♪01
La Valse Des
Ames Perdues / Isabelle Antena
イザベル・アンテナはベルギーのレーベル Les Disques des Crepuscule の看板だった。クレプスキュールをネオアカのレーベルと世界に認知させたミュージシャンだが。
あまりにもオシャレすぎてぼくはあまり好きではない。だがCDを昔1枚買った。使える曲がないかと聞き直していたら、この曲は適度な重さがあって良いと思った。
♪02
Queremos Paz
/ Gotan Project
前述。
♪ 03
Persian Love
/ Holger Czukay
Holger Czukay のこの曲は、Moviesというアルバムに入っていて、このアルバムは日本でも結構売れたと思う。確かCMにも使われた。Holger
Czukay という人は短波ラジオマニアで、短波ラジオを自分の楽器と呼ぶくらい。この曲でも中近東の短波ラジオで録音した曲を使っている。つまりサンプリングのはしりであったわけ。当時はサンプリングマシンがなかったので全部手作業でおこなっている。美しい曲だ。
♪ 04
Casablanca
Moon / Slapp Happy
ボーカルのダグマー・クラウゼと、アンソニー・ムーア、ピーター・ブレグバッドのトリオ。この曲は彼らの代表作。セカンドアルバム
Casablanc Moon から。ファーストアルバム Sort of が最近紙ジャケで再発された。なお、セカンドアルバムとサードの
Desperate Straightが1枚のCDとなって出ている。廉価版でお得。その後、スラップハッピーは、フリーミュージックのバンド
Henry Cow と一体化し、Art Bears となる。
♪ 05
HAT DANCE / Mute
Beat
こだま和文のバンド Mute Beat。
♪ 06
Through Me
- Fast / Double Maffled Dolphin
前述。前回と同じアルバムから。
♪07
Deep Time /
Cabaret Voltaire
前回と同じく、Plasticity から。
♪08
Un Voile Blanc
/ Klimperei
前回と同じアルバムから。
♪09
No Testament
/ Wim Mertens
ウィム・メルテンは現代音楽の作家だが、とてもポップなので気持ちが良い。
♪ 10
Staralfur /
Sigur Ros
シガー・ロスのセカンドアルバムから。彼らはアイスランド語を使うので、アルバム名を表記できない(!)
♪ 11
Mantra / Asana
1 : Soul Practice
これは Meta
Records というレーベルのオムニバスアルバムから。Bill Laswell が主要な役割を果たしているらしい。詳しいことは分からないのだが。たまたま見つめたメタカタログというアルバムから。ビル・ラズウェルはかつて
Material というバンドをやっていたニューヨークのミュージシャン。ジャー・ウォーブルも参加している。マントラっぽい。エスニック。
♪12
Help Me Somebody
/ Brian Eno & David Bryne
エスニックつながりで次はこれを。
イーノとバーンのコラボアルバム My Life of The Bush of Ghosts から。
牧師さんの説教をボーカルとしてサンプリングしている。Holger Czukay と並んで、イーノは偉大な先覚者だと思う。
♪13
Tascel 7 /
Arovane
ロンドンのラフトレードで買ってきた Rough Trade Shop : Electronics というラフトレードのオムニバスから。
♪14
Souvenior De
China / Jean Michel Jarre
フランスのコンピュータ音楽の大家、ジャン・ミッシェル・ジャール。彼の中国でのライブ、Live in Chinaから。1970年代から彼は活躍していた。1982年頃ぼくは彼のアルバムを友人から聴かせてもらったことがあるが、当時古くさいなと感じてあまり聴かなかった。つまり1982年頃でさえすでに先端ではなかったのである。しかしその後このアルバムを別の友人からテープにダビングしたものをもらい聴いたところその素晴らしさに気づいた。いまいろいろと聞き直してみるとやはりこのライブは出色。スタジオ録音にはない、ライブゆえの躍動感がある。この曲はアルバム最後の曲。中国語で「再見」
という子供の声が入っている。DJの最後の曲にぴったりではないか。
レコードは2枚組。このアルバムもCD化されているが、レコードと同じく2枚組になっているものと、1枚に収められているものがある。1枚に入りきるんならその方が聴くのに便利だと思うけど。
2006年1月16日号掲載
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