p r o f i l e

 

 前回 Afro Celt Sound System をかけたと書いたが、あれは間違いで、あの日はかけようとしたのだが、かけられなかったのだった。アストロラウンジのCDJの2台のうち1台が調子悪くて、ときどきコピーCDを認識しなくなるときがあって、それでかけられなかったのだ。代わりに Jean Michel Jarre の Les Chants Magnetiques Part 4 をレコードでかけたんだと思う。訂正します。

 次のリストは2006年5月30日のもの。


01
Lovers of Light / Afro Celt Sound System
というわけで、Afro Celt をかけたのはこの回が初めて。説明は前回書いたので省略する。

アフリカのリズムを取り入れるのは多くのミュージシャンがやっていること。
それにケルトの音楽を融合させたのは彼らのアイディアだが、これがよく合う。

もちろん中近東の音楽を取り入れる人も多い。しかし日本の演歌をエレクトロニクスに取り入れている人は未だいないような気がする。誰か、やってくれないかな。

02
Heaven / Moby
Moby の Ambient(1993年)というアルバムから。その名の通りアンビエント。

03
Behind the Mask / YMO (The Orbital Remx)


HI TECH/NO CRIME(1992年)というYMOのリミックスアルバムから。YMOのリミックスはいろいろ出ているが、これはその中でも優れたものではないかと思う。

Orbitalのリミックスは秀逸。その他には、 Mark Gamble, The Shamen, The Altern 8, 808 State, LFO, Robert Gordon, Graham Masseyなどがリミックスをやっている。

04
Pathfinder (Album verssion) / Sven Vath
石野卓球のワイヤーに登場していた Sven Vath。 Contact(2000年)というアルバムから。いかにも卓球好みのテクノ、という感じ。

05
Here She Comes / Slowdive
Slowdive をかけるのは初めてか。Souvlaki(1993年)というアルバムから。
コクトートゥインズあたりに通じる感じ。シューゲイザーと言ってもいいか。
わたしは最初シューゲイザーという言葉をいろいろなところで見るが、これはどういう意味かと友人のアメリカ人DJクリス・ヘイルに聞いたら、分からないと言う。そこで調べてみたら、下を向いてギターをかき鳴らすスタイルとあった。英語では、shoe gazer、つまり「靴を見る人」という意味。下を向いているってことですね。

ディスコグラフィーは、Just for a Day(1991年)、Souvlaki(1993年)、Pigmallion(1995年)の3枚のアルバム、とシングル。1枚目と2枚目は持っているが、2枚目のこのアルバムの方が断然良い。耽美的。

06
The Hidden Camera / Photek
フォテックと言えば、ドラムンベースの代表格。これは、 Modus Operandi(1997年)というアルバムから。ドラムンベースは早いBPMを特徴とするスタイル。実を言うとわたしは、ドラムンベース、あまり好きじゃないンだけど。

ディスコグラフィーは次の通り。

1997年 Risc vs Reward
1997年 Modus Operandi
1998年 Form & Function
2000年 Solari
2006年 Form & Function Vol.2

07
Visit Me / Electronic
前回もかけたエレクトロニック。これはセカンドアルバムRaise the Pressure(1996年)から。

08
Husty Boom Alert / μ-ziq
よくリミックスで見かける μ-ziqを買ってみた。ちなみに彼の名は表記しにくい。読み方は、ミュージークと読む。なお、彼は幾つかの名を使っているらしい。本名は、Mike Paradinas。

この曲は、 Lunatic Harness(1997年)というアルバムから。ちょっとドラムンベース。

09
Naked Rain / Ellen Allien
エレン・エイリアンについては何度もかけているので、説明省略。この曲は、Thrills(2005年)というアルバムから。ミックスアルバムも多く手がけている。

彼女は自分のレーベルを持っていて、それが BPitch Control というレーベル。彼女はこのレーベルからつねにリリースしている。つまりメジャーレーベルにはいまだに属していないということだ。それが彼女の姿勢らしい。

10
Please Sing My Spring Reverb / Mum
Please Smile My Noise Bleed という Mum のリミックスアルバムから。CDにはどこを探してもリリース年が書いてないが、ネットで調べると、2001年らしい。3曲の新曲とリミックスで構成されている。
彼らにはどれほど賞賛の言葉を贈ろうと足りないくらいだ。

11
Theme 2 A2 / Psychic TV
Themes 2(1984年)というアルバムから。デレク・ジャーマンのビデオのための音楽だと書いてある。聞きにくいが、最後の曲だけは聴きやすい。静かなギター。ちょっと、ドゥルッティ・コラムみたいだ。


2006年10月23日号掲載

▲このページの先頭へ