「メタルボックス」の復刻缶ジャケを見つけたのでオリジナルと比較してみようと思います。 この紙ジャケならぬ缶ジャケは90年にイギリスのVIRGINからリリースされていたもので、 つい最近までそんなものがあろうとはさっぱりしりませんでした。 オリジナルは79年にVIRGINからリリースされたパブリック・イメージ・リミテッド(PIL)の最高傑作。 ちなみにPILとはセックス・ピストルズを脱退(?)したジョン・ライドンが結成したバンドです。 <オリジナル> 79年リリース VIRGIN METAL-1 12インチ45回転で3枚組(英国版のみ) <復刻缶ジャケ> 90年リリース VIRGIN METALCD-1 CD1枚 またLP2枚組の形で3ヶ月後に「セカンド・エディション」として 再発されています(VIRGIN VD2512)。いわゆるこれが通常版です。 日本ではこのLPの形態のみの発売でした。 見てわかるように左がオリジナルです。もはやサビまくっています。 復刻版はこのタイプのCDによくある軽いアルミっぽいものでちょっとテカりすぎの感があります。 ジョン・ライドンがこだわったメタルの重厚な材質は再現されていません。 (なんか重すぎて運送途中にトラックからくずれ落ちたとかという話もありました)。 これが裏ジャケです。まぁ再現されています。 開いた所 もとは12インチ45回転3枚組で円形の紙で仕切られています。 ライナーというか紙切れが1枚入っていまして赤いインクで曲目などが記されています。 発売当時、この12インチ版の音質の凄さはかなり評判になったと記憶しています。 とにかくジャー・ウォブルのベースがすごくて、低音で耳が圧迫されているような感じです。 渋谷陽一さんがFMの番組で「こんなものラジオでかけてダイジョウブでしょうか?」という ようなことをいっていた覚えがあります。 こちらはCDの方で1枚に収録されています。曲順/曲目などはオリジナル通りです。 (「セカンド・エディション」及びそれをCD化したものは若干違います)。 音質的には、やはりアノ強烈な音は再現しきれていませんが、まぁCD1枚で手軽に きけるようになったということで....(手軽にきくような代物ではないのですが、とにかく 重いカンをズルズルとひきずりだして、これまた重いウワブタを開けて聴くのは一種の儀 式のような感じではありました)。 なぜかクレジットの紙は黒で印刷されています。こういうヴァージョンもあったのでしょうか? まぁとにかくこの名作がオリジナルの形に忠実に復刻されたのはいいことだと思います (ちょっと夏バテ気味)。 toppage database
Supported by “アンケートメーカー” |