♪01
Source / Ultramarine
ウルトラマリンは、何度もかけているので、説明省略。United Kingdom(1993年)というアルバムから。
♪02
Eireann / Afro Celt Sound System
前回からかけ始めたアフロケルトサウンドシステム。セカンドアルバムVolume 2: Release(1999年)から。彼らは全く素人くさくない。非常に玄人くさいバンドである。以前にも書いたことがあるが、パンクの精神は素人くささにあったわけだから、そういう意味ではパンクの系譜に連なるバンドではない。
むしろスケールが大きい感じ。
♪03
The Sign / Ken Ishii
ケン・イシイをかけるのは今回が初めて。石野卓球と並び、世界に名の通る日本のテクノミュージシャンである。しかし実はわたしはケン・イシイが苦手である。たまたま家の近くの中古CD屋で見かけたCDを買った。それは、Jelly
Tone(1995年)というアルバム。そのアルバムからの1曲。フルアルバムとしてはファーストにあたる。それ以前には数枚シングルがあるはずだ。
シングルでのデビューは1993年。多くのレビューが鮮烈なデビューだったと書いている。この年には、The Garden of
the Palmという2枚組シングルを出している。 これをデビューアルバムと数える人もいる。 すると、Jelly Tone
はセカンドアルバムという数え方になる、プロモーションビデオは、アニメーション『AKIRA』のクリエーター森本晃司によるもので、ジャケットには大友克洋の絵が使われている。ライナーノーツには森本晃司、大友克洋もコメントを寄せている。
この曲は、ケン・イシイには珍しく叙情的なメロディラインがあり、それが硬質のビートの上で舞うという感じ。
♪04
balance / Sunahara Yoshinori
何度かかけている砂原良徳。LOVEBEAT(2001年)から。彼のアルバムの中ではこれが一番好き。
♪05
Session Plate / Twilight Circus Dub Sound
System
4月に1回かけたTwilight Circus Dub Sound System。前回同様、The Essential
Collection(2002年)というベスト盤から。
♪06
Religion I / PIL
この間、The Doors のボーカリスト Jim Morrison の朗読を使った。しかしつなぎを失敗したのでもう一度チャレンジした。
これは、Public Image Limitedのファーストアルバム、Public Image Limited(1979年)から。この曲はアルバムに2曲(?)あり、Religion
IとReligion II となっているが、I は、ボーカルのジョン・ライドンが曲なしで詩を朗読している。II はそれに曲がついて歌っている。ここでは
I の方、つまり朗読編を使った。内容は教会をおちょくる激しい内容だが、朗読スタイルは古典的なもので、朗々としている。
♪07
Last Words / 23 Skidoo
わたしはこのバンドに関する知識がほとんどない。インダストリアルに分類されているらしいが。ラフトレードが編集した Rough
Trade Shops : Post Punk 01(2003年)という2枚組のコンピレーションアルバムからかけている。
イギリスのバンドである。この曲のプロデュースは Cabaret Voltaire がやっているようだ。最初は7インチシングルでリリースされたようだ。リリースはたぶん1980年。
ラフトレードのコンピレーションは何種類も出ているが、貴重な音源が収録されており、買えるうちに買っておいた方がいいと思う。わたしは少しずつ買いためている。
♪08
Twist / Underworld
何度もかけている Underworld 。この曲は A Hundred Days Off (2002年)から。このアルバムは、いまのところ彼らの最高傑作だと思う。
♪09
The Lacemaker / This Mortal Coil
4AD レーベルの社長、アイヴォ・ワッツ・ラッセルの発案になる、所属アーティストによる、セッションプロジェクトが This
Mortal Coil 。3枚のアルバムがある。It'll End In Tears (1984年)、Filigree
& Shadow (1986年)、Blood (1991年)。中心メンバーは Cocteau Twins である。
この曲は、3枚目の Blood から。耽美的。
1994年頃だろうか、初めてアメリカに行った時CDショップで店員に This Mortal Coilが欲しいンだけどと言ったら、そのプロジェクト名を知らなかった。4ADはイギリスだからかなあ。でも、今はアメリカ人でも
This Mortal Coil を知る人は多いように思う。少なくとも日本人よりは。
♪10
Vicious Steak / New Order
ニューオーダーのアルバム、Get Ready (2001年)から。
彼らのDVD、Finsbury Park 9th June 02 New Oder 511 のタイトル画面にこの曲のイントロが繰り返し流れる。
♪11
Arp / Moby
モービーをかけるのは3回目か。Bodyrock(1999年)というシングルから。
わたしは「モービー臭さ」というものが存在すると思っている。そしてあまりそれがわたしは好きではない。この曲は前半と後半で雰囲気が変わる。後半になるとやたらモービー臭さが全面に出てしまうのだ。だからDJの時は前半だけしかかけなかった。
♪12
Papa Semplitita Ending Theme / Takkyu Ishino
石野卓球が、シティボーイズのサントラとして作った Papa Semplitita(2003年)のエンディング。メインテーマとエンディングテーマはさすがという出来合い。メインの方がテンポが早く、エンディングテーマの方はスロー。
2006年10月30日号掲載
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