99年に7月にユニバーサルの傘下に入ったポリドール。 この間世界的にポリグラムになったと思ったら今度はMCA傘 下になってしまったので、MCAビクターとカタログを共有す る大レコード会社となってしまった。 しかも販売はビクター・エンタティメント。まさに隔世の感。 呉越同舟とはいいすぎだろうか。 とゆうことで我々のデータベースも大混乱。 とりあえず品番の頭に"U"がつくようになった2000年秋以降の ものは新たにユニバーサル・ミュージックのデータベースにい れることにした。ご了承ください。
ストレンジ・デイズ・プレゼンツ ブリティッシュ・ロック・レジェンド・シリーズ 2000/12/27リリース 各\2039 12W |
00/12 ROCK FANTASY PART1 UICY9028 ジェントル・ジャイアント/ジェントル・ジャイアント UICY9029 ジェントル・ジャイアント/オクトパス UICY9030 テューダー・ロッジ/テューダー・ロッジ(写真) UICY9031 グレィヴィ・トレイン/ア・バラード・オブ・ア・ピースフル・マン UICY9032 グレイシャス/グレイシャス UICY9033 メロウ・キャンドル/抱擁の歌 UICY9034 トム・ニューマン/妖精交響曲 UICY9035 T.2/イットル・オール・ワーク・イン・ブームランド UICY9036 イースト・オブ・エデン/世界の投影 UICY9037 カーン/宇宙の船乗り UICY9038 ムーディー・ブルース/童夢 UICY9039 ムーディー・ブルース/セヴンス・ソジャーン 旧ポリグラム2、キティ編のヴァーティゴへ シリーズ評価 5 GREAT! 今度こそ、特典ではなく、最初から紙ジャケでの発売だ!今年出た中でも1.2を争ういい出来では ないかと思います。 それではシリーズ全体から見ていきましょう。 タイトルによって厚紙と薄紙を使い分ける芸の細かさ。 レーベルも復刻され、もちろんヴァーティゴの渦巻きも!感動的です。 またヴァーティゴは渦巻きインナーバッグも再現されています。 透明フィルムのついたダイカット(くりぬき型)ではないのですが、この値段でそこまでのぞむ のは贅沢というものでしょう。 紙ジャケには珍しく背表紙も大体再現されています。 リマスターのクレジットはなく、前のCDよりちょっと音が大きくなったくらいの印象です。で も、十分です。聴けるだけでありがたいタイトルばかりですし。 続いて各タイトル。 ・チューダーロッジ ポスタースリーヴ、テクスチャーとも再現。この樹木系テクスチャー、よく再現したなぁ、って 感じ。かなり無理を感じさせるところが、また意気込みが感じられて素晴らしいです。内容的に も買って損のない1枚。 ・グレイシャス つぶつぶの再現はやはりならず。ひび割れ風テクスチャーで代用している。それはそれでいいの だけど、なんかそういうことって解説に書いて欲しい気もします<本来はキモ悪いつぶつぶの紙 なんですが、今回はひびわれ風で復刻してみました>とか。余計なことは書かない、レコード会 社の伝統か? ・メロウ・キャンドル デッカ/デラム系で何故かこれだけ、背表紙の復刻が不十分です。気になったのは内ジャケのおね えさんの目が青くないこと。かつては本物と偽物を判別するのにこのおねえさんの目の色を見ろ、 といわれていたことがありまして(一部のみ?)、それがトラウマとなっているのかどうも気に なります。本物は10万以上するもので、もちろん探検隊も持ってません。だからはっきりとはい えないんですけどね。 →左が紙ジャケ 内容は文句なしの名盤。 ・イースト・オブ・エデン どうやらこれは再発ジャケを復刻しているようです。 表のデッカロゴの位置と色、タイトルの字体と大きさが違います。写真のトリミングも違います。 表のみコーティングというのは再現されています。しかしストーンズでおなじみのデッカのモノ /ステレオ切り替え窓、それに伴う赤/青インナーは再現されていません。 背にTREASURY OF BRITISH ROCKの文字があることから、やはり再発盤の再現? ・カーン これも背にTREASURY OF BRITISH ROCKの文字があるので再発盤の復刻かもしれません。よく わかりません。誰か知っている方、教えてくださ〜い。 ・トム・ニューマン 美麗リバーシブルジャケ(裏返せるのだ!)が再現されています。 背表紙も完璧。レーベルも完全復刻。オススメです。 しかし、こんなタイトルの数々、ストレンジ・デイズという雑誌がなければ紙ジャケで復刻され ることはなかったでしょう。ストレンジ・デイズさん、ありがとう。がんばってください。我々 も毎月買ってま〜す。 苦言をいえばシリーズ名称が長すぎてなんだかわからないこと。 ストレンジ・デイズ・プレゼンツ/ブリティッシュ・ロック・レジェンド・シリーズ ROCK FANTASY PART1(ファンタジー・ロックとも書いてある。一体どっちだ!)。 PART2(なんの?)も予定されているようなので、まとめて検証したいと思ってま〜す。 シリーズで1枚 この紙ジャケだとチューダー・ロッジは買っておくべきだと思います。 我々はもちろん全部買いました。 レア度(00/12) できれがよければこんなマニアックなタイトルでも売れるのでしょうか? 注目してみたいと思ってます。(s) ・2001/3/28 ストレンジ・デイズ・プレゼンツ第2回 10W 各¥2039 UICY9044 ドクターZ/スリー・パート・トゥ・マイ・ソウル(4/25)(写真) UICY9045 キャメル/スノー・グース UICY9046 キャメル/ムーン・マッドネス「月夜の幻想曲」 UICY9047 バークレー・ジェームス・ハーヴェスト/宇宙の子供 UICY9048 バークレー・ジェームス・ハーヴェスト/神話の中の亡霊(4/18) UICY9049 リーフ・ハウンド/グロワーズ・オブ・マッシュルーム(発売無期延期....6/27→7/27→発売中止) UICY9050 ファンタジー/ペイント・ア・ピクチャー(4/25) UICY9051 クレシダ/アサイラム UICY9052 クリア・ブルー・スカイ UICY9053 スティル・ライフ 第2弾登場! ねらいはVERTIGO関係とリーフ・ハウンドか?(なのだが延期でした)。 噂されていたDr.Zも登場!よくぞつくった観音開き。素晴らしいです。 「神話の中の亡霊」は変形ジャケではなかったのか?との指摘あり(謎)。 ・2001/6/13 ストレンジ・デイズ・プレゼンツ第3回 13W 各¥2039 UICY9054 フレイミング・ユース/アーク2→発売延期6/27→7/18→7/25→7/27→8/29→9/21→...→12/19→発売中止? UICY9055 スタックリッジ UICY9056 スタックリッジ/フレンドリネス UICY9057 スタックリッジ/山高帽の男(写真) UICY9058 キャラバン/グレイとピンクの地 UICY9059 キャラバン/ウォータールー・リリー UICY9060 キャラバン/夜ごと太る女のために UICY9061 ダリル・ウェイ&ウルフ UICY9062 ジャイルス・ジャイルス&フリップ+15→発売延期7/18→+5で7/25発売 UICY9063 ダリル・ウェイ&ウルフ/サテュレーション・ポイント(飽和点) 6/21 UICY9065 キャラバン登場 UICY9066 キャラバン&ニューシンフォニア(ライブ) UICY9067 キャラバン/ロッキン・コンチェルト フレイミング・ユースはステンドグラス付き!なのでそれ故、発売延期か?→延期でした。 ついでにGGFも延期。 キャラバンは昨年のリマスターを日本のみ紙ジャケで忠実に再現、しかし(英文ブックレット もいれているせいなのか)見開きの両サイドが開いているとの疑惑あり。 →オリジナル盤を確認したところ、パカっと開いていました。紙ジャケで正しいようです。 GGFは7/25に発売されましたが、ボーナスは+15ではありませんでした。 ちなみに裏のDECCA窓は開いていませんでした。 ・2001/11/7 ストレンジ・デイズ・プレゼンツ イタリアン・ロック・レジェンド・シリーズ 12W ¥2039 UICY9111 デ・デ・リンド/流離人(さすらいびと)→(中止) UICY9112 ジャンボ→(延期12/5?→中止) UICY9113 ジャンボ/DNA UICY9114 ジャンボ/18歳未満禁止 UICY9115 レ・オルメ/包帯の男 UICY9116 レ・オルメ/フェローナとソローナの伝説 UICY9117 ロカンタ・デッレ・ファーテ/妖精+2 UICY9118 イル・バレット・ディ・ブロンゾ/YS(イプシロン・エッセ) UICY9119 ラッテ・エ・ミエーレ/受難劇+1(写真) UICY9120 ラッテ・エ・ミエーレ/パピヨン+1 UICY9121 イビス/サン・シュプリーム UICY9122 イビス+1 デジタル・リマスター。ブリティッシュ編につづいてイタリア編の登場です。 今年がイタリア年だからかな。ジャーマン編はまだかいな。 とりあえずほとんど知りません。すいません。 レ・オルメと受難劇くらいかなぁ、聴いたことあるの。 伊AKARMAとイタリアン紙ジャケ対決だ!→当然圧勝しております。 イタリアンに関しては私たちはお手上げ状態。ジャケの再現度はどうなんでしょうか? (イプシロン・エッセは帯に書いていないブックレットがついていて得した気分でした) ・2001/12/12.21.02/1/23 ストレンジ・デイズ・プレゼンツ・ブリティッシュ・ロック・レジェンド・シリーズ〜モダン・ポップ編 13W \2039/w\3301 ゴドレイ&クレーム 日本初CD化→12/21 UICY9170/1ギズモ・ファンタジア UICY9172 L 10cc 1996リマスター UICY9173 オリジナル・サウンドトラック+2(写真) UICY9174 びっくり電話+1 UICY9175 愛ゆえに+3 UICY9176 ブラディ・ツーリスト+1 スパークス 1994リマスター UICY9177 キモノ・マイ・ハウス→12/21 UICY9178 恋の自己顕示→12/21 UICY9179 スパーク・ショー→12/21 UICY9180 ビッグ・ビート→1/23 バグルズ 1999リマスター UICY9181 プラスティックの中の未来+3 ルイス・フューレイ 日本初CD化 UICY9182 ルイス・フューレイ UICY9183 ザ・ヒューマー・オブ・ルイス・フューレイ 10CCは96リマスターの模様。「オリジナル・サウンドトラック」はヒプノシスのオリジナル・ コンセプト通り穴あきジャケになるといいなぁ(無理かなぁ)。→やはり無理でした。 だけど、センターのガンマンはオリジナル通り、そこだけ光沢仕上げ(ちょっとずれてるけ ど)。いや、いい復刻ぶりです。ただ、この英オリジナル盤は非常に原盤衝撃度が高く、有名 な「アイム・ノット・イン・ラブ」のコーラスはまるで宇宙船の冷凍睡眠カプセルに包み込ま れるようなのです。興味のある方は一度体験してみてください。 また「びっくり電話」の”ハウ・デア・ユー”は96年の下世話じゃないMIXのままです。 そしてこのシリーズの白眉は日本初CD化となるギズモちゃん!(輸入盤解説つきはありまし たね)。ビートルズの実験おあそび精神をうけつぐプログレ・ポップの最高峰がな〜ぜ今まで って感じですが、ま、こんなちゃんとした形で出たのだからよしとしましょ。 英オリジナルMERCURY CONS017(9199062/4)との記念写真です。ゴールドエンボスの文字もきま ってます。 開いてみましょう。紙ジャケはCD2枚組。LPは3枚なのでちょっと流れがへんですが、ぜ いたくというもんでしょう。なのでレーベルはちょっとさびしい色味です。 またブックレットの表紙のゴールドエンボス文字は復刻されていません。 音はね、けっこうイケてますよ。う〜んでもCD2枚だと聴きやすいなぁ。 そして日本版LPギズモはどうだったのか? バッチさんの比較検証へ また、ルイス・フューレイは隠れファン多し。隊員Yもキャロル・ロールとのコンビは大好きな んだそうです。 しかしだ、待ちに待ったフレイミング・ユースがやはり発売中止のようである。しょうがないか らノイさん所有のオリジナルFONTANA盤でも観て、気を沈めましょう。 ああ、残念。 2002/3/27→4/10→6/5→6/26 キャメル&キャラバン編 5W ¥2039/w¥3301 6/26 キャメル UICY9204 キャメル・ファーストアルバム+3 UICY9205 ミラージュ(蜃気楼)+4 UICY9206/7ライブ・ファンタジア+8 3/27 UICY9208 キャラヴァン・ファースト・アルバム〜コンプリート・エディション(写真 ユニオン特典帯付き) リマスター! 他にキャラヴァンの2枚組ライヴ(1974 LP時代にドイツとフランスのみで発売)、 また両バンドの新ベストも発売されます。 キャラヴァンのファーストはモノ/ステレオ収録です! で、このモノミックスがすごい!ステレオミックスがヘンに聞こえるほどです。 (きっと、これもメンバーはモノミックスしか聴いてないんだろ〜な〜) →すいません、ライブは2枚組ライブをCD1枚にした、の間違いです。 キャメルは2転3転したあげくにようやく6/26に発売されました。 どうもボーナス仕様で英米と違ってしまって時間がかかったという話も。 で、以前の日本ポリドールCDがとてもひどい音だったライブですが、 (なにやらドイツ盤はよかったらしい) 今回もあまりよくないみたいで薄っぺらな音に仕上がっています(シクシク)。 2002/4/24 ムーディ・ブルース&ストローブス編 7W ¥2039 ムーディ・ブルース(1997リマスター) UICY9210 デイズ・オブ・フューチャー・パスト UICY9211 失われたコードを求めて UICY9212 夢幻 UICY9213 子どもたちの子どもたちの子どもたちへ UICY9214 クェスチョン・オブ・バランス ストローブス(1998リマスター) UICY9215 バースティング・アット・ザ・シームズ+3 UICY9216 ヒーロー・アンド・ヒロイン+2
EAST WIND MASTERPIECE 2000 イースト・ウィンド・レーベル創立25周年記念 2000/11、12、2001/1 各\1,905(UCCJ4001のみ\2,427)(税抜) |
2000年6月に発売された富樫雅彦の3Wを第1回とし、2000年11月 10W、12月10W、2001年1月10Wで、計33Wがリリースされる。 第2回はザ・グレイト・ジャズ・トリオ関連が10W揃う。 旧ポリグラム98年のイーストウィンドへ 第1回 富樫雅彦編及び評価へ 第2回 2000/11/29リリース 各\1,905(UCCJ4001のみ\2,427)(税抜)10W UCCJ4001 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/ヴィレッジ・ヴァンガード・ アゲイン UCCJ4002 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/ラヴ・フォー・セール UCCJ4003 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/アット・ザ・ヴィレッジ・ ヴァンガード(写真) UCCJ4004 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/アット・ザ・ヴィレッジ・ ヴァンガードVOL.2 UCCJ4005 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/KJLH UCCJ4006 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/ダイレクト・フロム・LA UCCJ4007 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/マイルストーンズ UCCJ4008 渡辺貞夫・ウィズ・ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/アイム・ オールド・ファッション UCCJ4009 ジャッキーマクリーン・ウィズ・ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/ ニュー・ワイン・イン・オールド・ボトルズ UCCJ4010 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/ザ・グレイト・トーキョー・ ミーティング 第3回 2000/12/20リリース 各\1,905(税抜)10W UCCJ4011 ジョー・サンプル、レイ・ブラウン、シェリー・マン/ ザ・スリー・コンプリート UCCJ4012 アン・バートン/バイ・マイセルフ・アローン UCCJ4013 シーラ・ジョーダン/コンファメーション UCCJ4014 レインボー/クリスタル・グリーン UCCJ4015 シーラ・ジョーダン、シダー・ウォルトン、サム・ジョーンズ、 ビリー・ヒギンズ、レイ・ブラウン/ザ・ペンタゴン UCCJ4016 ハンク・ジョーンズ・トリオ/ハンキー・パンキー UCCJ4017 アート・ファーマー/イエスタディズ・ソウツ UCCJ4018 アル・ヘイグ/デューク&バード UCCJ4019 アンドリュー・ヒル/オマージュ UCCJ4020 ロニー・マシューズ/トリップ・トゥ・ジ・オリエント 第4回 2001/1/25リリース 各\1,905(税抜)10W UCCJ4021 渡辺貞夫/パモジャ UCCJ4022 渡辺貞夫/渡辺貞夫リサイタル UCCJ4023 日野皓正/スピーク・トゥ・ロンリネス UCCJ4024 日野皓正ライブ・イン・ネムロ/ホイール・ストーン(車石) UCCJ4025 大野俊三/サムシング・カミング UCCJ4026 本田竹曠/サラーム・サラーム UCCJ4027 峰厚介/アウト・オブ・ケイオス UCCJ4028 増尾好秋/サリバン・ストリート UCCJ4029 川崎燎/プリズム UCCJ4030 山本剛/ライフ
イースト・ウィンド・マスターピース・コンプリート・コレクション 2002/9,10,11,12 リリース \1429 72W |
EAST WINDレーベルの主要作を、紙ジャケでリイシューするシリー ズ。 このEAST WINDレーベルは、過去3回にわたって紙ジャケ化されて いる。1回目は、98年12月にポリドール(当時)から10W、2 回目以降ユニバーサルに移り、2000年6月に富樫雅彦関連3W、 3回目は、2000年11、12月に33Wが発売され、これまで計 46Wが紙ジャケで出ていることになる。 今回は、既に紙ジャケ化されているタイトルを含め、計72Wが、 2002年9月〜12月の4回にわけてリリースされる。 従来の紙ジャケは、24ビット/96kHzレインボーリマスタリン グということだったが、今回は、1ビットDSDマスタリング方式で リマスターされている。 実際は、それほど劇的な変化はないので、以下のリストに初紙ジャケ かどうかを明記しておくので、それを参考にして購入してほしい。 (もちろん、レインボー方式と、1ビットDSD方式の違いを自分の 耳で確かめるのもよいだろう。) シリーズ評価3 NORMAL 今回は、リイシュー・スタッフやリマスタリング方式が明記され、 安心感がある。また、98年に紙ジャケ化された時は2243円 (税抜)、00年には1905円だったが、今回は2度目の紙ジャケ ということも意識してか、1429円と買いやすい価格になったこと は歓迎したい。 過去3回は、タイトル数がまとまらず、シリーズ商品としてのプ ロモーションが行き届かない面もあったが、今回は、72Wと数 がまとまったので、レコード店の棚に埋もれることもないのでは ないか。(余計なお世話っすか?) シリーズで1枚 過去3回を買い逃した方は、下のリストの中から、初紙ジャケ化 以外のものから選んでみるのもよいと思います。 第1回は、レインボーもよいでしょうが、もしも富樫雅彦のスピ リチュアル・ネイチャーや、ソング・フォー・マイセルフを聴い たことがないというならば、是非聴いてみていただきたい作品で す。それから、レーベル名にもなった菊池雅章のイースト・ウィ ンドも。 第2回は、渡辺貞夫の2枚のほか、増尾好秋のサリヴァン・スト リートをおすすめしておきます。 第3回は、グレート・ジャズ・トリオのヴィレッジ・ヴァンガー ド。 第4回はLAフォアのなき王女のパヴァーヌ、ローリンド・アル メイダのアランフェス協奏曲のほか、レニー・トリスターノのメ エルストルム渦にも注目したいところ。 レア度(02年12月) 一挙に沢山でたせいか、まだ大丈夫です。(W) 第1回 2002/9/25 20W UCCJ9001 レインボー/クリスタル・グリーン UCCJ9002 菊地雅章/イースト・ウィンド UCCJ9003 ダラー・ブランド/アフリカン・ブリーズ(※初紙ジャケ化) UCCJ9004 アン・バートン/バイ・マイセルフ・アローン[+2] UCCJ9005 峰厚介/アウト・オブ・ケイオス UCCJ9006 益田幹夫/トレイス(※初紙ジャケ化) UCCJ9007 本田竹曠/サラーム・サラーム UCCJ9008 富樫雅彦/ソング・フォー・マイセルフ UCCJ9009 富樫雅彦/スピリチュアル・ネイチャー(写真) UCCJ9010 富樫雅彦/リングス UCCJ9011 日野皓正/スピーク・トゥ・ロンリネス UCCJ9012 日野皓正/ライヴ・イン・コンサート UCCJ9013 大野俊三/サムシングズ・カミング UCCJ9014 シダー・ウォルトン/ピット・イン UCCJ9015 サム・ジョーンズ/セヴン・マインズ(※初紙ジャケ化) UCCJ9016 アート・ファーマー/トゥ・デューク・ウィズ・ラヴ(※初紙ジャケ化) UCCJ9017 オリヴァー・ネルソン/ストールン・モーメンツ UCCJ9018 エア・ポケット/フライ・オン(※初紙ジャケ化) UCCJ9019 アンドリュー・ヒル/オマージュ UCCJ9020 ロニー・マシューズ/トリップ・トゥ・ジ・オリエント 第2回 2002/10/23 20W UCCJ9021 ハンク・ジョーンズ/ハンキー・パンキー UCCJ9022 渡辺貞夫ウィズ・ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/アイム・オールド・ファッション(写真) UCCJ9023 渡辺貞夫/パモジャ UCCJ9024 川崎燎/プリズム UCCJ9025 川崎燎/エイト・マイル・ロード(※初紙ジャケ化) UCCJ9026 峰厚介/ソリッド(※初紙ジャケ化) UCCJ9027 峰厚介/サンシャワー(※初紙ジャケ化) UCCJ9028 山本剛トリオ/ダフード(※初紙ジャケ化) UCCJ9029 益田幹夫/ミッキーズ・マウス(※初紙ジャケ化) UCCJ9030 増尾好秋/111サリヴァン・ストリート UCCJ9031 大野俊三/バブルズ(※初紙ジャケ化) UCCJ9032 アート・ファーマー/イエスタデイズ・ソウツ UCCJ9033 ドン・フリードマン/ホープ・フォー・トゥモロウ(※初紙ジャケ化) UCCJ9034 アンドリュー・ヒル/ブルー・ブラック(※初紙ジャケ化) UCCJ9035 アンドリュー・ヒル/ネフェルティティ(※初紙ジャケ化) UCCJ9036 レジー・ルーカス/サヴァイヴァル・シームズ(※初紙ジャケ化) UCCJ9037 ジョー・リー・ウィルソン/ヘイ・ルック・アット・ユー(※初紙ジャケ化) UCCJ9038 シェイラ・ジョーダン/コンファメーション UCCJ9039 ジュニア・マンス/ホリー・ママ(※初紙ジャケ化) UCCJ9040 デッヴィッド・フリードマン/ウィンター・ラヴ、エイプリル・ジョイ(※初紙ジャケ化) 第3回 2002/11/20 16W UCCJ9041 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード(写真) UCCJ9042 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガードVol.2 UCCJ9043 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード・アゲイン UCCJ9044 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/ラヴ・フォー・セール UCCJ9045 渡辺貞夫/渡辺貞夫リサイタル UCCJ9046 菊地雅章=日野皓正/ウイッシズ/東風 UCCJ9047 日野皓正/寿歌(ほうぎうた)(※初紙ジャケ化) UCCJ9048 日野皓正/ホイール・ストーン UCCJ9049 日野皓正/ホイール・ストーンVol.2(※初紙ジャケ化) UCCJ9050 鈴木勲/ヒップ・ダンシン UCCJ9051 山本剛/ライフ UCCJ9052 アート・ファーマー/おもいでの夏 UCCJ9053 アート・ファーマー・クインテット/アット・ブーマーズ UCCJ9054 アート・ファーマー・クインテット/アット・ブーマーズ#2(※初紙ジャケ化) UCCJ9055 ウォルター・ビショップJR./オールドフォークス UCCJ9056 サム・モリソン/砂丘(※初紙ジャケ化) 第4回 2002/12/18 16W UCCJ9057 ジョー・サンプル、レイ・ブラウン、シェリー・マン/ザ・スリー[+6] UCCJ9058 ザ・ペンタゴン/ザ・ペンタゴン UCCJ9059 LAフォア/なき王女のためのパヴァーヌ(写真) UCCJ9060 LAフォア/家路 UCCJ9061 ローリンド・アルメイダ/アランフェス協奏曲(※初紙ジャケ化) UCCJ9062 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/KJLH UCCJ9063 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/ニュー・ワイン・イン・オールド・ボトルズ UCCJ9064 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/マイルストーンズ UCCJ9065 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/ザ・グレイト・トーキョー・ミーティング UCCJ9066 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/ダイレクト・フロムL.A. UCCJ9067 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/チャプターII(※初紙ジャケ化) UCCJ9068 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/モア・オーヴァー(※初紙ジャケ化) UCCJ9069 アル・ヘイグ/デューク&バード UCCJ9070 アル・ヘイグ/チェルシー・ブリッジ(※初紙ジャケ化) UCCJ9071 ヒューバート・イーヴス/エソテリック・ファンク(※初紙ジャケ化) UCCJ9072 レニー・トリスターノ/メエルストルムの渦(※初紙ジャケ化)
MPS 24bit Most Perfect Sound edition 2000/10,11リリース 各\1748 30W |
10/25 1回目15W オスカー・ピーターソン UCCM9001 アクション UCCM9002 ソロ!! UCCM9003 ガール・トーク UCCM9004 メロウ・ムード UCCM9005 トラヴェリン・オン UCCM9006 オスカー・ピーターソンの世界(写真) UCCM9007 オスカー・ピーターソン・トリオ&ハーブ・エリス/ハロー・ハービー UCCM9008 オスカー・ピーターソン・トリオ/トリステーザ・オン・ピアノ UCCM9009 オスカー・ピーターソン・トリオ&ザ・シンガーズ・アンリミテッド/イン・チューン UCCM9010 オスカー・ピーターソン&ミルト・ジャクソン/リユニオン・ブルース UCCM9011 ジム・ホール・イン・ベルリン UCCM9012 ジョー・パス/インターコンチネンタル UCCM9013 ステファン・グラッペリ/ヤング・ジャンゴ ザ・シンガーズ・アンリミテッド UCCM9014 ア・カペラ(写真) UCCM9015 ア・カペラII 11/22 2回目15W UCCM9016 モンティ・アレクサンダー/モントゥルー・アレクサンダー・ライヴ UCCM9017 ハンプトン・ホーズ/ハンプス・ピアノ UCCM9018 テテ・モントリュー/ピアノ・フォー・ヌリア UCCM9019 スティーヴ・キューン/ウォッチ・ホワット・ハプンズ UCCM9020 ジョン・テイラー/覚醒 UCCM9021 ヤンシー・キョロシー/アイデンティフィケーション UCCM9022 エルジー・ビアンキ/ザ・スウィーテスト・サウンド UCCM9023 オイゲン・キケロ/ロココ・ジャズ UCCM9024 ビル・エヴァンス/シンバイオシス UCCM9025 デクスター・ゴードン&スライド・ハンプトン/ア・デイ・イン・コペンハーゲン UCCM9026 アルバート・マンゲルスドルフ&ジャコ・パストリアス/トライローグ UCCM9027 ドン・チェリー/永遠のリズム(写真) UCCM9028 アーチー・シェップ/ワン・フォー・ザ・トレーン UCCM9029 デイヴ・パイク・セット/ノイジー・サイレンス─ジェントル・ノイズ UCCM9030 エラ・フィッツジェラルド/サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ シリーズ評価 2 BAD(1回目) シリーズ評価 4 GOOD(2回目) オリジナル・マスターからダイレクトに24ビットでデジタル化。もともと録音の優秀なレーベ ルとして定評があっただけに、その効果は絶大である。リマスターのクレジットもキチンとして いる。が、ジャケがひどい。薄紙でコーティングはオリジナルに忠実でいいのだが、ダブルジャ ケの両端ともパカッと開いており、手にとっただけでCDがポロッとすべり落ちる。 最低のジャケと掲示板でいわれてしまったのもうなずける。 値段がかなりおさえられているので、しょうがないのかもしれないが、これならプラケースの方 がまし。 2回目はさすがにこれではマズイと思ったのか、片側はキチンと閉じられるようになった。 これならけっこういい感じだと思う。最初からそうして欲しかったが、まあできてみないとわか らないのも紙ジャケの世界。 なにしろ音がいいので、ぜひ一度聴いてみてください。解像度、ダイナミックレンジ、鮮度とも 最高。マスターの保存状態もきっと良かったんだろうなぁ。 シリーズで1枚 1回目はシンガーズの「ア・カペラ」。ピーターソンはお好みでどうぞ。 2回目は隠れ人気盤の嵐。モンティ・アレクサンダー、ジョン・テイラーはまっとうなジャズファ ンなら、聴いて損なし。フリー系ではチェリー、シェップは絶対買いだし、ジャコファンも「ト ライローグ」は見逃せません。クラブ野郎はパイクの音を聴いてもだえてください(1曲だけだ けど)。 レア度(2000年11月) 足がはやそうです(s)
The JAM デジタル・リマスター 紙ジャケット・シリーズ 2000/11/22リリース 各\1942 6W |
UICY9018 イン・ザ・シティ(写真) UICY9019 ザ・モダン・ワールド UICY9020 オール・モッド・コンズ UICY9021 セッティング・サンズ UICY9022 サウンド・アフェクツ UICY9023 ザ・ギフト シリーズ評価 3 NORMAL ポリドールでジャムの紙ジャケであるから、復刻のノリはフーの紙ジャケといっしょだ。 でもフーよりちょっと詰めが甘いぞ。 デジタル・リマスターで、リマスター時の詳細なクレジットつき!ということだが、97年のリマ スターで、その時についていた解説が付属、ということである。新規リマスターではない(これ はフーといっしょ)。 レーベル再現。ジャムの英オリジナル盤はレーベルが凝っていたので楽しみだったのだが、「セッ ティング・サンズ」のような両面が違うレーベルの復刻の仕方はイマイチかなぁ。せめてもう少 し大きく印刷して欲しかった。でも「オールモッド・コンズ」のモッズレーベルはやはりシビれ ます。復刻に感謝感激! インナーバッグ再現。ほぼ再現してある。ただし大笑いなのが、1st「イン・ザ・シティ」のイ ンナーバッグ再現。これは当時の英盤の汎用内袋で、ジャムとはまったく関係ないんですが...。 探検隊でも意見がまっぷたつ。ここまでやるのはすごい!という意見と、いやここまでやらなく ても、担当者はもしかして知らずにとにかくやったのじや....、権利的にはだいじょうぶなのか? (権利はこの内袋作ってるとこにあるのでは...)と議論百出でした。楽しめましたが....。 音質はイマイチ。 掲示板にfuppa様が書かれていた通り、「オール・モッド・コンズ」と「セッティング・サンズ」 はLRが逆です。後は大丈夫。(英オリジナル盤LPとの比較です。ちなみに日本初版LPとも 逆)。 97年のリマスターの時からそもそも間違っていたのかどうかはわかりません。ただし音 質的には普通のリマスターで、スモール・フェイセスのようなひどいことはありません。それに してもモッズ系のリマスターは呪われてるなぁ。 モービルのCDもありますが、これはやはり凄い。同じマスターからのリマスターとは思えない 音です。 日本盤オリジナル・ライナーも再現してあります。 セッティング・サンズのエンボス+裏のタイトルステッカーは再現してあります! ギフトのキャンディ紙は再現されていません(このへんはフーと違いますね)。 以下の2タイトルがないのはちょっとさびいしいです。 dig the new breed(昔の英国盤風フリップバックフロントコーティング+穴空き) snap(live7inch付き) 特にシングルをアルバムにいれない主義のJAMでは SNAPがないと名曲ほとんど聴けないんだよなぁ..。 探検隊はジャム好きなので、ぜひ比較検証やりたいと思っています。お待ちください。 シリーズで1枚 昔は「オールモッド・コンズ」が最高傑作だっていわれてたんですが..。今では、当時ジャム 初のコンセプトアルバムといわれていた「セッティング・サンズ」の方が評価が高いようです。 たしかにB面は最高ですが、A面が個人的には好きではありませんでした。 さらに個人的には、1番好きなのはジャムの「リボルバー」といわれる「サウンド・アフェク ツ」。なにしろ名曲のオンパレード!(確かにとっちらかってるけど)。 ではジャムの「サージェント〜」は何かというと、結局ジャムは作ることができませんでした。 アルバムではないですが、2枚組EP「ビート・サレンダー」がそれに近いです。 これも入れていいなら、これこそジャムの最高傑作だと思っとります。 レア度(2000年11月) しばらくあるでしょう(s) <01/5> 英国ポリドールよりJAMのシングルボックスが発売された。 シングルを復刻紙ジャケで収納。エキストラトラックで映像入り。 第1集と第2集が予定されている 587-610-2 The Jam 45rpm 1977-79
ジミ・ヘンドリックス 初回生産限定 紙ジャケット 2000/12/13リリース \2427/W¥3495 8W |
UICY9007 アー・ユー・エクスペリエンスト?(英ジャケ仕様) UICY9008 アクシス:ボールド・アズ・ラヴ(写真) UICY9009 エレクトリック・レディランド(米ジャケ) UICY9010 ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン UICY9011 サウス・サターン・デルタ UICY9012/3BBCライブ UICY9014/5ライブ・アット・ザ・フィルモア・イースト UICY9016/7ライブ・アット・ウッドストック シリーズ評価 0 なかったことにしたい 広告には”ファン待望のジミ・ヘン紙ジャケットがついに実現”と書いてある。あげ足を思い切 りとらせていただく。このファンというのは、きっとジミ・ヘンファンのことをいっていると思 う。本サイトの紙ジャケ希望アンケートの結果から見ても確かに紙ジャケは待望されている。し かし、ジミヘン・ファンが待ち望んでいるのは、この紙ジャケじゃな〜〜い! もちろんジミヘン・ファンはみんな知っているはず。現在、ジミの音源は遺族が経営する Experience Hendrix社(以下EXP)が管理していること。今までの悪徳管財人のようなやか らの雑然としたリリースとは違い、ほんとに理想的な形でジミの音源を体系的にリリースしてく れていること。従ってオリジナル仕様での紙ジャケ化は相当困難であろうということを。 特にヌードカバーは本人が嫌っていたし、パペットカバーも全世界的に禁じられている(かつて 日本でひょこっとCDで出ちゃったけど...フライング?)。 以上のことはわかっていて、その上で、「オリジナルの形でだしてくで〜」と待望しているのだ。 英オリジナルが無理だったら、日本初回仕様で統一するとか。日本のユニバーサルが必死に交渉 してこのどちらかが実現したら、確かにファンはみんな歓喜の涙を流し、一人何枚も買って、海 外の友人に配って回り、どうだ日本のレコード会社はすごいだろうというに違いない。絶対だ。 少なくともオレは10枚ずつ買う! 今回はEXPのアナログ仕様を紙ジャケ化。ということはデジタル・リマスターのCD(買った) のアナログ盤(買ったよ)の紙ジャケット仕様のCD化ということになる。 当然新規リマスターなど考えられない。 やはり時期尚早ではないのか?ボーナス狙いのリパッケージととられてもしょうがないだろう。 特にオリジナルタイトルの3枚以外はまったく紙ジャケにする必要がないものである。 もうちょっと機が熟すまでリリースは待って欲しかった気がする。 現行EXP仕様ということで、ある程度は覚悟していたが、しかし...これで2427円はきつい。 せめて厚紙にして欲しかった。 EXPのアナログと比較しても、「アーユー・エクスペリエンスト?」は米仕様のジャケを使う という選択肢もあったはず(EXPアナログは2種でていた)。「〜レディ・ランド」が米仕様 なのでその方が統一感があったかも。 (3枚とも米オリジナルと同等になる可能性はあったのだ)。 さらに唯一オリジナルと同じ仕様にできる可能性の高かった「アクシス」が! EXPアナログとも違い、両サイドが開いているという悲しいこだわりのなさ。しかもEXPア ナログについていたカラーブックレットがこのタイトルだけない!何故だ?これだったらPケー ス版買った方が....。 「ファースト・レイズ〜」以降のアルバムはアナログで3枚組だったのものは3面開きになって いる。レーベルも同じにしてあるが、3枚6面だったものは無理に1面にしてあるため、よくわ からない(何故かE面だけになってたりする)。 EXP仕様のアナログを完全再現するには担当者もこだわりがないというか、リキ入ってない感 じがする。やるなら通しナンバーが入ってたヤツはキチンと入れて欲しい。 まだジミヘンのアルバム買ってない人向き、でしょうか? いやいや値段を考えると、ブックレットも豪華なPケース版買った方がいいでしょう。輸入なら 安いし。 てなわけで探検隊としては今回の紙ジャケはなかったことにしたい。 紙ジャケ化希望アンケートからもジミヘンは消さずに残しておく所存である。 (また同時に4枚組BOXが2500枚限定のデジパック仕様で再発されている) シリーズで1枚 オリジナルの3タイトルはロック・ファンならマストなのだが、これで買う必要は ない。 レア度(2000年12月) しばらくあるでしょう(s) ・2002/10/30 スマッシュ・ヒッツ ¥2039 UICY9231 スマッシュ・ヒッツ 英曲目で米ジャケでの紙ジャケ化(なんで?)。 同時に他のタイトルの紙ジャケも再発されました(まだ前のが店頭にあまっている のだが)。 スマッシュ・ヒッツも、もちろん前回同様EXPのアナログの紙ジャケ化。 この仕様で紙ジャケにする意味があるのかどうかよくわかりませんが・・・。CD の初回仕様盤ということですかね。 EXPのアナログについてた通し番号はまたしてもはしょられております。 表紙とかの写真 左上から 英TRACK 612003(MONO) 英TRACK 613003(疑似ステレオ) 日POLYDOR MP1413(疑似ステレオ) 下段 米REPRISE MS2025(ステレオ) 米MCA/EXP 088 112 984-1(ステレオ) 中央が紙ジャケです UICY9231(ステレオ) この中では米REPRISE盤のみ曲目が違います。あとは英盤といっしょ。 英盤はどちらもコーティングが美しいジャケ。モノの音は素晴らしいのですが、疑似ステ は日本盤以下です。その日本盤はこれが初版かどうかわかりませんが、アートロックシリ ーズででたもの。再発からは英盤と同じジャケになりました。疑似ステですが、なんか英盤 よりはいいというか・・・。 裏がえすと・・・ EXPは中身は英盤仕様の曲目/曲順ですが、ジャケは米準拠という感じです。 これ自体は文句なくて、まぁそれが一番いいと思いますが・・・。紙ジャケはなぁ。 なお米盤の"レッド・ハウス"は英盤1st収録のものとヴァージョン違い。これEXPに入って たらうれしかったんですけどね。 ポスターとブックレット 米盤付属のカウボーイ・ポスターは未発表テイクを加えてブックレットの形になりました。 米盤表紙左下にはGIANT POSTER ENCLOSEDの文字が入ってます。 EXP盤はあいかわらず丁寧なリマスター、いい音ですが、アナログか輸入CDを持ってい れば何も紙ジャケは買う必要ないと思いました(買ったけどさ)。
ウェストミンスター メモリアル・アルバムス 2000/12/20リリース 各\1714 10W |
UCCW9001 クナッパーツブッシュ指揮、ミュンヘン・フィル/ワーグナー:管弦楽曲集1 UCCW9002 クナッパーツブッシュ指揮、ミュンヘン・フィル/ワーグナー:管弦楽曲集2(写真) UCCW9003 ウィーン・フィル木管グループ/モーツァルト:グラン・パルティータ UCCW9004 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団、他/モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク UCCW9005 バリリ、バドゥーラ・スコダ/モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタK・379、454 UCCW9006 バリリ弦楽アンサンブル、ウラッハ、他/ベートーヴェン:七重奏曲 UCCW9007 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団、ウラッハ、他/シューベルト:八重奏曲 UCCW9008 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団、B・スコダ/シューベルト:ピアノ五重奏曲 UCCW9009 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団/シューベルト:弦楽四重奏曲「死と乙女」 UCCW9010 バリリ四重奏団、デムス/シューマン:ピアノ五重奏曲、四重奏曲 1回目はこちら シリーズ評価 4 GOOD BMGビクターからユニバーサル・クラシックス&ジャズに移っての第2弾。 前回の紙ジャケはクラシックにしてはめずらしくよくできた紙ジャケであったため今回も 期待は高かったが、まったく同じといっていい仕上がり。 ご丁寧にライナー裏のレーベル変遷までいっしょである。このへんはもう少しつっこんで 欲しかった。クラシックの紙ジャケが価値を有するかどうかはこの辺の調査/研究の結果 にあると思うのだが....、 20bitK2スーパー・コーディングによるリマスター。 シリーズで1枚 今回の目玉はいまだにというか、最近益々大人気のクナの紙ジャケ。しかし残念ながらこのレー ベルに吹き込んだ中で最も人気の高いブルックナーの8番は紙ジャケ化されなかった。 もちろんワーグナーもいいんですけどね。私はたまにこの人の指揮を聴いていて、こいつホント に大バカじゃないかと思ったりします。ええ、好きです。 レア度(00/12) たぶんずっとあるのでは(s)
スティーリー・ダン ガウチョ 2001/2/21リリース \1942 1W |
UICY 3094 スティーリー・ダン/ガウチョ 以前のリリースはこちら 比較検証はこちら シリーズ評価 4 GOOD スティーリーダンのニューリマスター、残り1枚も無事初回限定紙ジャケでリリースされた。 ここで紙ジャケをやめなかったユニバーサルさんにとりあえずは感謝。 ただし、仕様は前回と同じちょっとチープな紙ジャケ。 今回は何故か今までついていたカラーの英文ライナーがついておらず、日本語ブックレット のみが封入されていた。しかし、帯には英文ライナーが入っているように書いてある? ということで何かの間違いかと思ったら、やはり入れ忘れのようで、レコード会社に電話す ると親切に対応して送ってくれた。レコード店によっては店頭で購入者に手渡ししてくれた ところもあったようだ。 ただ、こういうのって購入者全員にはわかりにくいので、店頭ポップやHPで大きくアナウ ンスして欲しいところだ。2回目の出荷(?)以降はついているようである。 さてリマスターの音質は久しぶりにアナログを超えたかと思わせる素晴らしいもの。ま、こ のアルバムはもともとデジタル(半デジタル?)録音だったので納得もいくが。 掲示板で報告されていたTRACK4(5:02)、5(1:48)、7(2:45)におけるドロッ プアウトは93年のリマスターCDから存在する(輸入盤)。したがって今回のリマスター の輸入盤(未聴)にもおそらくあるだろう。アナログLPにはもちろんない。 ここからは想像だが、80年代の最初のCD化の後、SDのオリジナルマスターはすべて1 回ロジャー・ニコルズがデジタル変換してニューマスターを作成しているので、その時に 生じたドロップアウトではないだろうか?そうでなければもっと状態のいいコピーマスタ ーなどから修復できる筈なので....。 このドロップアウトが気になってしょうがないという人は、アナログLPで楽しむしかな い。もしかすると最初のCDは大丈夫かもしれないが、その場合は音質的に厳しいだろう。 レア度(01/3) 初回5000枚限定という話だったが、どう見てもそれ以上市場にあるように見える。まぁ 注文あれば生産するのがレコード会社の使命?なので買えないよりいいんだけど...。(s)
エルトン・ジョン ペーパー・スリーヴ・コレクション 2001/9/27リリース \2039 11W |
UICY9100 エルトン・ジョン/エンプティ・スカイ(エルトン・ジョンの肖像)[+4] UICY9101 エルトン・ジョン/僕の歌は君の歌[+3] UICY9102 エルトン・ジョン/エルトン・ジョン3[+2] UICY9103 エルトン・ジョン/ライヴ!(17−11−70)[+1] UICY9104 エルトン・ジョン/マッドマン UICY9105 エルトン・ジョン/ホンキー・シャトー[+1] UICY9106 エルトン・ジョン/ピアニストを撃つな[+4] UICY9107 エルトン・ジョン/黄昏のレンガ路(グッバイ・イエロー・ブリック・ロード)(写真上) UICY9108 エルトン・ジョン/カリブ[+4] UICY9109 エルトン・ジョン/キャプテン・ファンタスティック[+3] UICY9110 エルトン・ジョン/ロック・オブ・ザ・ウェスティーズ[+1] シリーズ評価 4 GOOD [おしゃれフリーク]さんが掲示板で既に報告されているように、グッバイ・イエロー〜は3 面見開きでイエローヴィニールを意識した(?)黄色いCD盤面。 キャプテン・ファンタスティックは、ブックレット2冊、ポスターを再現。 ライナーの方は、95年のリマスター時の再掲載だが、ガス・ダッジョン監修のリマスター の使用機材のことまで書いてあり、紛らわしさがなく、潔いつくり。 全体に丁寧な仕事ぶりで、ファンの方もほぼ納得されるでは? ライナーに掲載されたガス・ダッジョンのコメントによると、95年のリマスターは、 ・オリジナル・ミックスを使用 ・(テープの経年変化による音の変化を是正するため、)ディジタル・プロセッシング・ システムを使用し、20ビット・レゾリューションで音処理を行う。 ・機材は、THE SADIE DIGITAL SYSTEMとPRISM SUPER NOISE SHAPERを使用。 ・音に「色づけ」するよりも、「エンハンス」する目的で機材を使用した。 シリーズで1枚 1枚だけ選ぶとしたら、やはり名曲「僕の歌は君の歌(YOUR SONG)」が入った同名の アルバムか。(写真下) レア度(01/12末) 人気アルバムから、なくなっております。 街で見かけたら、こまめに買っておきましょう。(W)
ユニバーサル 女性ヴォーカルコレクション 第2弾 2000/11/29-2001/4/21リリース \1942 37W |
デッカ編 20W→17W 12/29-1/25 UCCC3008 ビリー・ホリデイ/奇妙な果実(別テイク編) UCCC3009 ロレツ・アレキサンドリア/アーリー・イン・ザ・モーニング(1/31現在まだ 延期未定) UCCC3010 同/ディープ・ルーツ UCCC3011 エラ・フィッツジェラルド/フォー・センチメンタル・リーズンズ UCCC3012 同/スィート・アンド・ホット UCCC3013 カーメン・マクレエ/ブルー・ムーン(11/29発売) UCCC3014 同/カーメン・フォー・クール・ワンズ UCCC3015 ジェリ・サザン/ジェリ・ジェントル・ジャンプス UCCC3016 同/ホエン・ユア・ハーツ・オン・ファイヤ UCCC3017 イーディ・ゴーメ/イーディ・スイング・ザ・ブルース UCCC3018 同/ゴーメ・シングス・ショーストッパーズ UCCC3019 テレサ・ブリュワー/ホエン・ユア・ラヴァー・ハズ・ゴーン UCCC3020 ジャネット・プライス/スペシャル・デリバリー UCCC3021 ボニー・ギター/ムーンライト・アンド・シャドウズ (UCCC3022 ソングス・フロム・ザ・ハート・オブ・エリン・オブライエン)発売中止 UCCC3023 デビー・レイノルズ/デビー UCCC3024 アネット・ウォーレン/ゼアズ・ア・マン・イン・マイ・ライフ(1/31現在まだ 延期未定) UCCC3025 ヴィッキ・ベネット/ア・パリ UCCC3026 キティ・カレン/イッツ・ア・ロンサム・オールド・タウン UCCC3027 ジェーン・モーガン/ファッシネイション マーキュリー編 20W 2/25-4/21 UCCM9031 ダイナ・ワシントン/ジャム・コンプリート+3 UCCM9032 ヘレン・メリル・ウィズ・ストリングス UCCM9033 ヘレン・メリル/ザ・ニアネス・オブ・ユー UCCM9034 サラ・ヴォーン/サラ・ヴォーン・アット・ミスター・ケリーズ・コンプリート+11 UCCM9035 サラ・ヴォーン/イン・ザ・ランド・オブ・ハイ・ファイ UCCM9036 セルマ・グレーセン/セルマ・グレーセン(写真) UCCM9037 パティ・ペイジ/イン・ザ・ランド・オブ・ハイ・ファイ UCCM9038 パティ・ペイジ/テネシー・ワルツ+11(+10 3/28) UCCM9039 サラ・ヴォーン/ノー・カウント・サラ UCCM9040 ナンシー・梅木シングズ・アメリカン・ソングズ・イン・ジャパニーズ(3/28) UCCM9041 ナンシー・梅木/ミヨシ(3/28) UCCM9042 パット・モリッシー/アイム・パット・モリッシー UCCM9043 モーガナ・キング/モーガナ・キング・シングズ・ザ・ブルース UCCM9044 シャーリー・ホーン/ローズ・オブ・ラヴ UCCM9045 リタ・ライス/ザ・クール・ヴォイス・オブ・リタ・ライスVOL.2(01/4/21) UCCM9046 リタ・ライス/ジャズ・ピクチャーズ(01/4/21) UCCM9047 リタ・ライス/リタ・ライス・アット・ザ・ゴールデン・サークル・クラブ(01/4/21) UCCM9048 スー・レイニー/ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・スー・レイニー(3/28) UCCM9049 モニカ・ゼッタールンド/メイク・マイン・スウェディッシュ・スタイル(01/4/21) UCCM9050 ポリー・バーゲン/ポリー・バーゲン・アクト・ワン・シング・トゥー! 第1弾はこちら シリーズ評価 4 GOOD 素晴らしいできだったMCAビクター時代の第1弾からユニバーサルにうつっての第2弾。 度重なる発売日変更により混乱に混乱を呼んだが、2001年の4月21日をもって無事当初予定 の40タイトル中37タイトルが発売され、終了した(パチパチ)。レコード店の人、毎日毎日 しつこく確認してごめんなさい。 これだけのレアタイトルを、オリジナルマスターからリマスターしてジャケもリストアする のであるから簡単な作業ではなかっただろう。 ジャケはコーティングされているものはコーティングだが、ジャケ自体にコーティングされ、 解説などの裏紙は後から貼る方式に統一されている。イーディ・ゴーメなどはこの形式でオ リジナル通りだが、エマーシーなどのコーティングされていないジャケに、表紙にコーティ ングされた紙を貼る方式のものはオリジナルとは違ってしまう(細かすぎるか)。 リマスターの音質は素晴らしい。これによって再評価されるアルバムもでてくるのでは。 オリジナルマスターを使用したとのことで、そうするとリタ・ライスなどは欧州PHILIPSま で探したのだろうか?それで発売がおくれたのならもう、なんの文句もない。 ただせっかくそうした苦労したのに、前回の第1弾のようにリマスターのクレジットがないの は残念。 デッカ編は初回紙ジャケで2回目からプラケースになるが、マーキュリー編は初回の紙ジャケの みで再生産はない、とチラシに書いてある。要注意だ。 シリーズで1枚 デッカ編には大物がならぶが、個人的にはマーキュリー編がそそるものが多い。 ヘレン・メリルや、かつて幻といわれたセルマ・グレーセン、リタ・ライス。パティ・ペイジ もこのCDではじめてその良さを実感した。ナンシー・梅木はエキゾ系の間でも人気のようだが..。 老後の楽しみに全部買っておくのも一考。 レア度(01/6) なんか足早いのがけっこうあります。メリル、ライス、モニカなど白人美人系はおはやめに。(s)
魅惑のユニバーサル・ヴォーカル・コレクション20 2002/11,12リリース \1942 20W |
DECCA、Dot、KAPP、BRUNSWICKなど、ユニバーサルの膨大なカ タログの中から、ヴォーカル盤を精選して紙ジャケでリイシューする このシリーズも、今回で第3期目に入った(注:第1期は99年11、 12月で、探検隊のデータベースでは、ビクターのページに掲載)。 当初は、魅惑の女性ヴォーカルコレクションと銘打っていたため、男 性ヴォーカルやコーラスグループがほとんど入っていなかったが、今 回は、男性ヴォーカルやコーラスにもスポットが当てられるようにな り、楽しみが増えた。 シリーズ評価3 NORMAL 基本的な仕様は、前回までのシリーズとほぼ変わりないが、最初のシ リーズで好評を博した、片岡義男らのエッセーは省かれている。 第2期までに、計76W出ているので、第3期は、女性ヴォーカルに ついては少々マニア向けになってきているかもしれない。男性ヴォー カル、コーラスに期待したい。 シリーズで1枚 第1回は、ペギー・リーの名盤ミス・ワンダフル、ラヴァーあたりは おさえておきたいところ。ジャケの面白味とハープの弾き語りが興味 をそそるスー・エヴァンスのスウィートも、今回初めて聴いたがなか なか面白かった。余裕があったら、是非どうぞ。 第2回は、マット・デニスのプレイズ・アンド〜、ナット・キングコ ールのイン・ザ・〜など、名盤は是非持っていたいところ。 ジャケのデザインが素晴らしいジャッキー・パリスのスカイ・ラーク や、ジョニー・ハートマンが歌うアンフォゲッタブルもいいですねぇ。 レア度(02年12月) まだ大丈夫です。でも、このシリーズ、油断して少し目を離すと、い つの間にかなくなっているので、気になるタイトルは早めに入手して おきましょう。(W) 第1回 女性ヴォーカル編 2002/11/27 10W UCCC9041 ペギー・リー/ミス・ワンダフル UCCC9042 ペギー・リー/ラヴァー(写真:シリーズタイトル横) UCCC9043 イーディ・ゴーメ/ヴァンプス・ザ・ローリング UCCC9044 バーバラ・マクネア/フロント・ロウ・センター UCCC9045 クリス・コナー/ナウ UCCC9046 ルース・プライス/マイ・ネーム・イズ・ルース UCCC9047 スー・エヴァンス/スイート(写真) UCCC9048 マリアン・モンゴメリー/ホワッツ・ニュー UCCC9049 ケイ・スター/ホエン・ライツ・ゴー・アゲイン UCCC9050 イージー・ウイリアムス/イージー・ダズ・イット 第2回 男性/コーラス編 2002/11/27 10W UCCC9051 マット・デニス/プレイズ・アンド・シングス(写真) UCCC9052 マーク・マーフィー/ミート UCCC9053 マーク・マーフィー/レット・ユアセルフ・ゴー UCCC9054 ナット・キング・コール/イン・ザ・ビギニング UCCC9055 フレディ・コール/ウェイター・アスク・ザ・マン・トゥ・プレイ・ザ・ブルースイン・ザ・ビギニング UCCC9056 ジャッキー・パリス/スカイラーク UCCC9057 ジョニー・ハートマン/アンフォゲッタブル UCCC9058 カウント・ベイシー&ミルス・ブラザーズ/カウント・ベイシー&ミルス・ブラザーズ2〜アニュアル・レポート UCCC9059 ジャッキー・アンド・ロイ/フリー・アンド・イージー UCCC9060 モダニアーズ/ヒア・カム
マーキュリー・エマーシー不滅のジャズ50選 2002/5、7リリース \1748 50W |
マーキュリー・エマーシーの紙ジャケ化はこれで2回目。1回目は96 年12月に発売された「クリフォード・ブラウン没後40周年企画」の紙 ジャケで、これこそ我々探検隊が、紙ジャケの範となるべきものと思っ ている逸品である。 で、今回の発売では、当時のこだわりはどれだけ再現されるか、あるい は超えることができるかが注目された。監修は、前回同様児山紀芳氏で ある。 シリーズ評価3 NORMAL で、結果はどうだったかというと、クリフォード・ブラウン関連を中心 とするエマーシーレーベルについては前回と比べ大分見劣りがする。 なんでもかんでもコーティングにしてしまっており、雰囲気が台無し。 前の盤を持っている人は、うかつにリプレースしないように。 しかしながら、収穫もある。ライムライト・レーベルである。このレー ベルは、凝ったジャケで当時話題になったらしいが、前回はあっさりし た(というか、単に紙ケースに入れました)といった素っ気ないものだ ったのが、今回はダブルジャケで、中にブックレットが糊付けしてある という凝った作り。 なるほど、今回はライムライトの方に力を注いだのね。 つまり、クリフォードブラウン関連は、96年版紙ジャケ(探検隊では ポリドールのページを参照のこと)、ライムライトは02年版を買えば よいということです。(写真) 音質については、少し音圧上がっているかなという感じがしますが、ま あ、好みの問題かなという程度で、音にのみこだわる方も、慌てて買い 替える必要はありません。次世代フォーマットでブラウニーが登場する 時の備え、お金をとっておきましょう。(でも、音にこだわる人って、 少しでも違うと聴いてみたくなるのよねぇ・・・。) シリーズで1枚 第1期(5月発売分)では、ずばりドルフィーのラストデイトでしょ。 これは外せません。 第2期(7月発売分)では、オスカー・ピーターソンのカナダ組曲とチ ヴォリ・ガーデン(いずれも初紙ジャケ化)のほか、お待たせしました エロジャケ・オヤジの皆さん!“お尻のキャノンボール”としてその筋 では垂涎盤といわれるソフィスケイテッド・スウィングの登場です。こ れは買いですね! そのほか、第2期ではローランド・カークの快作リップ・リッグ・アン ド・パニックがダブルジャケ、糊付けブックレットで登場です。これに ついては、前回紙ジャケを処分して、リプレースしてもOKですよ。 レア度(02年12月) 出来はいまひとつのエマーシーですが、さすがは人気者のブラウニー。 秋口まではいっぱいあると思っていたのに、最近では少なくなってきま したね。特にジャズファンのマストアイテムであるスタディイン・ブラ ウン、ヘレン・メリル、サラ・ヴォーン、アット・ベイズン・ストリー トや、ドルフィーのラスト・デイトなどは、ほどんど見かけなくなりま した。(W) 第1期発売分 2002/5/29 25W UCCM9051 ヘレン・メリル/ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン UCCM9052 ブラウン=ローチ・クインテット/スタディ・イン・ブラウン UCCM9053 ブラウン=ローチ・クインテット/クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ[+2] UCCM9054 ブラウン=ローチ・クインテット/アット・ベイズン・ストリート[+8] UCCM9055 クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ/ブラウン・ローチ・インコーポレーテッド[+3] UCCM9056 クリフォード・ブラウン/クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス UCCM9057 マックス・ローチ/マックス・ローチ・プラス・フォア UCCM9058 ジェリー・マリガン/ナイト・ライツ UCCM9059 キャノンボール・アダレイ/キャノンボール・アダレイ・クインテット・イン・シカゴ UCCM9060 エロール・ガーナー/ミスティ UCCM9061 ローランド・カーク/ドミノ UCCM9062 オスカー・ピーターソン/オスカー・ピーターソン・トリオ[+1] UCCM9063 チェット・ベイカー/ベイカーズ・ホリデイ UCCM9064 モニカ・ゼタールンド・ウィズ・ビル・エヴァンス/ワルツ・フォー・デビー[+6] UCCM9065 マイルス・デイヴィス/死刑台のエレベーター UCCM9066 エリック・ドルフィー/ラスト・デイト UCCM9067 アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ/モーニン?パリ・オリンピア・コンサート1958 UCCM9068 ハーブ・ゲラー/ハーブ・ゲラー・プレイズ UCCM9069 オスカー・ピーターソン/ブルース・エチュード UCCM9070 ベニー・ゴルソン/ターニング・ポイント UCCM9071 クインシー・ジョーンズ/グレイト・ワイド・ワールド・オブ・クインシー・ジョーンズ UCCM9072 ディジー・ガレスピー・クインテット他/チャーリー・パーカー10thメモリアル・コンサート・ライヴ・アット・カーネギー・ホール+3 UCCM9073 ミルト・ジャクソン/近代美術館のミルト・ジャクソン UCCM9074 スリー・サウンズ/スリー・サウンズ・ライヴ・アット・ザ・ロンドン・ハウス UCCM9075 アート・ファーマー/リッスン・トゥ・アート・ファーマー&ザ・オーケストラ UCCM9075 アート・ファーマー/リッスン・トゥ・アート・ファーマー&ザ・オーケストラ 第2期発売分 2002/7/24 25W UCCM9076 サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン UCCM9077 ダイナ・ワシントン・ウィズ・クリフォード・ブラウン UCCM9078 ブラウン=ローチ・クインテット/モア・スタディ・イン・ブラウン UCCM9079 クリフォード・ブラウン・オールスターズ/ジャム・セッション UCCM9080 クリフォード・ブラウン・オールスターズ/ジャムズ2 UCCM9081 クリフォード・ブラウン・オールスターズ/ベスト・コースト・ジャズ[+1] UCCM9082 クリフォード・ブラウン・オールスターズ/キャラバン[+1] UCCM9083 マックス・ローチ/ヴァルス・ホット〜ジャズ・イン3/4タイム UCCM9084 ミシェル・ルグラン/ルグラン・ジャズ[+3] UCCM9085 MJQ with スイングル・シンガーズ/ヴァンドーム UCCM9086 ローランド・カーク・カルテット/リップ、リグ&パニック UCCM9087 オスカー・ピーターソン・トリオ/カナダ組曲 UCCM9088 オスカー・ピーターソン・トリオ/ライヴ・アット・ザ・チヴォリ・ガーデン UCCM9089 キャノンボール・アダレイ/ザ・シャープシューターズ[+2] UCCM9090 キャノンボール・アダレイ/ソフィスティケイテッド・スイング UCCM9091 ナット・アダレイ/アイヴィ・リーグ[+3] UCCM9092 クインシー・ジョーンズ/アット・ニューポート’61[+13] UCCM9093 バディ・リッチ&マックス・ローチ/リッチVSローチ〜2大ドラマーの対決[+4](写真) UCCM9094 ジェリー・マリガン/メインストリーム・オブ・ジャズ UCCM9095 チェット・ベイカー/ベイビー・ブリーズ UCCM9096 マックス・ローチ・プラス・フォー/クワイエット・アズ・イッツ・ケプト UCCM9097 ディジー・ガレスピー/ニュー・コンチネント UCCM9098 アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ/スメイク・イット UCCM9099 レス・マッキャン/バット・ノット・リアリー UCCM9100 アート・ファーマー&ベニー・ゴルソン/ヒア・アンド・ナウ
マーキュリーコレクター精選 2002/5、7リリース \2000 29W |
これまで、マーキュリー・エマーシーの紙ジャケ化でこぼれていたタイ トルを集めたシリーズ。監修は岡村融氏。 シリーズ評価3 NORMAL 今回が最初で最後のCD化となるであろうと、メーカー側の広告にも書 かれているようにどれもレア盤。っていうか、マニア向けの作品が並ん でいて、持っているアルバムはありません。 なので、ジャケの出来不出来は比較の仕様がないのですが、ジャケのこ だわり度は多少はわかります。 同時期に、同じユニバーサルから出たデヴィッド・ストーン・マーチン などと比べると一目瞭然、ジャケの構造自体が異なります。こちらの方 がやはり簡便な作りですな。 でも、そんなことで揚げ足を取るつもりは毛頭ござんせん。現行CDか ら次世代フォーマットへの移行期にあたるこの時期に、これらのマニア 盤を出しておかないと、もはやこれらの作品がリイシューされる機会は ないかもしれないからです。 過去の資産で食っているジャズの場合、新しいフォーマットが出ると、 必ずマイルス、コルトレーンなどから、徐々に出て行き、数年かけて、 ようやく名盤、定番と呼ばれるものが一巡するわけですから、フォーマ ットがコロコロ変わる今の時代、こんなアルバムが出るのはホントに最 後かもしれないわけです。ましてや、ジャズ喫茶に通っていた世代が、 メーカーの企画の現場から退きつつある現在、さらにその傾向は強まる のではないでしょうか。 このシリーズ、数年後に買っておけばよかった・・・、と思うお宝シリ ーズかもしれません。 シリーズで1枚 個人的には、ベルナール・ぺイフェが楽しめました。ヨーロッパ人によ るジャズというよりも、ジャズの定番曲を、ヨーロッパ人なりに演奏し てみましたという感じで、本格ジャズとは程遠い感はありますが、それ も異国情緒として聴いてしまえば、味わいに変わります。 レア度(02年12月) 02年の年末は、ジャズの紙ジャケが大量に出たので、まだまだ沢山あ りますね。でも、元々レア盤揃いで、メーカー側もプレス枚数を抑えて あるでしょうから、気になるものは早めに確保しておいた方が無難かも しれません。(W) 第1弾 エマーシー編 2002/11/20 19W UCCM9101 ジョン・ウィリアムス・トリオ UCCM9102 ハーブ・ゲラー/ザ・ゲラーズ UCCM9103 マックス・ローチ4/プレイズ・チャーリー・パーカー UCCM9104 クラーク・テリー UCCM9105 エディ・ヘイウッド・トリオ UCCM9106 イントロデューシング・ジョー・ゴードン UCCM9107 ポール・ブレイ/トプシー UCCM9108 ロイ・ヘインズ/クインシー・ジョーンズ ジャズ・アブロード UCCM9109 ハーブ・ゲラー・セクステット UCCM9110 マックス・ローチ4/オン・ザ・シカゴ・シーン UCCM9111 ベルナール・ペイフェ/バーニーズ・チューン(写真) (UCCM9111) ラルス・ガリン(※発売中止) UCCM9113 ライオネル・ハンプトン/クレイジー・リズム UCCM9114 テリー・ギブス UCCM9115 ディック・ジョンソン・クァルテット/スウィンギング・モダンズ UCCM9116 エディ・チャンブリー/チャンブリー・ミュージック UCCM9117 ジミー・クリーヴランド/クリーヴランド・スタイル UCCM9118 チャーリー・ベンチュラ/ジャンピング・ウィズ・ベンチュラ UCCM9119 ポール・クイニシェット/ザ・ヴァイス・プレス UCCM9120 メイナード・ファーガソン/ジャム・セッション 第2弾 マーキュリー/ライムライト編 2002/12/18 10W UCCM9121 アル・コーン&ズート・シムズ/ユー・エン・ミー UCCM9122 ザ・ブラザーズ・カンドリ/2・フォー・ザ・マネー UCCM9123 ジェリー・マリガン・セクステット/ア・プロフィール・オブ・ジェリー・マリガン UCCM9124 キャノンボール・アダレイ/キャノンボール・アンルート UCCM9125 マックス・ローチ・クインテット/メニー・サイズ・オブ・マックス UCCM9126 ビリー・テイラー/インプロンプトゥ UCCM9127 ジョー・ニューマン/アット・カウント・ベイシーズ UCCM9128 アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ/ソウル・フィンガー UCCM9129 オスカー・ピーターソン/ウィズ・リスペクト・トゥ・ナット UCCM9130 アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ/バタコーン・レディ(写真)
アーゴ/カデット スペシャル・コレクション 2002/3/28リリース\2345 20W |
シカゴブルースの名門、チェス・レーベルのジャズ部門であるアーゴ/ カデットが、紙ジャケで登場!ヤッホー! なぜ喜んでいるかというと、アーゴ/カデットはもとより、その先に控 えている(のかなぁ・・・)、チェスの鉱脈まで期待しちゃうからなん です。 だって、マディ・ウォーターズや、ハウリン・ウルフなんかが紙ジャケ 化されたら、嬉しいじゃあ〜りませんか。なんとか頼んまっせ、ユニバ ーサルはん!(どうも、私ったら、ステレオタイプなもので、ブルース っていうとニセ関西弁になるんすよねぇ〜。) シリーズ評価3 NORMAL うーん、黒い。さすがシカゴだ。日本のジャズ・ファンの本流からは、 外れるのかもしれないけれど、今時ジャズを聴くならば、この辺りから ジャズに入っていくのもよいかもしれない。もっと聴いてみたいレーベ ルである。 紙ジャケの出来はまあこんなものかなというレベル。シリーズ共通でコ ーティング・ジャケを採用している。 24bit、96kHzデジタルリマスタリングと書いてあるが、いつ どこで、誰がリマスターしたのか、表記がないのでなんともいえない。 出来れば、表記してほしいものである。 シリーズで1枚 ラムゼイ・ルイスのジ・イン・クラウド、アート・ファーマーのアート 、あのマイルスに影響を与えたというアーマッド・ジャマルのバット・ ノット・フォー・ミーなどは、買って損なし。 ですが、紙ジャケ的な面白さでいうと、やはりジョニー・グリフィンの JGが面白い。ジャケのセンターから左右に割れる「カンガルー・スピ リット・パック」を再現したジャズでは珍しいギミック・ジャケです! レア度(02年12月) ジャズの本流から外れているレーベルのせいか、02年の年末時点でも、 まだ見かけます。でも、上にあげたラムゼイ・ルイスや、JGなどの人 気盤はさすがにみかけなくなりました。(W) UCCC9001 ラムゼイ・ルイス/ジ・イン・クラウド(写真) UCCC9002 ズート・シムズ/ズート UCCC9003 アート・ファーマー/アート UCCC9004 アート・ファーマー&ベニー・ゴルソン/ミート・ザ・ジャズテット UCCC9005 ジョニー・グリフィン/JG UCCC9006 アーマッド・ジャマル/バット・ノット・フォー・ミー UCCC9007 ドド・マーマローサ/ドドズ・バック! UCCC9008 バリー・ハリス/ブレイキン・イット・アップ UCCC9009 ケニー・バレル/ヴィレッジ・ヴァンガードの夜 UCCC9010 ハンク・ジョーンズ/ヒアズ・ラブ UCCC9011 レイ・ブライアント/ガッタ・トラヴェル・オン UCCC9012 MJT/MJT[+3] UCCC9013 バディ・リッチ/プレイタイム UCCC9014 ソニー・スティット/アット・ザ・D.J.ラウンジ UCCC9015 ソニー・スティット&ズート・シムズ/インターアクション UCCC9016 イリノイ・ジャケー/ボス・オブ・ザ・バラード UCCC9017 ジョン・ヤング/ア・タッチ・オブ・ペッパー UCCC9018 ルー・ドナルドソン/シグニファイン UCCC9019 バンキー・グリーン/バンキー・グリーンのラテン化計画 UCCC9020 ベイビー・フェイス・ウィレット/モー・ロック
アーゴ/カデット マイ・フェイヴェリット・コレクション20 2002/11,12リリース \2233 20W |
アーゴ/カデットの紙ジャケ第2弾。よっしゃ!この調子でドンドン行 ってちょーだい。 シリーズ評価3 NORMAL ジャケの仕様は前回と同様。今回は世界初CD化が多く、リマスターで どれだけ音がよくなかったのかは判断つかず。オリジナルはどんな音だ ったんでしょうか? シリーズで1枚 第1回は、ペニー・ゴルソンのワン・ホーンが聴けるフリー、ラムゼイ ・ルイスがビートルズをカバーしているマザー・ネイチャーズ・〜でし ょうか?でも、ジャケの濃さで選ぶならばジーン・アモンズのメイクス ・イット・ハプンですね。 第2回は、レム・ウィンチェスター&ラムゼイ・ルイスのクリフォード・ ブラウンに捧ぐ、アーママッド・ジャマルあたりでしょうか?ソニー・ ステット、イリノイ・ジャケーもいいですね。 レア度(02年12月) 11月、12月発売分とも、お店にいけばまだあります。(W) 第1回発売 2002/11/27 10W UCCC9021 ヴィト・プライス/スインギン・ザ・ループ UCCC9022 ジャズテット・アンド・ジョン・ルイス/ジャズテット・アンド・ジョン・ルイス UCCC9023 アート・ファーマー/パーセプション UCCC9024 ベニー・ベイリー/ザ・ミュージック・オブ・クインシー・ジョーンズ UCCC9025 ベニー・ゴルソン/フリー UCCC9026 ソニー・スティット/ソニー・スティット UCCC9027 バド・ジョンソン/フレンチ・クッキン UCCC9028 ジーン・アモンズ/メイクス・イット・ハプン UCCC9029 ラムゼイ・ルイス/マザー・ネイチャーズ・サン UCCC9030 ドン・ゴールディ/ブリリアント! 第2回発売 2002/12/18 10W UCCC9031 レム・ウィンチェスター&ラムゼイ・ルイス・トリオ クリフォード・ブラウンに捧ぐ UCCC9032 ジョン・ヤング/ヤング・ジョン・ヤング UCCC9033 アーマッド・ジャマル/アーマッド・ジャマルズ・アルハンブラ(写真) UCCC9034 ジョン・クレマー/ブローイング・ゴールド UCCC9035 ソニー・スティット/ミスター・ボージャングル UCCC9036 チャビー・ジャクソン/チャビーズ・バック! UCCC9037 レイ・ブライアント/ロンサム・トラベラー UCCC9038 ルー・マクガリティ/ブルー・ルー UCCC9039 イリノイ・ジャケー/デザート・ウインズ UCCC9040 ボビー・ブライアント/エイント・ドゥーイング・トゥー・バッド、バッド
デヴィット・ストーン・マーチン 10インチ・コレクターズ・セレクション 2002/11,12リリース \1748 20W |
紙ジャケのため企画されたシリーズ!これまで、ジャズはレーベルや、 アーティスト中心にリイシューされることが多かったのですが、これ は初期Verveのジャケのイラストレーション、デザインを数多く 手掛けたデヴィット・ストーン・マーチンの作品にスポットを当てた シリーズ。 ジャケにスポットを当てたといっても、中身も音楽も折り紙付きの名 盤ばかりで、買って損なし。しかも1748円(税抜)という良心価 格。 シリーズ評価5 GREAT これは、全部買っても損がないシリーズです。探検隊が特に評価した のは、余計なボーナストラックが極力抑えられ、コンパクトにまとま っていること。 ジャズのCDというと別テイクをやたらといれてある盤が多いが、は っきりいって聴きづらいだけ。この編集方針には大賛成! もとが10インチ盤だから、AB面の両方を、CD1枚に収めても、 30分くらいなんですよね。ですから、CD1枚聴くのが、すごく楽 なんです。人によっては、CD交換が面倒だって人もいるかもしれま せんが、30分くらいでCDを交換する作業って、なんかアナログの 12インチ/33回転に近い感覚があるんです。まあ、交換の数だけ ジャケを眺める機会も増えるということで、デヴィット・ストーン・ マーチンのアートワークが、印象深く感じられるわけです。 第2弾も期待します。 シリーズで1枚 金銭的に余裕があれば全部買うべし!買って損なし。オリジナル盤は 庶民には目ん玉が飛び出るような値段なので、紙ジャケで雰囲気だけ でも楽しみましょう。(でも、半年くらい経つと、アナログ10吋盤 復刻シリーズなんかが出るんだろうなぁ・・・。) パーカー、ビリー・ホリディ、ゲッツ、バドの諸作のほか、レスター ・ヤングや、ホッジズなんかは、この少ない曲数で聴くとグッときま すね。 別テイクのテンコ盛りのCDで、パーカーや、レスター、ホッジズに どうもピンと来なかったという、若いファンにも是非買っていただき たいシリーズです。 レア度(02年12月) まだ、お店に見かけますが、20W全部集めるのは、既に至難の業か も。買いそびれた方は、お早めに!(W) 第1回 2002/11/27 10W UCCV9031 ビリー・ホリデイ/ビリー・ホリデイ UCCV9032 ビリー・ホリデイ/ビリー・ホリデイ・シングズ UCCV9033 チャーリー・パーカー/チャーリー・パーカー・ウィズ・ストリングス UCCV9034 チャーリー・パーカー/バード・アンド・ディズ(写真) UCCV9035 レスター・ヤング/レスター・ヤング・トリオ(写真) UCCV9036 ジョニー・ホッジス/コレイツ UCCV9037 ジョニー・ホッジス/コレイツ No.2 UCCV9038 フリップ・フィリップス/フリップ・フィリップス・クァルテット UCCV9039 ジーン・クルーパ/ジーン・クルーパ・セクステット UCCV9040 オスカー・ピーターソン/オスカー・ピーターソン・クァルテット 第2回 2002/12/18 10W UCCV9041 ビリー・ホリデイ/ビリー・ホリデイ・アット・J.A.T.P.(写真) UCCV9042 バド・パウエル/ピアノ UCCV9043 チャーリー・パーカー/サウス・オブ・ザ・ボーダー UCCV9044 レスター・ヤング/コレイツ UCCV9045 レスター・ヤング/コレイツ No.2 UCCV9046 バディ・デフランコ/プリティ・ムーズ UCCV9047 ロイ・エルドリッジ/コレイツ UCCV9048 スタン・ゲッツ/スタン・ゲッツ・プレイズ UCCV9049 タル・ファーロウ/ザ・タル・ファーロウ・アルバム UCCV9050 秋吉敏子/トシコズ・ピアノ
Vintage Rock Paper Sleeve Collection T.REX/電気の武者 30thアニバーサリー・エディション 01/10/24リリース ¥2039 2w |
UICY9133 電気の武者+8 30thアニバーサリー・エディション テイチクの発売分はこちら シリーズ評価 5 GREAT! T.REXの、ようやく満足のいく紙ジャケが登場。発売30周年記念盤で日本のみ紙ジャケ。ト ニー・ヴィスコンティの監修でリマスターは名エンジニアジョージ・マリノ(グランドマスター とクレジットされている)。輸入盤は当初1曲目にドロップアウトがあったようで回収/交換さ れていたが日本版はなおっているようだ(単なるドロップアウトならそこだけ差し替えればい いから音質は変わらないはず)。 最初聴いた時、すっげえいい音、LPよりいいんじゃないの?などと思ったが、久しぶりにLP を引きずり出して聴いたら、やっぱいい音だった(チャンチャン)。いや、これじゃマズイな。 そのLP、英FLY/HIFLY6。オリジナルだと思うんだけどMatrix2Uだからセカンドプレスかなぁ。 ”ジープスター”がB面に入ったテスト盤があるっていうからそれが1Uでファーストプレスが 2Uだといいんだけどなぁ(ほとんどの人にはどうでもいいですね)。 で、紙ジャケはアート・インナー、ポスター再現。ポスターは持っていないので再現度は不明。 付属のカラーブックレットに着色されたアートインナーがうつっているが、これは何だろ?マー クが色ぬったヤツかな。 B面のピクチャーレーベルも見事に再現。またジャケの金色、すべすべした感触もほぼ忠実に再 現されていて非常に満足できる。あいかわらずジャケの接合面がずれているが。 こちらは日本でよくみかけるマークの位置が逆のヤツ。これは編集版で、昔のポリドールだろう か。”The Beatles & T.REX"と書いてあるが、あわてないように。ただの"マイ・ボニー"です。 この手のコンピ版で位置が逆さまのヤツってやっぱり単なる裏焼きなのかな。どこかにこの逆転 版の大元があると思うんだけど。 しかしこのフォトセッションのマーク・ボランはいい顔してる。それが証拠にず〜っと使われて たもんな。 LP、A面のレーベルはロジャー・ディーンによるハエ。これはさすがに復刻できず(クリックで拡大)。 裏ジャケのハエ(左は紙ジャケ)。金バエ化しています。これも同様に再現できるわけない。で も、これがいいんだよねぇ。 こうして見てみると、もとのオリジナル盤が非常に金のかかった作りだったことがわかる。71年 だし、画期的に豪華ね。 音の問題にもどると、実は低音域はLPの方がクリア。リマスターは低域がより豊かでふくらん でいる。パーカッションとかもリマスターよりLPの方がアタックが強烈だ。 しかし、リマスターとしては大変いいんじゃないか?前に1回このアルバムをCDで買ったこ とがあるのだが、あまりの音の平坦さに売り飛ばしている。それに比べれば今回のCDは雲泥 の差。ほとんど遜色ない。マリノのリマスターはオリジナルにかなり忠実で、マーク・ボラン の妖しさ、パーカッションの鮮烈さを損なっていない。 8曲のボーナストラックは録音過程のもので、非常に興味深い。ダビングや加工をする前なので 原理的にいってオリジナルの収録曲よりある意味音がよかったりする(なまなましい)。テイチ クから出ていた未発表集などと同様だ。 これを聴くと、アーティストの最良の時期ということを考えてしまう。まさにマーク・ボランの 黄金時代だ。 こちらはその黄金時代のはじまりをつげる”ライド・ア・ホワイト・スワン”の英シングル。 品番はFLY/BUG1。直訳すると「ハエ、虫の1番」。右は裏ジャケだが、まだロジャー・ディーン のハエロゴはできていない。本来はハエじゃなくてタコからでる予定だった(?)。 名盤「電気の武者」にふさわしい復刻。カラー英文ブックレットと日本語対訳ブックレットつき。 リマスタークレジットも完璧。トニー・ヴィスコンティのよる解説も貴重な情報にあふれている。 税込みで2141円。買って損はないでしょう。フロ&エディが入っているのでザッパ・フリークも どうぞ。クリムゾンファンの方はイアン・マクドナルドが聴けます。 しかしこのLPも原盤衝撃度高いな、って思ってよく見たらPORKYのサインが刻まれていた。 これもクリス・ブレアか! シリーズで1枚 数多くの編集盤や未発表集が発売されているマーク・ボラン/T.REXですが、まずはこのアル バムのオリジナルLPか今回の紙ジャケを聴いてから!(ちょっとゴーマン)。 で、引き続きT.REXのファーストもリマスター/紙ジャケで欲しいなぁ。同様のプロダクトで。 ティラノザウルス時代も欲しいなぁ。 個人的に最も愛着のある「MY PEOPLE ...」(REGAL ZONOPHONE LRZ1003)。ジャケと恐竜インナ ーが素敵です。ぜひコーティング・フリップバックで紙ジャケ化を! レア度(01/10) 足がハヤいかと思ったのですが、けっこういっぱい売ってます。すいません。もしかして生産数 も多いのかな。だといいけど(S) ・2002/7/31 ヴィンテージ・ロック・紙ジャケット・コレクション テン・イヤーズ・アフター編 3W \2039 UICY9220 テン・イヤーズ・アフター/テン・イヤーズ・アフター・ファースト+6 UICY9221 テン・イヤーズ・アフター/イン・コンサート+4 UICY9222 テン・イヤーズ・アフター/ストーンドヘンジ+4(写真) ヴィンテージ・ロック・紙ジャケット・コレクションとして元祖早弾き男、アルビン ・リー率いる初期のTYA3W。ディスク・ユニオン特典は日本版初回帯。 裏の赤青デッカ窓があいていなくて残念だが、リマスターの音質は素晴らしい。
プログレッシヴ・ロック・80'S Paper Sleeve Collection 01/10/24,10/31,11/21リリース ¥2039 7w |
UICY9123 エイジア/詠時感〜時へのロマン(写真) UICY9124 エイジア/アルファ UICY9125 エイジア/アストラ UICY9126 エマーソン、レイク&パウエル→10/31 UICY9127 3/スリー・トゥ・ザ・パワー (以下11/21に延期→発売延期) UICY9128 アンディ・サマーズ&ロバート・フリップ/心象表現 UICY9128 アンディ・サマーズ&ロバート・フリップ/擬製の映像 シリーズ評価 3 NORMAL 「90125」とならんでプログレ人脈を救ったといわれるエイジア。発売当時オールド・ファンか らは日和ったといわれ厳しい意見もあったけれど、クォリティは高かった。そのエイジアをは じめとする80年代のプログレの紙ジャケ化。 当初リマスターとはアナウンスされていなかったが、日本のユニバーサルの働きかけがみのっ たのか、無事2001年の新規リマスターとなった。パチパチ。 新規リマスターというのはやはり楽しみである。どんな音になっているのか、驚くほどよかっ たらどうしよう(別にどうもしないのだが)と、期待して聴くことができる。 で、今回のリマスターだが、結論からいうと驚くほどの効果はなかった。勝手なイメージとし ては高音がもう少しきらびやかになっていれば...と思うのだが、やはり昨今の流行りか低域重 視。ただエイジアの1stなどはもともと録音のいいアルバムだったので基本的な音は悪くない。 エンジニアがプロデューサーをかねている場合はたいがい録音もいいのだ。 「ジョン、今の歌よかったんだけどノイズはいったからもう1回やって」 「なに、スティーヴまだダビングするのか?もうだめ、チャンネルないよ。音悪くなる」 なんてことはないんだろうが、設計がうまくいって仕上がりがよくなることが多い。もとが80 年代のリマスターだけに大きな改善は高望みか。 ただリマスターのクレジットがないのは難点だ。 ジャケもちょっとボケ気味。 たまにはシングルでも、っていうことで日本盤のシングル(Geffin/Sony07SP617)。B面はア ルバム未収録。今や50円の代物だが、50円ならけっこう楽しめる。 ジャケはロジャー・ディーン。ASIAのロゴも。 でもシングルについてるこのロゴはロジャー・ディーンじゃないだろうな。楽しいけど。(そ う、これだけのためにスキャンしました)。 紙ジャケ復刻としてはギミックもないし普通のできだが、聴いていてけっこう楽しめた。 ラインアップもなかなか(まだ全部出ていないんだけど)。 シリーズで1枚 エイジアの3作は楽しめますよね〜。いまきくとやっぱり良くできてます。 1枚なら1stでしょうかね。 レア度(01/10) 最初は品切れしていたお店が多かったのですが、すぐ補充されました。初回発注が少なめだっ たのかも(リマスターのアナウンスが遅かったからかな)(S)
スモール・フェイセス Vintage Rock Paper Sleeve Collection 01/9/21リリース ¥2039 2w |
<スモール・フェイセス> UICY9068 スモール・フェイセス+5(写真) UICY9069 フロム・ザ・ビギニング+5 以下発売中止 <ハンブル・パイ> UICY9070 大地と海の歌 UICY9071 ロック・オン UICY9072 パフォーマンス〜ロッキン・ザ・フィルモア UICY9073 スモーキン UICY9074 イート・イット UICY9075 サンダーボックス UICY9076 ストリート・ラッツ <スティーヴ・マリオット> UICY9077 マリオット ビクターのイミディエイト編はこちら シリーズ評価 4 GOOD 当初「スティーヴ・マリオット没後10年紙ジャケット・コレクション」として 予定されていたシリーズだが、結局デッカ時代のスモール・フェイセスのみに 落ち着いた。ハンブル・パイ以降はリマスターがアナウンスされていなかった ので、音質面を考慮しての紙ジャケ化の延期かもしれない。だとしたらユニバ ーサルの英断である(「サンダーボックス」の紙ジャケは惜しかったが)。 英オリジナル DECCA LK4790(Mono ffrr Open Red Label)と紙ジャケ スモール・フェイセスの2タイトルは1996年のジョン・アシュトレイとサイモ ン・ヘイワースによるリマスター。一応現時点での決定版といえるもので、新 規リマスターしても大きな改善はのぞめそうにない。 「フロム...」の何曲かと2枚にボーナス収録されているフレンチEPからのト ラックは確かにいい音質ではない。「フロム..」はもともと編集盤という性格 上トラックによって差があるし、フレンチEPはマスター紛失したのかまるで アセテートか何かから盤起こしでもでもしたかのような音。でもレア・トラッ クなので、マスターないならしょうがないし、盤起こしといってもビクターの イミディエイトと違ってきちんと盤起こしされている(?)。 その他の曲は実に申し分ない音質で、オリジナルとは違った良さを十分に堪能 させてくれる。特に1stと「フロム...」の7曲、14曲目(アナログでは各面の 最後)はアナログを持っている人でも聴く価値はある。いや、持っていればも っと楽しめるだろう。7曲目の「テル・ミー...」はversion1で、イミディエイ トの3rdアルバムに入っているのは、そのテイクのスピードを変えてオーヴァ ーダブしたものといわれている。しかしこの2001年現在、CD化された2つの ヴァージョンになぜこれほど大きな音質の差ができてしまったのだろう? 早くちゃんとしたマスターからリマスターしたイミディエイトのSFを聴きた いものだ(だって、後は原盤聴くしかないんだもん)。 デッカ盤に関してはこのリマスターを超えるには、新たなマスターが発掘され るか、CDのフォーマットが変わるかしかないのでは? ジャケはコーティングでClarifoilというもの。表面から裏面の右端(写真赤線 部分)までコーティングが続いている。これは見事に復刻されていてけっこう 感激した(バカだなおれは、こんなことで)。オリジナルは同じ英デッカのス トーンズ同様、フリップバック形式と今回のようなそうでないものと両方ある かもしれない。SFの方はついぞ見かけないのでフリップバックがあった可能 性は低いが...。まぁいずれにしろ紙ジャケはオリジナル通りだ。 1STの方の裏ジャケはさすがに文字を打ち直してあるが、「フロム...」はちょ っとボケ気味の裏ジャケで惜しい。また紙のあわせがずれて曲がってしまって いるものが散見される。 で、色味は濃い。濃いのだが、まぁコーティング焼けした中古盤のようで、あ りがたみがあるともいえる。写真にとったら上の様にオリジナルと大差なくな ってしまった。 紙のズレと色味が、データのせいなのか印刷会社のせいなのか我々にはわから ないが、関係者もできてきてから「あちゃ〜」って感じだったと思う。 あってはならないことだが、ことレコードに関しては半世紀以上なくなったこ とはない。そもそもデザイナーが意図したものが100%再現されることなんて ないだろう。だから、程度にもよるけれど、われわれも、「あちゃ〜」って感 じで許容するしかないだろうな(よくある版ズレやゴミなんかもいっしょ)。 だって限定版だから、よっぽどひどくなけりゃ、刷り直さないよな。 という細かい点はともかく、以前の1996版CD同様カラーブックレットはつい てるし、レーベルはマニア垂涎のオープン・レッド・レーベルが再現されてい る。1996版を紙ジャケで再発しただけともいえるが、WHOの時といっしょで、 復刻としては現時点での最良の仕様だと思う。 シリーズで1枚 2枚とも! 1996年時はちょうど再評価熱が高まっていた頃なので、もうその時プラケで買っ てしまった人も多いと思いますが、それ以外の方はアナログ派も含めて、当然2 枚ともGETでしょう。SF聴くのが初めての人も是非! レア度(01/9) なんかビクター版が中古もふくめ市場にダブついているのはオレ達のせいだ、と いわれた。そうかぁ?こんな弱小HPにそんな影響力ないだろう?どっちかって いうとレココレのインタビューだよ。じゃ、今度はどうだ。 やせてもかれてもスモール・フェイセスである。買っておきましょう!!(S)
ザ・スタイル・カウンシル Paper Sleeve Collection 01/9/21リリース ¥2039 7w |
UICY9093 スピーク・ライク・ア・チャイルド(ミニアルバム。英盤ジャケ) UICY9094 カフェ・ブリュ(16Pブックレット+青インナー)(写真) UICY9095 アワ・フェイヴァリット・ショップ(ユニパック。インナー。ポートレート、写真集告知カードなし) UICY9096 ホーム・アンド・アブロード(帯なし) UICY9097 ザ・コスト・オブ・ラヴィング(特色オレンジジャケ、インナー) UICY9098 コンフェッション・オブ・ア・ポップ・グループ(インナー、歌詞カード) UICY9099 モダニズム:ア・ニュー・ディケイド(プロモ盤仕様) ジャムはこちら シリーズ評価 3 NORMAL ジャムに引き続きスタカン紙ジャケも登場。 基本的に2000年のリマスター。インナーなどもほぼ再現されている。ペラ紙の紙質はいい感じでコー ティングもきれいなのだが、裏ジャケなどの文字が打ち直されておらず、読めない。 日本製の紙ジャケとは思えない。また、紙のあわせがずれているものがあるのはS.フェイセスと同 様。 左は日本盤のデビュー・ミニアルバム。英シングルの写真を使用した別ジャケ。 右は「...ショップ」のアナログで当初はポートレート、写真集告知カードがついていた。これがな かなかカッコよかったので復刻されなかったのは惜しい。当時英国直輸入ということで買ったのだ が、今回確認したらオランダ製造であった(涙)。この頃ってけっこうこういうのは多くて、英国 国内でもオランダ製造盤が売られていたようだ。当時はそんなとこまでチェックしなかったんだよ ぉ〜。 で、今回の目玉は発売中止となっていたラストアルバム「モダニズム」。 スタカンBOXに収録されていたが、単体では初だと思う。音はBOXと同じ1998リマスター。 プロモ盤は存在していて、LPと12インチ×2枚の2種類があるようだ。当然持ってないのでわか らないが、裏ジャケとか見ると2枚組の12インチ盤の方の再現だろうか。ま、ジャケはいずれにし ろいっしょだった可能性は高い。ファンならマストの1枚。 ジャムといっしょに比較検証したいんだけど、いつになることやら... スタカンに関してzarank fuppa様から情報いただきました。感謝。 シリーズで1枚 1st、2ndは名盤として定着しつつある。 でも、ジャム/スタカンの最高に贅沢な聴き方は、シングルで聴くこと。なにしろウェラーが シングル重視主義なものですから...。 レア度(01/9) あわてなくても大丈夫だと思います(S)
ウイッシュボーン・アッシュ Paper Sleeve Collection 01/9/21リリース ¥2039 13w |
UICY9078 光なき世界 UICY9079 巡礼の旅+1 UICY9080 百眼の巨人アーガス+1(写真) UICY9081 ウィッシュボーン・フォー(ポスター) UICY9082/3ライブ・デイト+1(ブックレット) UICY9084 永遠の不安 以下日本初CD化 UICY9085 限りなき束縛 UICY9086 ニューイングランド UICY9087 フロント・ページ・ニュース UICY9088 因果律 UICY9089 ジャスト・テスティング UICY9090/1ライヴ・デイト+2→発売延期 UICY9092 ナンバー・ザ・ブレイヴ→発売延期→11/20無事発売。なんとデジリマ! シリーズ評価 3 NORMAL 日本にも根強いファンが多いブリティッシュ・ロックの雄、元祖ツイン・リードのW.アッシュの 紙ジャケ。70年代には実に3回来日し、日本のファンを喜ばせてくれた。 この2001年9月は同じユニバーサル・ミュージックから実に41枚もの紙ジャケリリースが告知され 探検隊を恐怖のドン底に陥れた月でもある。探検隊はHPで決算対策じゃないの〜、だしすぎじゃ ないの〜、担当者死にますよ〜などとさんざん難癖つけて抵抗したのだが、W.アッシュは延期分 2枚をのぞいて無事発売された。 (ちなみに関連をのぞけばユニバ本体の決算は6月12月である。だから深刻に批判しているわけで はないのです。わかってて難癖つけているんです...が)。 「だから、なんでお前ら全部買おうと思うんだよ!」 というユニバの声が聞こえてきそうである。しかしユニバはえらい!なにが偉いって、最近広告 や帯でいつのリマスターであるかを明確に表記するようになっているのだ。これは消費者にとっ て福音である。大型店の店頭ですべてリマスター!と書いてある何種類もの同じアルバムを前に 悩む確率が減るからだ。 ところが、このW.アッシュだけはいつのリマスターか書いていない。「ベスト・チューニング ハイ・クオリティCD」(以下BTHQ)と書かれているだけだ。なんじゃこりゃ?意を決して 買ってみてもそれに関する説明もクレジットも一切ない。P&Cが1991とか1992とか書いてある だけなのだ。ということはマスター自体は前回の10年ほど前の初CD化の時のものなのだろうか ?とにかく新たなリマスターではなさそうだ。 まぁやはり「アーガス」で聴き比べてみよう。 左がリファレンス用のアナログ。おそらくドイツ盤の再発で大した音じゃない(GER MCA787)。 右上が前回のCD化の時の米盤(MCAD10234)。このマスターで同時期に日本盤も出ている。 右下が今回のBTHQだ。ちなみにUKオリジナルはUK/MCA MDKS8006で黒レーベルである。 CD同士を聴き比べてみる。音的には同じマスターのようだ。したがって断定はできないが BTHQは前回のデジタルマスターを何らかの手法で補正したものだろう。以下この推論に したがって述べていくことにする。 まずBTHQはマスタリングレベルがあがっている。これによって、 1.音がでかくなった→ノイズレベルもあがった(ヒスノイズが目立つ) 2.音が伸びている→コンプレッサーかシェイピングがかかったような音になった。 これは一長一短で、前のCDの方がナチュラルで低音がしまっているともいえる。 今回は低域が出ているが不自然に伸びすぎで気持ち悪いともいえる。 個人的には米盤の方が好きだ。 一応波形にして比較してみた(大バカ)。ジッターは低減しているように見えるので水晶か なんかで同期を精密にとったのかもしれない。しかしこの波形での確認は占い師レベルのも の。自分でやってても無意味に感じる。 CDはどちらも同じ+1だが、「アーガス」のこのボーナスはどうもいただけない。B面からラス トにいたる流れは最高で、その後にこのボーナスが来るのはちょっと雰囲気壊している。 続いてアナログも聴いてみる。上に述べたようにたいした音じゃない。鮮度も悪い。だがアコギ の奥行きが深い。A1の冒頭の左右に広がるコーラスがバックと分離している。CDはどちらも バックにベタリとひっついている感じだ。 で、最も顕著なのがシンバル系。CDはハイハットがつぶれ気味。 「キング..」のクラッシュがアナログが高く澄んでシャーン、パシャーンなのに、CDは極端に いうとズシャー、バシャーという感じで、しかもBTHQは音が伸びているためさらにグシャーー ンとしている。これでは神秘的な、ジャケにあるカスミかモヤかといった感じは出ない。それば かりか、間やタメがないのでうまく音楽にノれない。うーん、なんかまだリマスターし直す可能 性が、すごく感じられる。現在のハイビット技術でやり直す方向性はなかったのだろうか? 今までも××リマスターとか○○リマスターとかワケのわからん方式がかかげられていたことは あったが、手法はどうあれ、たいがいアナログマスターからデジタル化しなおしている。たとえ それがコピーマスターでも、アナログと一度デジタルにしてしまったものでは情報量がケタ違い。 アナログはやり方次第で情報をひきだせるが、デジタルは16ビットでデジタル化してしまったら いくらがんばっても情報量はそれ止まり。いくらいじっても限界があるし、ナチュラルに情報を 追加するのは至難の技だ。 エンジニアのクレジットがのっていれば多少の敬意を払おうとも思うのだが、なんにも書いてな いのでいっちゃおう。こと「アーガス」に関していえば、BTHQは別にやんなくてもよかった んじゃないのか?というか、新規リマスターの余地がかなりある気がするので、やはりリマスター して欲しかった。日本単独でムリなら別に急ぐ理由もないので次のリマスターを待って欲しかっ た。 今回のユニバーサル一連の紙ジャケでは、S.フェイセス、スタカン、エルトンとも定番リマス ターを使い、広告にも書いてある。W.アッシュは、音質的にはイマイチなんだけど、なんかい じれば何とかなるかも、ということでBTHQにしたのかもしれない。 (リマスターではないハンブル・パイは延期か中止)。 また、前期は問題があるが、後期は別にリマスターし直すほどのこともないので、折衷案とし てBTHQにした? ということで今アーガスを買いに某都内大型チェーン店にいくと、上記1991米盤(1611円)と その日本版(2548円)、BTHQ紙ジャケ(2141円)が並んでいる。音質と値段から考えると 個人的には米盤かなとも思うが、それにしてもこの米盤のジャケはひどすぎる。 トリミングもひどいが、裏ジャケのUFOが消えている。 まぁ私も確かに初めてこの「アーガス」のジャケを見た時は、最初はそのもやの中に立つ中世 の騎士のような後ろ姿にググッときたものの、裏返してUFOに気づいた瞬間なんかカクッと した。なんだろうこの違和感。でもこの違和感こそ、ヒプノシスらしさというか、タダもので ないところなんだと思う。アメリカのレコード会社がない方がコンセプトがハッキリする(と いったかどうか知らないが)と、消しちゃったとしても、ま、それもアメリカンだよね、と思 うのである。 でジャケである。基本的にすべて薄紙で、ボール紙風のペラジャケはなかなか感じだしている のだが、なぜか「巡礼の旅」と「ニューイングランド」だけ厚紙で「巡礼...」はテクスチャー を再現。厚紙の2枚は片方のサイドが折り返して閉じられたいわゆるセミ・ダブルの見開きに なっているのだが、他の見開きは両サイドがパカッと開いたまま。 UK盤の見開きには折り込んで閉じずに、単純に糊でペタッと張り合わせたものがある。この 場合、 1.糊がはがれて開いてしまう 2.持ち主がはがしてポスターなどを入れる 3.そもそも出荷時に糊付け忘れ といった原因からか開いてしまっているものも多いが、でもやはりちゃんと糊づけして閉じて ほしかった。ユニバはキャラバンの時もそうだったのだが、なんか糊づけするのに問題でもあ るのだろうか? ま、「ライブ・デイト」なんかの2枚組はいいですよ、もちろん。 上は中学生の頃コピーしまくったその米盤MCA2-8006と紙ジャケ。どちらもブックレット付きだ が、米盤は見開きが白黒だった。当時からこの米盤、ひどい音だな、友達のもってる日本盤の方 がコピーしやすいなぁ、などと思っていたが、押入からひきずりだして今聴いてみても印象はか わらない。BTHQの音は「アーガス」ほどではないにしろこの米盤なみ。米盤から広がりと空 気感を取り去ったような音だ。買い替えをススメるほどではない。 うーんマズイ、これではいい評価はだせない。 同時に出たものではスモール・フェイセスやスタカンより落ちるが、ジューダスよりはまし、と いった所だ。 BTHQに関しては何もせずに紙ジャケ化するよりも、一応音質向上をはかってくれたというこ とで評価もできるが、その場しのぎの音質向上で決定的ではないともいえる。 もちろん人によって評価は違う(当たり前)。最高の紙ジャケ化と思う人がいても不思議じゃない。 シリーズで1枚 ふつうは「アーガス」か「ライブ...」なんだけど、上記の通りイマイチなんで、ジャケのいい 「巡礼..」とかいかがでしょう。 この際日本初CD化でもあるし(輸入盤は出ていた)、前期はパスして後期を買っちゃうといの もあり。ただ、その場合延期となった2タイトルがないのが惜しい。これはたぶん世界初CD化 だし...。うーん悩ましい。 レア度(01/9) 前期を中心に売れている模様。そもそも入荷が少なかったようで、あわててバックオーダーして いる店も。仕入れ担当者も人気の根強さに驚いていることでしょう。 2回目の入荷で安定して買えるようになるのでは(S)
インパルス40周年企画 インパルス・ベスト50 2001/6/27、 2001/8/1、リリース \2,233 50W |
インパルスの第1回が出てから早1ヶ月、第2回も発売されちゃいましたね。遅ればせながらレビュ ーをお送りします。 第1回 25W 2001/6/27 ※括弧内の記号は、MCAビクター時代に出た紙ジャケの製品番号。 ※★印は初紙ジャケ化。 UCCI9001 ジョン・コルトレーン/バラード(MVCZ26/MVCZ10025) UCCI9002 ジョン・コルトレーン/至上の愛(MVCZ36/MVCZ10026) UCCI9003 ジョン・コルトレーン/ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン(MVCZ27/MVCZ10028) UCCI9004 デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン/デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン(MVCZ29/MVCZ10027) UCCI9005 ジョン・コルトレーン/ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード(MVCZ28) UCCI9006 ジョン・コルトレーン/コルトレーン(MVCZ90/MVCZ10029) UCCI9007 ジョン・コルトレーン/クレッセント(MVCZ38/MVCZ10030) UCCI9008 ジョン・コルトレーン/アフリカ/ブラス(MVCZ89) UCCI9009 ジョン・コルトレーン/クル・セ・ママ(MVCZ61/MVCZ10032) UCCI9010 ジョン・コルトレーン/ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード・アゲイン!(MVCZ85) UCCI9011 ジョン・コルトレーン/インプレッションズ(MVCZ37/MVCZ10033) UCCI9012 ジョン・コルトレーン/ライブ・アット・バードランド(MVCZ98/MVCZ10034) UCCI9013 ジョン・コルトレーン/ジョン・コルトレーン・カルテット・プレイズMVCZ62、(MVCZ10031) UCCI9014 ジョン・コルトレーン/アセンション(コンプリート・ヴァージョン)(MVCZ91 ただし追加収録曲なし) UCCI9015 ジョン・コルトレーン/エクスプレッション(MVCZ39) UCCI9016 ジョン・コルトレーン/セルフレスネス・フィーチャリング・マイ・フェイヴァリット・シングス(MVCZ60) UCCI9017 ジョン・コルトレーン/トランジョン(MVCZ86) UCCI9018 ジョン・コルトレーン/メディテーションズ(★初紙ジャケ化) UCCI9019 ジョン・コルトレーン/ニュー・シング・アット・ニューポート(★初紙ジャケ化) UCCI9020 アーチー・シェップ/フォア・コルトレーン(★初紙ジャケ化) UCCI9021 アーチー・シェップ/ザ・マジック・オブ・ジュ・ジュMVCZ69 UCCI9022 アーチー・シェップ/アッティカ・ブルース(★初紙ジャケ化)(写真上) UCCI9023 アリス・コルトレーン/ワールド・ギャラクシー〜至上の愛(★初紙ジャケ化) UCCI9024 ソニー・ロリンズ/オン・インパルス(MVCZ65) UCCI9025 ソニー・ロリンズ/アルフィー(MVCZ30) シリーズ評価 3 NORMAL インパルス・レーベルは、これまでMCAビクターから発売されてきた。紙ジャケについて も、94年〜96年の3年間にわたって、マスターズ・オブ・ジャズ・シリーズとして、主 だった名盤、人気盤が、紙ジャケ・リイシューされている。 更に、コルトレーンに関しては、上記シリーズに加え、99年1月に、コルトレーン・ディ スカヴァリー・コレクションとして10Wが再度紙ジャケ化されている。やっぱ、コルト レーンって売れるんだなぁ。) というわけで、今回ユニバーサルから出たインパルス40周年記念シリーズは、「待望の」 といった感が少ないのは否めない。これは仕方ないことか・・・。 今回のシリーズは、MCA時代の紙ジャケとどこがどう違うのか、ということが評価のポイ ントになると思う。 <紙ジャケの出来> ユニバーサル版になって、インパルスのオリジナル盤にみられるコーティング・ジャケ仕様 が採用された。これは評価すべき点。 また、探検隊の掲示板で、雑魚さん、かげちさんが既に指摘されているように、「至上の愛」 の背表紙部分が、MCA版はオレンジ/黒だったのに対して、今回のユニバーサル版はオリジ ナル盤の白/黒デザインが再現されていることは、評価すべき事項であろう。 上:MCA(MVCZ-10026) 下:ユニバーサル(UCCI-9002) ただし、重箱の隅をつつくようで悪いが、「バラード」のジャケについては、のELVIN JONESの“S”の「引っ掻きキズ」と「汚れ」はMCA時代のままである。 同じ所有者の盤を元に再度スキャンしたからこうなったのか、同じデータを使い回したのかは 定かではない。 まあ、ジャケに関しては、コーティングが施されたことで、オリジナルのインパルス盤の雰囲 気が味わえるようになったという点で、今回のユニバーサル版は、概ね満足できる仕上がりで はないだろうか。 (あっ、忘れるところだった!) MCA時代から、なんとも微笑ましい間違いで(本人たちは真っ青?)、我々ファンを楽しま せてくれているインパルス・レーベルの担当者さま。今回も、見事にやってくれました。 アッティカ・ブルースです。下の写真のように帯のアーティスト名のところが、本当はアーチ ー・シェップになるはずですが、コルトレーンになっています。 MCA時代にも同じような間違い(ビクターのコルトレーン・ディスカバリーのコーナーへ) があったが、なんだかインパルスの間違いに関しては、あまりにもおかしすぎて許せちゃうん ですよね。メッツの新庄くんみたいに。 <音作り> MCA時代のマスターズ・オブ・ジャズと、コルトレーン・ディスカヴァリー・コレクション については、気のせいか、数年後に出たディスカヴァリーの方が若干音量が上がっているよう な気がするが、音に関しては、ほぼ同じとみてよいだろう。(CDレーベル裏の内径の番号も 共通しているので、たぶん同じなのだろう。) この2つのシリーズの違いは、前者がプラスチック製のカバー付きで2,427円(税抜)、 後者はそれが省かれているかわりに1,680円という良心的価格で出たことくらいである。 つまりどちらか一方を持っていればよいことになる。 前置きが長くなったが、それでは、今回のユニバーサル版と従来のMCA版とではどうか? 至上の愛を比較試聴してみる。 普通のステレオでも違いはあきらかである。ユニバーサル版の方が、エッジがきいたゴリっと した音になっている。コルトレーンのサックスもマッチョな感じになっている。別人のサック ス奏者と言われても、ああそうですか・・・と、うっかり答えてしまいそうである。 対してMCA版はややおとなしい印象。しかし、これはけっして悪い意味ではない。すんなり と耳に入ってくる音である。冒頭からしばらくのところの、エルヴィンのシンバルのシュワシ ュワシュワショワ〜ンとサイダーの泡のようにいう湧き起こってくるあたりの表現は、MCA 版の方が自然。これはこれで悪くないのではないか?MCA版が普通のサイダーなら、ユニバ ーサル版は強炭酸水、ジュワーッと湧き起こってきて、喉ごしは爽快だが、少々お下品。食べ 過ぎると、ゲップが出るかもしれないオシの強い音だ。 オシの強さは、各所で顕著である。至上の愛・パート1の22分過ぎから始まるラ〜ヴスプリ 〜ム、ラ〜ヴスプリ〜ムと皆でコーラスをするところは、MCA版は朴訥として、田舎の坊さ んたちののどかなお経のようにもきこえるが、ユニバーサル版の方は、エコー感がつよく、声 も太く感じられ、なんだかマッチョなブラコンのコーラスグループのようである。(これはこ れで笑えるが・・・。) また、ユニバーサルの方は、楽器の1つ1つがそれぞれ際だってきこえる。これはこれで、個 々の奏者の演奏を明瞭に聴かせるという点ではよいのだが、至上の愛のような奏者間の絶妙な 間合いの聴かせる作品になるといかなるものか? またまた、食べ物の例えでなんだが、ユニバーサル版は、作りたてで個々のスパイスの香りが 判別できる状態のカレー、対して、MCA版は一晩まではいかないが、数時間を経て個々のス パイスの識別は困難になっているものの、エッジがとれた分マイルドで口当たり(耳触り)の よい音になっているような印象。(うーん、意外と今回の比較は難しいぞ。) それではということで、紙ジャケではないが、98年に出た8枚組BOXセット「ザ・クラシ ック・クァルテット/コンプリート・インパルス!スタジオ・レコーディング・セッション」 をS隊員から借り、至上の愛を聴いてみる。む、む、む、MCA版とユニバーサル版を中庸を 行く、バランスのとれた音。スムーズさを損なうことなく、そこそこダイナミック感がある。 うーん、いかん、これでは紙ジャケの立場が危うい! ならば、オリジナル盤を・・・と、これまたS隊員所有のオリジナル盤を拝聴。 おおっ、スムーズで耳当たりがよく、奥行き感がありますねぇ。音のダイナミック感でいくと ユニバーサル版→BOX版→オリジナル盤→MCA版という順番でしょうか。 しかし、オリジナル盤がよいのは、これまでの探検隊のあまたの検証でも分かっていることな ので、ここでオリジナル盤を推薦してもしょうがない。 もう少ししっとりしたものを聴いてみる。デューク・エリントン&コルトレーン。 アレレ、MCA版の方は、エリントンのピアノの音がなんだかヨレって聞こえるぞ。CDプレ ーヤーのモーターの回転が怪しくなったような音だ。こんな音だったけ? このアルバムは、私の愛聴盤の1つ。この音だったはずである。そう聞こえたのは、ユニバー サル版のエリントン&コルトレーンを聴いたから。こちらの方がアルバム冒頭のエリントンの ピアノの音の解像度が高く聞こえ、それに絡むアーロン・ベルのウッドベースのピチカート音 とトゥーンと澄んだ音がする。2分6秒(MCA版では2分8秒)のエリントンがピアノで決 めを入れるところでは、どちらの版も音が割れ気味なのは共通しているが、ユニバーサル版の 方が割れ具合をうまく調整してあるのか、きれいにまとまっており、MCA版のようにハラハ ラ、ドキドキしなくともスムーズに通過できる。このアルバムに関しては、ユニバーサル版の 勝ちか? ならば、ライブはどうか?今度は、ドルフィーも加わっているヴィレッジ・ヴァンンガードを 聴いてみる。 うーん、これは、至上の愛、エリントンと比べ最も違いが顕著。ユニバーサル版の後に、MC A版を聴くと、MCA版は舞台がもう1つ奥に引っ込んだ印象を受ける。これは単に音量の問 題だけでなく、個々の音の立ち方がユニバーサル版の方が際だっており、解像度もよいので、 実際の音量レベル以上に違って聞こえるのだろう。名匠ルディ・ヴァン・ゲルダーが、コルト レーンのツバを浴びながらとった(?)といわれるヴァンガード・ライブはユニバーサル版で 聴いた方がよいだろう。 と、まあ、ここまで、比較してきた訳だが、こんなことをやっているとキリがないので、この 辺でやめとこう。 ハッキリいって、結論は出ていません。 至上の愛については、MCA版を持っている人は、少々無駄の投資になるかもしれないが、ユ ニバーサル版も買ってみて、どちらが好みの音か、自分の耳で決めてほしい。(まだ、至上の 愛を持っていない人は中古屋さんで、とりあえずMCA版を安く買っておいても悪くないと思 う。今なら、ユニバーサル版が出た直後で、MCA版が大量に中古屋さんに出回っている。) エリントン&コルトレーン、ヴィレッジ・ヴァンガードについては、ユニバーサル版がお薦め です。その他の作品については、また、折を見てこの欄に追記していきたいと思います。 シリーズで1枚 最近、紙ジャケにハマってしまった人で、インパルスのコルトレーンはまだという人は、とり 急ぎバラードと至上の愛をゲットすべし。この2枚は直ぐになくなるので。 MCA版をお持ちで、急いでリプレースを考えないということであれば、初紙ジャケ化のアー チー・シェップのアッティカ・ブルース、コルトレーンのメディテーションズやニュー・シン グ・アット・ニューポートをコレクションに追加するのが、無駄のない買い方。 レア度(01/7末) この2枚を確保したら、続いてバードランド、ヴァンガード、ハートマン、クレッセント、カ ルテット・プレイズ、エリントンあたりを確保しておきましょう。これらもじきになくなりま す。 MCA版をお持ちの方は、このレヴューを参考に(あまり真に受けないでくださいね)、リプ レースを進めていってください。(W) 第2回 25W 2001/8/1 UCCI9026 キース・ジャレット/生と死の幻想(MVCZ40) UCCI9027 キース・ジャレット/宝島(★初紙ジャケ化)(写真上) UCCI9028 カウント・ベイシー/カウント・ベイシー&カンサス・シティ・セブン(MVCZ32) UCCI9029 シェリー・マン/2-3-4(MVCZ68) UCCI9030 オリヴァー・ネルソン/ブルースの真実(MVCZ31) UCCI9031 マッコイ・タイナー/バラードとブルースの夜(MVCZ41) UCCI9032 マッコイ・タイナー/リーチング・フォース(MVCZ102) UCCI9033 クインシー・ジョーンズ/ザ・クインテッセンス(MVCZ66) UCCI9034 ギル・エヴァンス/アウト・オブ・ザ・クール(MVCZ67) UCCI9035 ロイ・ヘインズ/アウト・オブ・ジ・アフターヌーン(MVCZ63) UCCI9036 エルヴィン・ジョーンズ&リチャード・デイヴィス/ヘヴィー・サウンズ(MVCZ64) UCCI9037 ベン・ウェブスター/シー・ユー・アット・ザ・フェア(★初紙ジャケ化) UCCI9038 チャーリー・ヘイデン/リベレーション・ミュージック・オーケストラ(MVCZ43) UCCI9039 チャーリー・ミンガス/5(ファイヴ)ミンガス(MVCZ42) UCCI9040 J.J.ジョンソン&カイ・ウィンディング/ザ・グレート・カイ・アンド・J.J.(MVCZ74) UCCI9041 J.J.ジョンソン/プルーフ・ポジティヴ(★初紙ジャケ化) UCCI9042 ミルト・ジャクソン〜レイ・ブラウン/ザッツ・ザ・ウェイ・イット・イズ(★初紙ジャケ化) UCCI9043 アート・ブレイキー/ア・ジャズ・メッセージ(★初紙ジャケ化) UCCI9044 ライオネル・ハンプトン/ユー・ベター・ノウ・イット!!(★初紙ジャケ化) UCCI9045 コールマン・ホーキンス/デサフィナード(★初紙ジャケ化) UCCI9046 デューク・エリントン/デューク・エリントン・ミーツ・コールマン・ホーキンス(★初紙ジャケ化) UCCI9047 ズート・シムズ/ウェイティング・ゲーム(MVCZ108) UCCI9048 スタンリー・タレンタイン/レット・イット・ゴー(MVCZ103) UCCI9049 アルバート・アイラー/グリニッチ・ヴィレッジのアルバート・アイラー(★初紙ジャケ化) UCCI9050 ファラオ・サンダース/神話(ターウィッド)(★初紙ジャケ化) シリーズで1枚 第2回も無事予定通り発売されました。6月の第1回は、コルトレーン、シェップ、ロリンズ 関連で埋め尽くされ、MCA時代との重複が多かったが、今回は25Wのうち、10Wが初の 紙ジャケ化。ジャレットの「宝島」や、「グリニッチ・ヴィレッジのアイラー」(写真左) など、MCA時代に、なんでアレを出さないんだとファンから嘆願の多かったものが登場した。 MCA版を揃えている人は、まずこのあたりからゲットだ。 あまり、ジャズは・・・という人には、コールマン・ホーキンスの「デサフィナード」(写真右) をお薦めしておこう。なんと、ホークがボサ・ノヴァやってます。うーん、なんていい音のテ ナーだろう・・・と、うっとりしたら、もはやあなたはジャズ・ファン。ボッサ関連でゲッツ /ジルベルトへ流れるもよし、ロリンズへ展開するよし。後はあなた次第ですな。(W)
インパルス40周年企画 インパルス・モア・ベスト50 2001/11/28、 2001/12/21、リリース \2,233 50W |
6月、8月に各25Wずつ、計50Wが出たばかりなのに、またもや、我々のボーナスを 狙ってインパルス・モア・ベスト・シリーズが始まってしまった。 夏と年末合わせると、ユニバーサル版のインパルス紙ジャケは計100Wの一大シリーズ となった。うげ〜っ。 第1回 25W 2001/11/28 UCCI9051 キース・ジャレット/フォート・ヤウー(写真上) UCCI9052 キース・ジャレット/バックハンド UCCI9053 キース・ジャレット/ミステリーズ UCCI9054 キース・ジャレット/シェイズ UCCI9055 キース・ジャレット/バイアブルー UCCI9056 キース・ジャレット/ バップ・ビー UCCI9057 マッコイ・タイナー/インセプション(既発紙ジャケMVCZ76) UCCI9058 マッコイ・タイナー/ライヴ・アット・ニューポート(既発紙ジャケMVCZ77) UCCI9059 マッコイ・タイナー/トゥデイ・アンド・トゥモロウ UCCI9060 マッコイ・タイナー/マッコイ・タイナー・プレイズ・エリントン(既発紙ジャケMVCZ101) UCCI9061 エルヴィン・ジョーンズ&ジミー・ギャリソン・セクステット・ フィーチャリング・マッコイ・タイナー/イルミネイション!(既発紙ジャケMVCZ104) UCCI9062 ロレツ・アレキサンドリア/ザ・グレート UCCI9063 ロレツ・アレキサンドリア/モア・オブ・ザ・グレート UCCI9064 フリーダ・ペイン/アフター・ザ・ライツ・ゴー・ダウン・ロウ・ アンド・マッチ・モア!!!(既発紙ジャケMVCZ82) UCCI9065 ジャッキー・パリス/ザ・ソング・イズ・パリス UCCI9066 ジョニー・ハートマン/アイ・ジャスト・ドロップト・バイ・トゥ・セイ・ハロー UCCI9067 ジョニー・ハートマン/ザ・ヴォイス・ザット・イズ! UCCI9068 オリヴァー・ネルソン/続・ブルースの真実 UCCI9069 オリヴァー・ネルソン/オリヴァー・ネルソン・プレイズ UCCI9070 オリヴァー・ネルソン/ライヴ・フロム・ロサンジェルス UCCI9071 ハンク・ジョーンズ/ハプニングス UCCI9072 ギル・エヴァンス/イントゥ・ザ・ホット UCCI9073 アーマッド・ジャマル/ポインシアナ・リヴィジテッド UCCI9074 シャーリー・スコット/オン・ア・クリア・デイ UCCI9075 シャーリー・スコット/ラテン・シャドウズ 3 NORMAL インパルス・モア・ベスト50の第1回は、キース・ジャレット、マッコイ・タイナー とピアノが充実。 ジャレットは、8月発売の前シリーズの人気盤「生と死の幻想」、「宝島」は必須だが、 ファンあれば、既にMCA版の紙ジャケを持っている人も多いだろうから、むしろ今回 のタイトルの方を待ち望んでいたのではないか。 また、ボーカルでは、ロレツ・アレキサンドリアが紙ジャケに登場したのはうれしい。 マイルスが大いに勉強したというアーマッド・ジャマルや、ギル・エヴァンスなど、マ イルスファンも要チェックのアイテムが並ぶ。 こうしてみると、モア・ベスト50の方が、前回のベスト50よりも、MCAビクター 時代に出たインパルスと重複が少なく、面白味がある。 シリーズで1枚 前回のベストで何かを買ったか、あるいは、何を気に入ったかで判断したい。 ジャレットを買ったのなら、この際、インパルス時代のジャレット主要作を紙ジャケで 集めてみるのも面白い。 レア度(01.12現在) どれも余裕ありますが、ジャレットの6Wは、ファンが買っているのか足が早いようで す。(W) 第2回 25W 2001/12/21 UCCI9076 ソニー・ロリンズ/イースト・ブロードウェイ・ランダウン(写真上) UCCI9077 チャールス・ミンガス/黒い聖者と罪ある女 UCCI9078 チャールス・ミンガス/ミンガス・プレイズ・ピアノ(既発紙ジャケMVCZ83) UCCI9079 ソニー・スティット/ナウ! UCCI9080 ジョニー・ホッジス/エヴリバディ・ノウズ・ジョニー UCCI9081 ポール・ゴンザルヴェス/テル・イット・ザ・ウェイ・イッツ UCCI9082 コールマン・ホーキンス/ドゥデイ・アンド・ナウ UCCI9083 コールマン・ホーキンス/ラップド・タイト UCCI9084 ベニー・カーター/ファーザー・デフィニションズ UCCI9085 アート・ブレイキー/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ UCCI9086 c・ジョーンズ/ディア・ジョン・C UCCI9087 ミルト・ジャクソン/ジャズ・ン・サンバ UCCI9088 ミルト・ジャクソン/ステイトメンツ UCCI9089 フレディ・ハバード/ザ・ボディ・アンド・ソウル(既発紙ジャケMVCZ105) UCCI9090 カイ・ウインディング/ジ・インクレディブル・カイ・ウインディング UCCI9091 カーティス・フラー/ソウル・トロンボーン(既発紙ジャケMVCZ106) UCCI9092 アーチー・シェップ/ファイアー・ミュージック UCCI9093 アーチー・シェップ/ライヴ・イン・サンフランシスコ UCCI9094 アーチー・シェップ/ママ・トゥー・タイト! UCCI9095 アーチー・シェップ/ザ・ウェイ・アヘッド UCCI9096 アーチー・シェップ/変転の時 UCCI9097 マリオン・ブラウン/スリー・フォー・シェップ UCCI9098 マリオン・ブラウン/ヴィスタ(既発紙ジャケMVCZ118) UCCI9099 ガボール・ザボ/ジプシー’66 UCCI9100 ガボール・ザボ/スペルバインダー シリーズ評価 3 NORMAL 第2回は、スティット、ホッジス、ホーキンスなどの大御所や、アーチー・シェップ、 マリオン・ブラウンなどの60年代中盤以降に活躍したアーティストまで幅広い。 今回も、MCAビクター時代の紙ジャケとあまり重ならないのがうれしい。 シリーズで1枚 ミンガスの黒い聖者〜、エルヴィンのディア・ジョン・C、シェップのファイアー・ミ ュージックなど、MCAビクター時代にどうして紙ジャケされなかったんだろうという 名盤はから選んでみたい。 でも、どれか1枚というならば、やはりロリンズのイースト・ブロードウェイ・ランダ ウンあたりか。(W) レア度(01.12現在) どれも余裕あります。11月の発売と時期があまりにも近いので、まだ、ジャズファン は11月分も全部買いきっていないのでは?(W)
BOSSA NOVA2001 24bit紙ジャケシリーズ 01/6/6 リリース ¥1942 10w |
UCCV9001 アントニオ・カルロス・ジョビン/波(写真) UCCV9002 アントニオ・カルロス・ジョビン/潮流+4 UCCV9003 タンバ4/サンバ・ブリン UCCV9004 スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト/ゲッツ/ジルベルト#2+5 UCCV9005 アストラッド・ジルベルト/おいしい水 UCCV9006 アストラッド・ジルベルト/いそしぎ UCCV9007 アストラッド・ジルベルト/ウィンディ UCCV9008 マルコス・ヴァーリ/サンバ'68 UCCV9009 ワルター・ワングレイ/バトゥカーダ UCCV9010 ルイス・ボンファ/ボサ・ノヴァ シリーズ評価 4 GOOD これを待っていた人は多いのでは?私もまっていました。 紙ジャケ未踏の領域のため、名盤のオンパレード! できたらアストラッドは「ルック・トゥ・ザ・レインボウ」も やってほしかった。(ゴールデン・ジャパンも...) 米倉庫にあるオリジナルマスターから24bitリマスターという ことで、ジャズのヴァーヴ紙ジャケなみの音質。 せっかくそこまでやっておきながら、リマスターのクレジット がないのが惜しまれる。 解説は原文訳のみで、またしてもパーソネルなどは不明のまま。 ジャケは「おいしい水」のコーティングや「波」などの見開きすべ すべジャケ等、かなりの再現度。 さて、で、懸案のキリン問題ですが、 「波」のジャケの美しい写真、このように緑のものもあり、どっち がどうなんだ?という疑問がわいてきます。 諸説あって、LPがオレンジ、CDが緑だという説や前から2種あ った説など混乱してますが、なにはともあれ、オレンジがオリジナ ルで間違っていないようです(98年リリースのCDからこの色にも どった)。いつから、なんの理由で緑になったのかは不明なまま (知っている人、教えてください)。 シリーズで1枚 ゲッツ/ジルベルトの#2はアストラッド入りのボーナストラックが入って いてお得。その他も名盤ばかりなので、買って損はないでしょう。 マルコス・ヴァーリは最近とみに再評価が高い作家です。 レア度(01/6) まだ買えます(S 6/20) ・2001/11/21 ボサノヴァ2001 第2回 10W ¥1942 UCCV9011 アストラッド・ジルベルト/ルック・トゥ・ザ・レインボウ(写真) UCCV9012 アストラッド・ジルベルト&ワルター・ワンダレイ/サマー・サンバ+2 UCCV9013 アストラッド・ジルベルト/ビーチ・サンバ UCCV9014 スタン・ゲッツ&ゲイリー・マクファーランド/黒いオルフェ UCCV9015 スタン・ゲッツ、ルイス・ボンファ、マリア・トレード/ジャズ・サンバ・アンコール UCCV9016 ワルター・ワンダレイ/サマー・サンバ UCCV9017 ワルター・ワンダレイ/シェガンサ UCCV9018 ゲイリー・マクファーランド/ソフト・サンバ UCCV9019 ラロ・シフリン/ラロズ・ボサ・ノヴァ UCCV9020 タンバ4/二人と海(中止) 好評シリーズ第2弾。今回もオリジナル・マスターから24bitリマスター。 なのだが、あいかわらずリマスタークレジットはなし。 タンバ4の名作登場!→だったんですが中止となりました。
Standards Trio Gold Collection 01/3/28リリース ¥2381/w3809 7W |
UCCE9002 スタンダーズ VOL.1 UCCE9003 スタンダーズ VOL.2 UCCE9004 チェンジズ UCCE9005 星影のステラ UCCE9006/7枯葉(写真) UCCE9008 チェンジレス UCCE9009/10オール・オブ・ユー シリーズ評価 4 GOOD ついに念願のECM紙ジャケ登場!よくぞマンフレッド・アイヒャーの承諾を 得てくれた! そう簡単にリマスターはできないECMのこと。ゴールドCDという手法で の紙ジャケ化も悪くないと思いました。そもそも沈黙がキーワードのECM にCDのフォーマットはあっていると思いますし、独特のアートワークを生 かすのに紙ジャケはやはり最適ではないかと...。 ジャケも「チェンジズ」のコーティングを再現するなど、ちゃんとやってい る(できれば前のMPSシリーズの薄い質感の方がらしいんだけど)。 今回はスタンダーズだけなのですけど、もちろんもっとやって欲しい。 また「ECMの真実」という本も発売され、かなり売れている様子。 私も買って読みました。リッチー・バイラークからみのアルバムがなぜ廃盤 になっているのか、はじめてわかりました(有名な話なのかもしれないが)。 オススメです。 シリーズで1枚 どれも名盤なのだが、「星影のステラ」は個人的に愛聴盤となっている。 また「枯葉」はCDだとひっくりかえさなくていいから、このアルバムは CDの方がいいなぁ、なんて思ったりしました。 レア度(01/6) 全て新品で購入可能。(S 6/20)
キース・ジャレット・ソロ・ゴールド・コレクション 2001/8/22 リリース ¥2381/w\3809 6W |
UCCE9011 ケルン・コンサート(写真) UCCE9012 フェイシング・ユー UCCE9013/4ソロ・コンサート UCCE9015/6ステアケイス UCCE9017 ブレゲンツ・コンサート UCCE9018 ダーク・インターヴァル UCCE9019 パリ・コンサート スタンダーズに続くECM紙ジャケ第2弾。ゴールドCD。 ソロ・コンサートは箱入りのテクスチャー仕上げ。LPの時はでかさにおそれをな して買う気にならなかったのですが、こんだけちっこいといいですね。 しかし、「ケルン・コンサート」っていったい何回買うはめになるんだ? はやくキース以外もやってくれ〜。
キース・ジャレット・クァルテット・ゴールド・コレクション 2001/8/22 リリース ¥2381/w\3809 6W |
UCCE9020 キース・ジャレット・クァルテット/ビロンギング UCCE9021 キース・ジャレット・クァルテット/マイ・ソング(写真) UCCE9022 キース・ジャレット・クァルテット/パーソナル・マウンテンズ UCCE9023/24 キース・ジャレット・クァルテット/サンシャイン・ソング UCCE9025 キース・ジャレット・クァルテット/残氓 UCCE9026 キース・ジャレット・クァルテット/心の瞳 スタンダーズ、ソロ作に続くECM紙ジャケ第3弾。やはりゴールドCD。 ヨーロピアン・クァルテットと、アメリカン・クァルテットの6Wが登場。 ヨーロピアンの方は、ヤン・ガルバレクという、とってもECM的なサッ クス奏者と組んだクァルテット。アメリカン・クァルテットの方は、インパ ルスに吹き込んだ彼らの諸作と、ECMの音のまとめかたの違いを比較する のも、また面白い。ちなみに、心の瞳は、アナログ盤の第4面は無音でした。 この無音は、意味深な無音であり、CDになると、そうしたものが捨象され ております。機会があったらアナログ盤も聴いてみてください。 シリーズ評価は、スタンダーズの評価に準じます。(W)
パット・メセニー・ゴールド・コレクション 2001/8/22 リリース ¥2381/w\3809 11W |
UCCE9027 パット・メセニー/ブライト・サイズ・ライフ UCCE9028 パット・メセニー/ウォーターカラーズ UCCE9029 パット・メセニー・グループ/想い出のサン・ロレンツォ UCCE9030 パット・メセニー/ニュー・シャトークァ UCCE9031 パット・メセニー・グループ/アメリカン・ガレージ(写真) UCCE9032/33 パット・メセニー/80/81 UCCE9034 パット・メセニー&ライル・メイズ/ウィチタ・フォールズ UCCE9035 パット・メセニー・グループ/オフ・ランプ UCCE9036/37 パット・メセニー・グループ/トラベルズ UCCE9038 パット・メセニー/リジョイシング UCCE9039 パット・メセニー・グループ/ファースト・サークル キースに続いて、パット・メセニーが、02年の来日公演を記念してゴール ドCDで紙ジャケ化!しかも11Wが登場。これはうれしいことです。 キースと同様、リマスターはされていないが、これはアイヒャーがうるさい ので仕方ない。メセニーが紙ジャケ化されるだけ、ホントうれしいっす。 個人的には、全部欲しいところだが、全部アナログやCDで持ってるし、 少々迷いますな。 想い出の〜、アメリカン・ガレージ、オフ・ランプあたりは、是非欲しい ところ。また、無骨な2枚組プラケースをリプレースするために、2枚組 の80/81、トラベルズも欲しいですね。ナナ・バスコンセロス好きの 私としては、ウィチタ・フォールズも外せません。 うーん、これでは、ほとんど全部買ってしまいそうです。(W)
井上陽水 復刻紙ジャケットシリーズ 2001/12/19リリース \2381 5W |
UPCH1123 井上陽水/断絶(99年版紙ジャケBOXの製品番号POCH9020) UPCH1124 井上陽水/陽水IIセンチメンタル(99年版紙ジャケBOXの製品番号POCH9018) UPCH1125 井上陽水/陽水ライブもどり道(写真上:初紙ジャケ化) UPCH1126 井上陽水/氷の世界(99年版紙ジャケBOXの製品番号POCH9020) UPCH1127 井上陽水/二色の独楽(99年版紙ジャケBOXの製品番号POCH9021) シリーズ評価 3 NORMAL 陽水の紙ジャケは、99年にポリドールから発売されたBOXセット「YOUSUI INOUE GOLDEN YEARS 1972-1974」(5枚組)と、フォーライフから01年3月に「井上陽水 ReMASTER」として発売された17枚組BOXセット(!)がある。 今回の01年ユニバーサル版紙ジャケは、99年のポリドール版紙ジャケを分売する形式に なるが、タイトルが一部異なる。 99年ポリドールBOXには、「夢の中へ」、「闇夜の国から」のシングルを12センチ CDにしたものが入っていたが、今回のユニバーサル版では、これがなくなり、代わりにラ イブアルバムの「陽水ライブもどり道」が加わっている。 99年ポリドール版、01年ユニバーサル版、よくよく聴くとユニバーサル版の方がメリハ リが効いているようだが、どちらも24ビットリマスターで、恐らく99年リマスターをソ フト上で多少手直した程度で、新たにオリジナルアナログマスターから起こしたような形跡 はない。 つまり音に関していえば、99年版BOXセットを持っている場合は、今回初紙ジャケ化と なる「陽水ライブもどり道」だけ購入すれば、コンプリートとはずだが・・・。 そうは問屋が卸さない。ここからが、紙ジャケの面白いところ・・・。ミスがあるんですよ。 しかも、両方に。 当探検隊のポリドールのコーナーで、紹介しているように、99年ポリドール版紙ジャケは 1)「氷の世界」・・・アナログ時代7曲目にあった「自己嫌悪」がカットされている 2)「二人の独楽」・・・アナログ時代の初回盤の全面巻き帯が再現されていない という問題が、RS-200さん、TAROさん、ストーンコールドさんなどから、掲示板で指摘 、報告されている。 今回は、どうだったのかというと・・・、あれれっ、氷の世界が!? 上:アナログ版「氷の世界」・・・7曲目に「自己嫌悪」入っています。ダブルジャケ片側閉じ。 左下:99年ポリドール版「氷の世界」・・・「自己嫌悪」カットされているが、レイアウトは 正しい。ダブルジャケ両側切り落とし。 右下:01年ユニバーサル版「氷の世界」・・・「自己嫌悪」入っているが、レイアウトが左右 逆転!ダブルジャケ両側切り落とし。 ということになっている。つまり今回のユニバーサル版「氷の世界」は、曲はアナログ時代 の内容に戻どり、ジャケや歌詞カードにも「自己嫌悪」が復活したが、レイアウトが逆転す る・・・という新たな話題を我々に提供してくれたのだ! うーん、これでは、ポリドール版とユニバーサル版を組み合わせても、完全なものにはなら ない。 しかし、改善された点もある。「二人の独楽」は、下の写真のように全面巻き帯が再現され たし、完全復刻ではないが、アナログ時代の帯に似せて帯も作られている。 全体としては、よく出来ている紙ジャケだが、99年の紙ジャケから新規リマスターされて いないこと、ダブルジャケの両側が切り落としてある点、上述のような凡ミスなどで、マイ ナスがつき、評価3(NORMAL)に。 シリーズで1枚 99年ポリドール版BOXを持っている人は、「もどり道」だけ購入すればOK。 ジャケが気になる向きは、これに「氷の世界」「二人の独楽」を追加する。 BOXを持っていない人で“1枚”という場合は、やはり「氷の世界」か。 レア度(01/12) 都心部の店では、早くもなくなりかけている店が多い。以外とすぐにレア化するかも。 ファンの方は年内、遅くとも年明けに入手しておきましょう。(W)
ザ・タイガース The 35th Anniversary オリジナル・ペーパースリーヴ・コレクション 2002/3,4リリース \2381(2枚組 \3000) 9W |
2002/3/21発売分 4W UPCH9016 ザ・タイガース/ザ・タイガース・オン・ステージ UPCH9017 ザ・タイガース/世界はボクらを待っている UPCH9018 ザ・タイガース/ヒューマン・ルネッサンス(写真) UPCH9019 ザ・タイガース/タイガース・アゲイン 2002/4/24発売分 5W UPCH9020 ザ・タイガース/自由と憧れと友情 UPCH9021/22 ザ・タイガース/ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム UPCH9023 ザ・タイガース/ザ・タイガース・フィナーレ UPCH9024 ザ・タイガース/THE TIGERS 1982(十年ロマンス)[+2] UPCH9025/26 ザ・タイガース/A−LIVE(ザ・タイガース同窓会記念コンサート・ライブ) シリーズ評価 4 GOOD ザ・タイガースのデビュー35周年を記念した紙ジャケ・シリーズ。 ライナーノーツに、オリジナルLP(ファースト・プレス)のアートワーク を、紙の質感から、帯デザイン、レーベル、添付物まで可能な限り再現する とうたっている通り、かなり頑張ったリイシューで、好感度大。 帯には、紙ジャケシリーズ共通のマークが入っているものの、当時の帯がど なものであったのか、想像するのに充分な内容が盛り込まれている。資料と してはこれで充分だろう。(これ以上の情報が必要な人は帯つきオリジナル を買ってください)。 また、添付物もほぼ再現されているようだ。ただし、毎度重箱の隅をつつく ような話で申し訳ないが、少々変なところもある。 上の写真は、彼らのコンセプト・アルバムであるヒューマン・ルネッサンス のジャケを見開いた状態。オリジナル盤は、写真のようにカラーブックレッ トがジャケに糊付けされているのが、紙ジャケCDの方は、糊付けされてお らず、添付されている状態になっている。ユニバーサルの場合、ロックやジ ャズの紙ジャケで、既にブックレット糊付けの実績があるので、技術的には さして難しいものではなかったと思うのだが、予算の関係でこうなったのだ ろうか。 実は、探検隊所有のオリジナル盤のブックレットも糊が剥がれていて、見開 きジャケに挟んである状態で売られていた。もしかしたら、リイシューのス タッフの人が入手した盤が、探検隊のものと同様にブックレットが剥がれた 状態であったのかもしれない・・・。なーんて、想像をめぐらすのも紙ジャ ケの楽しみの一つですね。いやはや、リイシュースタッフの皆さん、変なツ ッコミですみませんでした。 惜しむらくは音の方です。マスターテープの保存状態が悪かったのかもしれ ないんですが、アナログ盤の方が断然いい!帯付きで状態が良ければ、結構 な値が付いていると思いますが、帯ナシならば、それほど値ははらないはず。 もう少し頑張って音をよくしてほしかった! シリーズで1枚 コンセンプト・アルバムであるヒューマン・ルネッサンス、ヒット曲が多い 世界はボクらを待っているなどがお勧めでしょうか。ライブ盤もいいかも。 レア度(02/12) 都内では、既にレア化しているようです。地方ではどうなんでしょうか。 (W)
海援隊デビュー30周年 オリジナル盤復刻シリーズ 2002/12/18リリース \2381(2枚組 \3000) 10W |
UPCH3006 海援隊/堕落編(写真) UPCH3007 海援隊/倭人傳 UPCH3008/9 海援隊/一場春夢 UPCH3010 海援隊/誰もいないからそこを歩く UPCH3011 海援隊/ようやく解りかけてきた UPCH3012 海援隊/12の風景 UPCH3013 海援隊/だからひとりになる UPCH3018/19 海援隊/始末記 UPCH3020/21 海援隊/ラストライブ UPCH3016/17 海援隊/航海誌 シリーズ評価 3 NORMAL 海援隊のデビュー30周年を記念した紙ジャケ化。 シリーズで1枚 99年ポリドール版BOX レア度(02/12) まだ、あります。(W)
・11/28 ジャコパス レアコレクション! ¥2427 UCCU1010 ジャコ・パストリアス/レア・コレクション-50thアニバーサリー・エディション 復刻モノではありませんが、前回のレア・コレクションに6曲追加して紙ジャケで発売。その他情報をお持ちの方は是非こちらへ
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