード芸術功  労賞か何かがふさわしいかもね。 S:ま、もうこの2つはプラケースで出すな、ってことですか。 W:廉価プラケース版ていうのはあってもいいけど、紙ジャケは定期的にアンコールプレスし  てほしいね。なにしろこの2つは別格、ってことで
【足がはやかったで賞】 ユニバーサル・ミュージック(ポリドール)/「スタン・ゲッツ・イン・ストックホルム」(ヴァーヴ 24bitオリジナル・コレクション50 パート2) H:この「飛行機のゲッツ」は足がはやかったねぇ。 S:そうそう、発売前日の段階ですでに品切れ店が出ちゃって、オレなんか都内のレコード店  いくつも回ったもんな。 W:オレも秋葉原の石丸電気レコードセンターの人に紙ジャケ残ってますか?って訪ねたら、  言葉には出さないモノの「あなた何を寝ぼけたこといってんの?発売されたのは1週間前  よ」ってな顔されちゃったよ。 Y:スイング・ジャーナル増刊の「モダン・ジャズ読本2000」の中でも、SJ誌の編集部の人  がプラケースを紙ジャケに交換してもらえないかとレコード会社の担当者にたのんだけど、  ダメだったって出てたね。 W:探検隊にも何件か捜索願いが来て、ボクも1枚だけ見つけだして送ってあげたけど、それ  以降はお目にかかっていない。 A:ゲッツはやっぱり人気あるね。ユニバーサル・ミュージックには、ゲッツ関連のタイトル  を集めた「ヴァーヴ・ゲッツ・コレクション」なんてのをお願いしたいね。 W:「プレイズ」「スイートレイン」「アット・ザ・シュライン」、それから「ゲッツ/ジル  ベルト」など、ヴァーヴの紙ジャケコレクションのパート1で出たタイトルも是非加えて  ほしいね。今となってはどれもレアなものだから。 H:それはまた足がはやそうだなぁ。
【その他の部門】 部門賞:UK COLUMBIA/「COLUMBIA Millennium Edition」 W:BOXや未発表もの、企画物、海外物なんかで印象深かったものってことだけど。 A:今年は海外からの紙ジャケ・インヴェイジョンが目についたね。 S:海外でもZEPやWHOなんかで紙ジャケに注目が集まって、それではじまったんだろうね。 W:ロキシーなんて帯つきだもんね。意識してるよね。 Y:脅威だよ。だって向こうがやったらやっぱりオリジナルじゃない?クリムゾンなんてして  やられたよね。 W:でも完成度としてはまだまだ日本のビクターとかには及びませんな。 A:ツェッペリンのUK紙ジャケとか出たらどうすんの? S:買うよな〜やっぱり A:字が青いだけでも? S:青かったら文句ありません。 W:この人はほっといてあげてください。  でも海外ものは、どれも一長一短だったよね。 H:米CAPITOL/EMIは音とかジャケはいいんだけど、バーコードが許しがたいほどべったり印刷  されていた。ロキシー/フェリーは音はよくなったし、バーコードも日本式に帯で処理して  んだけど、ジャケが...。 Y:Wジャケの両サイドは空いてるし、コーティングされてないし。ロキシーのジャケは完全に  フェリーの作品の一部だからね。手をぬいてはいかんよ。 S:ミレニアムは一時凄い盛り上がって、けっこう熱中して探索した人もいたみたいだけど。 W:結局買って聴いてみたら音は今までのCDといっしょだった。 A:でもこのジャケはやっぱり英盤らしいよ。特にこのコーティングの素晴らしさは日本ものと  は大きく違う。 Y:初版とか限定ものは、とにかくコーティングしちゃうんだよね。イギリスは。 H:YALPLAYは一時ダウンしてたみたいだけど...。 W:ミレニアムのせいだけじゃないだろうけど、でもビックリしただろうね。 S:なんで日本人はみんなMILLENばっか買って、しかもジャケが違うだけで返品するし、って思  ってないかな。 A:僕は念のため、オーダーして、んでオーダーしたら品番とか出ないでタイトルだけになっち  ゃうじゃない?だからサポートに"俺の注文したのは全部ミレニアムコレクションのヤツだか  ら間違えるな"ってメールしたの。 Y:あぁ、賢いね。んで? A:そしたら"おまえの注文したものにミレニアムコレクションというものはない"っていわれて、  自動的にオーダー全部キャンセルされちゃった。 全員:意味ねぇ〜(笑) A:その後がまた大変で、"いや、ミレニアムコレクションていうのはタイトルじゃなくて、品番  がMILLENでジャケがLPのミニチュアになってるヤツだ"って説明して、ようやくわかってもら  えた。 W:ま、とにかく一騒動だったよねぇ。 S:探検隊のサイトで今年の最高アクセス数を記録した日が、ミレニアムコレクションのラインナ  ップがUPされた日だった。 Y:つうことで、出来はともかく今年の話題だったということでミレニアムでしょうかねぇ。 W:そうだね。
【選考を終えて】 W:今年は紙ジャケがけっこう定着してきて、いろいろ出たし、レベルもあがってきたと思うよ。 S:ジャズからロックに移行しつつあるよね。だからマーケットも広がった。 A:なんかレコードコレクター誌の変遷みたいですね。 W:でもロックの紙ジャケはあいかわらずリイシューの意識の低いものが多くて、このへんは米ラ  イノとかレパトワーとかを見習って欲しい気もする。 Y:ライノが紙ジャケでリイシュー始めたらすごそうだよね。 A:アトランティックのJAZZでやってるけど、確かにあれでジャケが日本なみのものだったら  すごいリイシューだよ。 H:でもWジャケの両サイドまで意識するかね。 W:そうそうそれもあって、早く英語サイトなんとかしないとね。海外の方からも要望多いし。 S:多いっつうか、読めないからなんとかしろ、ってほとんどクレームに近いですな。 Y:誰かなんとかしてくれないかなぁ。 W:まぁ来年の探検隊最大の課題ですな。 (了)

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