
すごく寒い夜に猫のヲザワが足の上で寝ているのが重くて邪魔だったので、無理矢理布団につっこんで一緒に寝たらそれ以来毎晩のように布団にやってきてはカリカリとひっかいて入りたがるようになった。それだけではなくて、昼間私がソファにいるときに使っている膝掛けや、丈の長い部屋着の裾なんかもカリカリめくって入りたがる。以前は部屋着の中に入れてやっても狭いところを嫌がってすぐに出てしまっていたのに、自分で入りたがるようになってからは気持ちよさそうに中に収まって眠っている。
この現象はつまり「人間の寝ている布団の中は温かい」という経験から、膝掛けと部屋着は布団の仲間だと猫なりに認識し「たぶんこの中も(ただ人間の膝に載るより)温かい」と判断した、ということだ。そう解釈して、猫も後天的な学習から世の中の事物をカテゴリー分けすることができるんだなと感心していたのだが、もっと単純に「人間の前でカリカリひっかく→温かくなる」という学習をした可能性もあると思い当たった。ヲザワの学習能力ならそっちの方が妥当な気がする。ああがっかり。
追伸迎えるのを断念した子猫は、まもなく新しい里親が見つかったと連絡がありました。今はヲザワにワクチンを接種し、別の子猫を迎える準備をすすめているところです。獣医さんから話を聞いたときは、風邪引きの猫は無理!という気分でしたが、その後病気のリスクはある程度引き受けなければいけないと腹を決めました(もちろん、先住猫に予防策は講じた上で、ですが)。どんな出会いがあるのか、楽しみです。
2010年2月8日号掲載 ▲
