朝焼け


 時間を座布団のように
 おしりの下にしいて
 時の流れにのって
 足りない椅子にすわる

 夜がこわいのは
 すぎさったけど
 朝が美しいのは
 母のような おひさまのちから

 居場所がわるいなら
 路を変えてしまおう
 電源を切ったら
 鳥とともに泣き
 鳥とともに歌え
 高らかにうたえ

 くすんだまなこと
 あの空をこえ
2010年2月1日号掲載

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風船は3000mも飛んで
散り散りになるんだって
ならば、わたしは飛ぶより
赤い風船になって
すべてをありのまま
すべてをあたりまえに
愛す
 
ゆるやかな上昇と下降のあいまに
p r o f i l e