東芝EMI
ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP

輸入仕様のストーンズを抜きにすれば、紙ジャケに関してはEMIは後発
に位置する。98年になってからようやく重い腰をあげた格好である。
ただしその分きちんとした作りがなされており、EMIの紙ジャケは安心
して注文できる。価格が高いのがたまにキズだが、ブルーノートのプロダ
クションなどを(宣伝も含めて)見てしまうと納得せざるを得ない。

まだまだ紙ジャケ化が待望される多くのカタログがあり、EMIクラシックス、
VIRGIN(探検隊が渇望している)、パシフィック・ジャズ、そして最後の大物
ビートルズが控えている。

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
ローリング・ストーンズ
スペシャル・エディション

94/5
リリース 各\2700 8W

VJCP27001 スティッキー・フィンガーズ(写真)
VJCP27002 メイン・ストリートのならず者
VJCP27003 イッツ・オンリー・ロックン・ロール
VJCP27004 山羊の頭のスープ
VJCP27005 ブラック&ブルー
VJCP27006 女たち
VJCP27007 エモーショナル・レスキュー
VJCP27008 刺青の男

シリーズ評価 2 BAD
ローリング・ストーンズ・レーベル設立後のスタジオ録音8枚を、
リマスター&紙ジャケ化したものである。
元は米国製造の輸入盤で、それに日本で帯と歌詞/解説をつけている。
結論としては、”日本のEMIで最初からやりなおしてほしい”って
ことだ。めでたく日本でやり直し決定!
紙ジャケのサイズは日本製より小さく、通常CDのブックレットを
一回り大きくしたもの。
紙質はペラペラで、まぁ昔の輸入LPを思い起こさせは、する。
特製プラケースに入っており、このケース込みで他の紙ジャケとほぼ
同じ大きさになる。
日本版はこの上からでっかいブックレットと帯がかぶせてあり、はっ
きりいって収納に困る。

さて何といっても興味の対象になるのは歴史的仕掛けジャケットの
「スティッキー」と「女たち」だろう。
ヴェルヴェットと並ぶアンディ・ウォーホールの傑作ジャケット
「スティッキー」はこれじゃあんまり。「女たち」も同様。
LPとの比較云々というより、デザイン上の重要なコンセプトをまる
っきり無視している。これじゃウォーホール怒るよ。→理由はLPとの比較ページへ
「エモーショナル〜」のサーモグラフ・ポスターは再現されている。

リマスター度はバツグン。ボブ・ラドウィックがアポジーのADコン
バータを駆使して行ったその音のキレは驚嘆に値する。
「ブラック&ブルー」のチャーリーのバスドラなどはミュートの毛布
が見えてくるようだ。(っていっても私はLPしか持っていなかった
ので、それ以前のCDはわからないが)
リマスターのクレジットもちゃんとしてる。

ちなみに日本盤の解説はどれを買ってもすべて同じもの
(この時代のストーンズのことが俯瞰的に記してある)。
歌詞カードが必要な人以外は輸入盤で十分である。

その他ストーンズ関係では、ブライアン・ジョーンズの「ジュジュカ」、
「パイプス・オブ・ア・パン」の紙ジャケが存在するが、これはおそら
くブートだと思う(オリジナルの「ジュジュカ」のジャケは権利関係の
問題で使用できないはずなので)。注意した方がいい。
シリーズで1枚
まぁこの時代では妥当に「メイン・ストリートのならず者」でしょう。
LP2枚がCDで1枚になったのもうれしい。
「エモーショナル・レスキュー」と「刺青の男」以外が次点である。

ただCDで「イッツ・オンリー〜」の本当の姿を再現することは難しい。
何しろこのLP、針を落とした瞬間、あのタカタッ、というドラムの
きっかけが鳴るのである(意図的にLPのミゾが調整されていたかど
うかは不明)。
これが格好いいのだ。この素晴らしいスネアのタイミングでアルバム
全体が突っ走るのである。CDではやはり物理的に無理なようです。
(ちなみにタイトル曲のドラマーはチャーリーじゃなく、ケニー・ジョー
ンズ。また"LAXURY"はエンディングの長いロング・ヴァージョン)。
レア度(99年初頭)
レコード店によってはすでにプレミアがつき、3,800円くらいで売っ
ている所もあるが、こんな値段で買うのは馬鹿げている(出来もイ
マイチだし)。
中古でなら1400〜1800円、新品でも輸入盤は2200円位で売っている。
日本盤の新品も、もちろんけっこう色んな所で余っている。

ただし、「スティッキー〜」と「メインストリート〜」だけはプレミ
ア価格でもほとんど見かけることはない。やはりこの2枚は別格のよ
うだ。(s)
99/5
日本盤の発売のせいでかなり安い価格で出回っています。
日本製はこちら

99/10
VIRGIN AMERICAから下記3タイトルが再発されました。

47863-2 STICKY FINGERS(スティッキー・フィンガーズ)
47864-2 EXILE ON MAIN STREET(メイン・ストリートのならず者)
47867-2 SOME GIRLS(女たち)

基本的な作りはいっしょ(ま〜た「スティッキー〜」は閉じられていない)。
違いは、
・プラスチックのケースがなくなり、その代わりサイズが大きくなって
日本盤とほぼ同サイズになったこと。
・ケースに貼られていたバーコードシールが裏ジャケに印刷されている。
・紙質が落ちた。
さらに「スティッキー」は、
・コーティングではなくなった。
・ジッパー保護用のプラスティックシートが2つ折りになり、ジャケ全
体をカバーするようになった。
点が異なっていますが、まぁ再発っぽい作りです。日本盤があれば不用。
もちろんリマスターの音質はいっしょです。

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ROCK
オリジナル紙ジャケットコレクション

98/5
リリース ¥2427/W\3600 11w

ザ・バンド  8W       
TOCP50837 ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク(写真)
TOCP50838 ザ・バンド
TOCP50839 ステージ・フライト
TOCP50840 カフーツ
TOCP50841/2ロック・オブ・エイジズ
TOCP50843 ムーンドッグ・マチネー
TOCP50844 南十字星
TOCP50845 アイランド

ジェフ・ベック・グループ(第1期) 2W
TOCP50846 トゥルース
TOCP50847 ベック・オラ

ヤードバース 1W
TOCP50848 リトル・ゲームス

シリーズ評価 3 NORMAL
価格は高いがジャケット自体はキチンとした作りである。
帯にデジタルリマスタリングと書いてあるがクレジット関係はない。
帯を捨てたり、紛失したりしたらもはやわからない。
わからずにまたデジタルマスタリングと書いてある同じCDを買いか
ねない。
ROCKはホントにこういうのが多いので困ってしまう。ROCKを
聞くヤツはそんなもの見ないということなのだろうか?
もはやそんな時代じゃないと思うし、特にこういったリイシューもの
はそれではいけないと思うのだが....。
ジャケの面白いのは「ムーンドッグ〜」。ちゃんと再現してある。
また「ステージ・フライト」もオリジナル通り。「ロック・オブ〜」
は3面見開きを再現。
シリーズで1枚
バンドでは「〜ビッグ・ピンク」がやはり名曲ぞろい。賛否ある
ディランの絵のジャケットも個人的にはうれしい。
「ムーンドッグ〜」も楽しめる1枚だと思う。
ジャケットでいうと「ベック・オラ」の有名な青りんごジャケ。
何故かルネ・マグリットの絵を使っている。サウンドとは合って
いると思えず、いまだに意図が不明なジャケの一つ(誰か知って
いる人は教えてください)。
レア度(99年初頭)
ほとんどのものが新品でまだ買える。
それでも「〜ビッグ・ピンク」はさすがに品薄か。(S)

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ビーチボーイズ
オリジナル紙ジャケット・コレクション

98/7
リリース ¥2427 20w

TOCP50849 サーフィン・サファリ
TOCP50850 サーフィンUSA
TOCP50851 サーファー・ガール
TOCP50852 リトル・デュース・クーペ
TOCP50853 シャット・ダウンVol.2
TOCP50854 オール・サマー・ロング
TOCP50855 ビーチ・ボーイズ・コンサート
TOCP50856 トゥデイ
TOCP50857 サマー・デイズ
TOCP50858 ビーチ・ボーイズ・パーティ
TOCP50859 ペット・サウンズ(写真)
TOCP50860 スマイリー・スマイル
TOCP50861 ワイルド・ハニー
TOCP50862 フレンズ
TOCP50863 スタック・オー・トラックス
TOCP50864 20/20
TOCP50865 ビーチ・ボーイズ69
TOCP50866 終わりなき夏
TOCP50867 スピリッツ・オブ・アメリカ
TOCP50868 Made in USA

シリーズ評価 4 GOOD
昨今の再評価を受けてついに紙ジャケ化!
当時のCapitol盤の雰囲気そのままの貼り紙による表紙を再現。
レーベルも復刻している。「コンサート」や「パーティ」の写
真などのオマケ、「スタックス」の楽譜もちゃんと入っている。
リマスターだというが、クレジットはないのでいつのものか不
明。「ペット・サウンズ」はおそらく1996リマスターだろう。
(1990リマスターも存在する。また「PET SOUNDS SESSIONS」
にも紙ジャケMONOリマスターが同梱されているが、恐らく同じ
もの)。
以前のCDに入っていたボーナス・トラックはない。この辺は
賛否あるだろうが、やはりこのアルバムはオリジナル通り、名
曲「キャロライン・ノー」で終わる方がいい。

<追記2002>と思ったらこの紙ジャケは87年の最初のCD化の
時と同じものでした。詳しくは文藝別冊「総特集ビーチ・ボーイズ」
に掲載されたペット・サウンズ比較検証を見てね。

しかし、20Wもベスト盤各種まで含めて紙ジャケ化する必要
があるのだろうか?もちろん店頭では余っちゃってるわけで、
これよりも「クリスマスアルバム」の紙ジャケや、ファンが熱
望している「サンフラワー」のCD化を何とか実現してもらい
たい所だ(クリスマスアルバムは完全版の他に通常版が紙ジャ
ケででるとの噂があったが、結局廉価Pケース版になった)。
それにしてもビーチボーイズのジャケはみんなカッコいいなぁ。
シリーズで1枚
1枚となれば超名盤の「ペット・サウンズ」でしょう。
次点は「トゥデイ」、渋谷系で一時注目された「フレンズ」あ
たり。「グッド・ヴァイブレーション」を聴きたければ
「Made in USA」とかのベストものがお得。
(ちなみに市場にはこんなものも→)
レア度(98年末)
まだ全部入手可能。ただ「ペット・サウンズ」はやはり品薄で
出足も速そうなので早めに押さえておいた方がいいでしょう。
その他はダブついている。(S)

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ブルーノート60周年記念
24bit By RVG

98/7.9.11.99/1.3
リリース \2381 100W

98/7 20w 第一期第一回
TOCJ9001 キャノンボール・アダレイ&マイルス・デイビス/サムシン・エルス(写真)
TOCJ9002 ソニー・クラーク/クール・ストラッティン
TOCJ9003 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ/モーニン
TOCJ9004 バド・パウエル/ザ・シーン・チェンジズ
TOCJ9005 ジョン・コルトレーン/ブルー・トレイン
TOCJ9006 ハービー・ハンコック/処女航海
TOCJ9007 ソニー・クラーク/ソニー・クラーク・トリオ
TOCJ9008 リー・モーガン/ザ・サイドワインダー
TOCJ9009 アート・ブレイキー/バードランドの夜Vol.1
TOCJ9010 アート・ブレイキー/バードランドの夜Vol.2
TOCJ9011 ソニー・ロリンズ/ビレッジ・バンガードの夜
TOCJ9012 リー・モーガン/キャンディ
TOCJ9013 ジャッキー・マクリーン/スイング・スワング・スインギン
TOCJ9014 ポール・チェンバース/ベース・オン・トップ
TOCJ9015 ホレス・シルバー/ブローイン・ザ・ブルース
TOCJ9016 ハンク・モブレイ/ソウル・ステーション
TOCJ9017 ケニー・バレル/ミッドナイト・ブルー
TOCJ9018 ティナ・ブルックス/トゥルー・ブルー
TOCJ9019 フレディ・ハバード/オープン・セサミ
TOCJ9020 ホレス・パーラン/アス・スリー

シリーズ評価 4 GOOD
シリーズ全体について

RVGのリマスターは偉大だが、値段がやや高く4点!

RVGとは、名エンジニアであるルディ・ヴァン・ゲルダー氏の頭文字
である。現在、私たちが考えるジャズらしい音というのは概ね氏の手の
よるレコーディングが基準になっているといっても過言ではないだろう。
恥ずかしいというか、とても失礼な話しだが、私は氏がまだご存命中だ
とは思ってもみなかった。
だから、ヴァン・ゲルダー氏が自ら当時の音源を24ビット・デジタル
・リマスタリングするという話しを聴いた時は、「えっ!まだ生きてた
の?」といった具合だったのだ。
CD時代になってから、少しずつジャズのCDを買い始めた私のような
人間には、ハード・バップのCDライナーノーツの50年代の録音年月
日も、「レコーディング・エンジニア ルディ・ヴァン・ゲルダー」と
いうのも、遥か遠い時代の出来事のように思わたのだ。これには驚いた。
音を聴いてみる。「うーん、かなり攻撃的な音づくり」。きっと、かな
りの高齢なんだろうけど、こんな音に仕上げてくるなんて、ヴァン・ゲ
ルダーという人は、やはり凄い人だ。
リマスターというと、元々の演奏が同じだから、それほど違いはないと
思っている人もいるかもしれないが、はっきり言っておこう、機材や方
式の違いもあるが、リマスターする人によって出来上がってくるものは
全く違ってくるのだ。録音の現場に立ち会い、音を創りあげた本人であ
るヴァン・ゲルダー氏自らがリマスターするのだから、もうなにもいう
ことはない。
もはや私たちは「当時スタジオには、きっと、こんな音が鳴り響いてい
たのだろう」そう信じて聴くほかはない。CDに入っている音は、アー
ティストの作品であるが、同時にヴァン・ゲルダー氏の作品でもあるのだ。
という訳で、このBLUENOTEの24bitシリーズは、ほかのハ
イビット・リマスター盤シリーズと比べと、by RVGの分だけ、確
実に付加価値の高いシリーズなのである。
1点だけ難を言えば、価格が2,500円とお高いこと。RVGの付加価
値分といわれれば、そうかもしれないが、100枚全て買おうと決意し
た私にはややつらい価格である。(だって2カ月に1度、5万円でてい
くわけですから)この100枚の後、続けて登場する予定のシリーズ第
2弾、第3弾を考えると、ブルーノート預金でもしないとついていけま
せん。(W)

ビニール・コーティングされたジャケットの仕上げは美しい。ブルーノ
ート独特の写真とタイポグラフィーが映えている。
レーベルも再現してある。かつてRVGが自らカッティングしたアナロ
グ盤にはレーベル外側にイニシャルが掘ってあるそうだが、おそらくそ
れを模してCD内径にRVGの文字が刷ってある。憎い演出だ。
ライナーは書き下ろしであり、なかなか読み応えがある。
ただシュリンクが鬼のようにギチギチにかけられており、開封したとき
にはすでにジャケットの角が変形していたりする。何とかして欲しい点だ。
リマスターはかなりいじってある印象。もっともオリジナル盤なんて持
いないんで、正確には比較できないのが残念。
ただこれはもう、誰もなにもいえません。もはやオリジナル再現性という
問題ではなく、録音した本人が「今だったらもっとこう録ればよかった」
と思ったらそれで納得するしかない。RVGによるヴァージョンUPと
考えた方がよさそうだ。何しろJAZZの名盤といわれるものはトミー
・フラナガンとヴァン・ゲルダーで作られたようなもんだし。
後このシリーズで歴史的なのは60:1という特典の設定だろう。金額的
にはクラシックのボックスものなど他にもあるだろうが、60枚買った人
にはもれなくって、そりゃ抽選したら怒るよ。(S)
ブルーノートに関してjacopasさんからご意見をいただいています。
<最大の売りは、あのヴァンゲルダー氏自身の手により彼のスタジオ
でRemasterされたことです。従って、オリジナルLPの音が再現等と言
われましたが、実際にはどうかなと思っています。>(原文ママ)
みなさんもRVGリマスターに関するご意見を是非こちらへお寄せください。
シリーズで1枚
記念すべきRVGシリーズ第1期はやはり名盤揃い。ブルーノートとい
うレーベルにとどまらず、ジャズ全体から見ても、名盤としてあげられ
るアルバムがずらりと並ぶ。まあ、どれを買ってもハズレはありません。

名盤ばかりなので1枚選ぶのは無理。個人的に好きなアルバムでいくと
コルトレーンの「ブルー・トレイン」かな。このアルバムはジャズを聞
き始めた頃、何度も繰り返し聴いた。その頃の私にとって、大半のジャ
ズはオヤジくさい音楽に聴こえていて、普段はロックやレゲエばかり聴
いていたけれど、この「ブルー・トレイン」は違っていた。若い感性に
確かに浸み込んでくるものがあった。普段ロックしか聴かない10代〜
20代前半の若者にも是非聴いてほしい1枚。(W)
レア度(99年初頭)
RVGシリーズは、プレス枚数が多いのか、まだ新品で充分入手可能。
ただし、第1期「サムシン・エルス」「ブルー・トレイン」「モーニン」
「処女航海」「クール・ストラッティン」など、いわゆる人気盤が多く、
春頃までに購入しておかないと、以後は購入が困難になる可能性もある。
いずれ買おうと思っている貴方、今のうちに買っておいた方がいいです
よ。(W)
99/2にこの1回目の20Wはアンコールプレスされました。いいことだと
思います。(S)

98/9 20w 第一期第二回

TOCJ9021 リー・モーガン/リー・モーガンVol.3
TOCJ9022 マイルス・デイビス/マイルス・デイビス・オールスターズVol.1
TOCJ9023 マイルス・デイビス/マイルス・デイビス・オールスターズVol.2
TOCJ9024 クリフォード・ブラウン/クリフォード・ブラウン・メモリアル・アルバム
TOCJ9025 ケニー・ドーハム/カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム
TOCJ9026 バド・パウエル/ジ・アメイジング・バド・パウエルVol.1(写真)
TOCJ9027 バド・パウエル/ジ・アメイジング・バド・パウエルVol.2
TOCJ9028 ジミー・スミス/ハウス・パーティ
TOCJ9029 サド・ジョーンズ/ザ・マグニフィセント・サド・ジョーンズ
TOCJ9030 ホレス・シルバー/6ピーシズ・オブ・シルバー
TOCJ9031 アイク・ケベック/ボサノバ・ソウル・サンバ
TOCJ9032 ティナ・ブルックス/バック・トゥ・ザ・トラックス
TOCJ9033 デューク・ジョーダン/フライト・トゥ・ジョーダン
TOCJ9034 フレッド・ジャクソン/フーティン・トゥーティン
TOCJ9035 ジャッキー・マクリーン/イッツ・タイム
TOCJ9036 ドナルド・バード/フュエゴ
TOCJ9037 デューク・ピアソン/テンダー・フィーリンズ
TOCJ9038 グラント・グリーン/フィーリン・ザ・スピリット
TOCJ9039 ウォルター・デイビスJr./デイビス・カップ
TOCJ9040 スタンリー・タレンタイン・ウィズ・スリー・サウンズ/ブルー・アワー

第2期も名盤ぞろいだが、人気盤の集中度では第1期に譲る。第2期に
は、リー・モーガン、マイルス、ブラウニーという個性の強い三人のト
ランペットのアルバムが揃っている。聴き比べしてみるものおもしろい。
シリーズで1枚
第2期の中で1枚選ぶとしたら、バド・パウエルの「ジ・アメイジング
・バド・パウエルVol.1」だ。なんといっても、1曲目から3曲目
まで、3回繰り返し演奏される「ウン・ポコ・ローコ」が最高。私は2
曲目のテイクがなんともいえず好きだ。特にマックス・ローチのドラム
が最高!ドラムのテクニック的なことは判らないが、いかにもウン・ポ
コ・ローコって感じのドラムが妙にバド・パウエルのピアノと絡みあっ
て楽しい。
3回同じ曲が並んでいるしつこさも好きだな。(皆さんはしつこいの嫌
いですか?きっと好きですよね?)
ちなみに、第2期の中で、私がもっとも頻繁に聴くのは、マイルスの2
枚。当時のマイルスはクスリ中毒だったという話しだが、この2枚に関
しては別。演奏はどれもカッコイイ。この2枚では「テンパス・フュー
ジット」などが、人気があるようですが(もちろん私も好き)、「ドナ」
のようなのも好きです。明るく、元気のよい曲で、私などは街を歩いて
いて、気分のよい時には知らず知らずの内にこの曲を口ずさんでいるこ
とが多い。(W)
レア度(99年初頭)
第2期は新品で充分入手可能。ただし、気のせいか、発売当初、レコー
ド店の棚に並んだ数量が、第1期より少なかったような気がする。第1
期を比べる、やや人気盤の度合いが下がるため、レコード店側が仕入れ
を少し減らしたのか?それとも、東芝EMI側で出荷数をあらかじめ抑
えたのか?いずれにしても、これはと思うタイトルは早めに買っておい
た方がよいだろう。(W)

98/?
BNCJ98 The Amazing Shoichi Yui
なおこのシリーズが販売開始された98/7に帰らぬ人となられた油井氏が
DJをつとめるブルーノートサンプラーが紙ジャケで復刻されている。
「ジ・アメイジング・バド・パウエル」のパロディのジャケが楽しい。
詳細はこちらへ
ちなみにvol.2は「クール・ストラッティン」のパロディ。
この特典シリーズでは児山氏による「ホレス・シルヴァー」のパロディ、
「ブルーカスクーナ」などもでている。

98/11 20w 第一期第三回

TOCJ9041 セロニアス・モンク/ジニアス・オブ・モダン・ミュージックVol.1(写真)
TOCJ9042 セロニアス・モンク/ジニアス・オブ・モダン・ミュージックVol.2
TOCJ9043 ユタ・ヒップ・ウィズ・ズート・シムズ/ユタ・ヒップ・ウィズ・ズート・シムズ
TOCJ9044 J.R.モンテローズ/J.R.モンテローズ
TOCJ9045 デクスター・ゴードン/アワ・マン・イン・パリ
TOCJ9046 ハービー・ニコルス・トリオ/ハービー・ニコルス・トリオ
TOCJ9047 ソニー・クラーク/ソニーズ・クリブ
TOCJ9048 ルー・ドナルドソン/ブルース・ウォーク
TOCJ9049 ケニー・ドリュー/アンダーカレント
TOCJ9050 ドナルド・バード/オフ・トゥ・ザ・レイシス
TOCJ9051 ハンク・モブレイ/ロール・コール
TOCJ9052 ホレス・シルバー/ドゥーイン・ザ・シング
TOCJ9053 ハービー・ハンコック/テイキン・オフ
TOCJ9054 ジミー・スミス/ミッドナイト・スペシャル
TOCJ9055 ベイビー・フェイス・ウィレット/フェイス・トゥ・フェイス
TOCJ9056 ジョン・パットン/アロング・ケイム・ジョン
TOCJ9057 アイク・ケベック/春の如く
TOCJ9058 スリー・サウンズ/ムーズ
TOCJ9059 ウェイン・ショーター/ナイト・ドリーマー
TOCJ9060 ウェイン・ショーター/ジュジュ

第3期では、ルディ・ヴァン・ゲルダーのリマスターにまたもや驚かさ
れた。驚いたのはセロニアス・モンクの2枚{「ジーニアス・オブ・モ
ダン・ミュージックVol.1及びVol.2」)である。モンクのピ
アノが、リヴァーブがかかったような感じで、何ともはや説得力のある
音に仕上がっている。
シリーズで1枚
第2期の中で1枚選ぶとなら、セロニアス・モンクの「ジーニアス・オ
ブ・モダン・ミュージックVol.1」がお奨め。いろんなところで、
いろんな人が書いているように、後々、モンクの代表曲と呼ばれるよう
になる曲が沢山入っていること、そして、このシリーズ評価のところで
書いたように、音に説得力がある。

そのほか、ホレス・シルバー「ドゥーイン・ザ・シング」や、デクス
ター・ゴードン「アワ・マン・イン・パリ」、ベイビー・フィエス・
ウィレットやハービー・ニコルスもお奨めです。(W)

なんかこんだけまとめて買って続けて聴いちゃうと、「ロールコール」
とかジョン・パットンとか昔ありがたがって聴いた盤もB級に聞こえち
ゃう。大したことないなぁって感じ。そんな中でもモンクとハービー・
ニコルズの何曲かはやっぱり光ってる。ただもんじゃない。
逆の意味で「ブルーズ・ウォーク」もただもんじゃありませんな。
一番よく聴いています。(S)

レア度(99年初頭)
第3期は新品で充分入手可能。今年の秋口までは、新品で充分入手可
能とみた。ただし、モンクの2枚など、人気盤は徐々に店頭在庫が少
なくなっていることも事実。(W)

99/1 20w 第一期第四回

TOCJ9061 ケニー・ドーハム/アフロ・キューバン
TOCJ9062 ハービー・ハンコック/エンピリアン・アイルズ
TOCJ9063 ソニー・クラーク/ダイアル・S・フォー・ソニー
TOCJ9064 ハンク・モブレー/ハンク・モブレー
TOCJ9065 リー・モーガン/リー・ウェイ
TOCJ9066 ジャズ・メッセンジャーズ/カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ VOL.1
TOCJ9067 ジャズ・メッセンジャーズ/カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ VOL.2
TOCJ9068 ホレス・シルヴァー/ザ・トーキョー・ブルース
TOCJ9069 ジョー・ヘンダーソン/ページ・ワン
TOCJ9070 カーティス・フラー/カーティス・フラーVOL.3
TOCJ9071 ザ・スリー・サウンズ/ボトムズ・アップ
TOCJ9072 デューク・ピアソン/プロフィール
TOCJ9073 グラント・グリーン/グリーン・ストリート
TOCJ9074 グラント・グリーン/ラテン・ビット
TOCJ9075 フレディ・レッド/ザ・ミュージック・フロム・ザ・コネクション
TOCJ9076 スタンリー・タレンタイン/ルック・アウト
TOCJ9077 デクスター・ゴードン/ゴー!(写真)
TOCJ9078 ルー・ドナルドソン/LD3
TOCJ9079 エリック・ドルフィー/アウト・トゥ・ランチ
TOCJ9080 リー・モーガン/ザ・ランプローラー

シリーズで1枚
「アウト・トゥ・ランチ」は初めて買ったBNのLPで思いで深い
一枚。ドルフィーもブルーノートもよく知らずにジャケ買いしまし
た。最初はドラムの凄さに仰天し、後で当時トニーが19才だったこ
とを知ってさらに腰をぬかしました。アルバムの内容がさっぱり理
解できず、いいのか悪いのか納得できるまで何十回も繰り返しきい
た覚えがあります。
で、どうだったかというと、まだ大事にとってあるLPの一つです。(S)

うん、うん、確かに「アウト・トゥ・ランチ」はかっこよかった。
当時はジャズを聞き始めたばかりで、ジャズのジャの字も知らなかっ
たが、このアルバムは本気でカッコイイと思った。やはり、1曲目
のトニーのドラムがすごい。
ドルフィーは、この曲をモンクを意識して書いたといわれているけ
ど、初めて聴いた時は、ミンガスの直立猿人を思い浮かべた。記憶
がある。
さて、今回のブルーノート第一期第4回発売分だが、今回もいいぞ。
個人的に良かった順に並べていくと、デクスター・ゴードンの「G
O!」、フレディ・レッド「ザ・ミュージック・フロム・ザ・コネ
クション」。それから、カーティス・フラー「カーティス・フラー
VOL.3」の1曲目の途中にでてくるカーティスのソロの中のジェリコ
の戦いも男の闘争心をかき立てるフレーズだ。是非、栄養ドリンク
剤か、なにかのTVCMに採用してほしい一節だ。(W)
レア度(99年2月)
でたばかりです(S)

99/3 20w 第一期第五回

TOCJ9081 ハンク・モブレー/ワークアウト
TOCJ9082 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ/チュニジアの夜(写真)
TOCJ9083 ケニー・ドーハム/ウナ・マス
TOCJ9084 リー・モーガン/ザ・クッカー
TOCJ9085 リー・モーガン/シティ・ライツ
TOCJ9086 ハンク・モブレー/ペッキン・タイム
TOCJ9087 グラント・グリーン/グランツ・ファースト・スタンド
TOCJ9088 ルー・ドナルドソン/ウェイリング・ウィズ・ルー
TOCJ9089 ルー・ドナルドソン/サニー・サイド・アップ
TOCJ9090 ホレス・シルヴァー/ソング・フォー・マイ・ファーザー
TOCJ9091 ホレス・シルヴァー/フィンガー・ポッピン
TOCJ9092 ディジー・リース/スター・ブライト
TOCJ9093 ソニー・レッド/アウト・オブ・ザ・ブルー
TOCJ9094 フレディ・レッド/シェイズ・オブ・レッド
TOCJ9095 イントロデューシング・ジョニー・グリフィン
TOCJ9096 アート・テイラー/A・T・’Sデライト
TOCJ9097 チャーリー・ラウズ/ボサノヴァ・バッカナル
TOCJ9098 ホレス・パーラン/アップ・アンド・ダウン
TOCJ9099 ドナルド・バード/バード・イン・ハンド
TOCJ9100 ジミー・スミス/ザ・サーモン

シリーズで1枚
いわゆる人気盤はモブレーの2作。メッセンジャーズ、そして「ウナ
マス」でしょうか?ホレス・シルヴァーやジョニー・グリフィンも
捨てがたいところです(s) 

99/4.5 20w ブルーノート創立60周年企画 THE BLUE NOTE YEARS
99/4/28 ¥2381

TOCJ66031 ブルーノート・イヤーズ・アート・ブレイキー
TOCJ66032 ブルーノート・イヤーズ・セロニアス・モンク
TOCJ66033 ブルーノート・イヤーズ・バド・パウエル
TOCJ66034 ブルーノート・イヤーズ・ホレス・シルヴァー
TOCJ66035 ブルーノート・イヤーズ・マイルス・デイヴィス
TOCJ66036 ブルーノート・イヤーズ・ソニー・ロリンズ
TOCJ66037 ブルーノート・イヤーズ・ジミー・スミス
TOCJ66038 ブルーノート・イヤーズ・ソニー・クラーク
TOCJ66039 ブルーノート・イヤーズ・リー・モーガン
TOCJ66040 ブルーノート・イヤーズ・シドニー・ベシェ(写真)
99/5/26 ¥2381
TOCJ66041 ブルーノート・イヤーズ・ジョン・コルトレーン
TOCJ66042 ブルーノート・イヤーズ・ケニー・バレル
TOCJ66043 ブルーノート・イヤーズ・ハンク・モブレー
TOCJ66044 ブルーノート・イヤーズ・ルー・ドナルドソン
TOCJ66045 ブルーノート・イヤーズ・グラント・グリーン
TOCJ66046 ブルーノート・イヤーズ・ジャッキー・マクリーン
TOCJ66047 ブルーノート・イヤーズ・デクスター・ゴードン
TOCJ66048 ブルーノート・イヤーズ・ザ・スリー・サウンズ
TOCJ66049 ブルーノート・イヤーズ・ウェイン・ショーター
TOCJ66050 ブルーノート・イヤーズ・ハービー・ハンコック

アーティスト別のコンピレーション。
いわゆるベスト盤だが、未発表テイクも少しは入っているらしい。
ジャケはフランシス・ウルフによる未発表写真。
70分以上収録。
特典盤の「ブルーカスクーナ」は残念ながら紙ジャケではありませ
んでした。→ブルーノート特典盤

なお99/7〜2000/3の第2期ラインナップはこちらへ

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート1/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
ブルーノート60周年記念
24bit By RVG 第二期

99/7.8.9.11.12.2000/1.2.3
リリース \2381 100W

99/7 20w 第二期第一回
TOCJ9101 ハンク・モブレー/ディッピン
TOCJ9102 ハービー・ハンコック/スピーク・ライク・ア・チャイルド
TOCJ9103 ルー・ドナルドソン/アリゲイター・ブーガルー(写真)
TOCJ9104 ピート・ラロカ/バスラ
TOCJ9105  ヒッコリー・ハウスのユタ・ヒップ Vol.1 
TOCJ9106 ヒッコリー・ハウスのユタ・ヒップ Vol.2
TOCJ9107 イントロデューシング・ケニー・バレル
TOCJ9108 リー・モーガン Vol.2
TOCJ9109 ポール・チェンバース/ウィムス・オブ・チェンバース
TOCJ9110 ソニー・ロリンズVol.2
TOCJ9111 グラント・グリーン/アイドル・モーメンツ
TOCJ9112 ジャッキー・マクリーン/デモンズ・ダンス
TOCJ9113 ホレス・シルヴァー/ザ・スタイリングス・オブ・シルヴァー
TOCJ9114 ホレス・パーラン/ムーヴィン・アンド・グルーヴィン
TOCJ9115 デクスター・ゴードン/ゲッティン・アラウンド
TOCJ9116 イントロデューシング・ザ・スリー・サウンズ
TOCJ9117 アート・ブレイキー/アフリカン・ビート
TOCJ9118 ソニー・クラーク/リーピン・アンド・ローピン
TOCJ9119 ジョニー・グリフィン/ア・ブローイン・セッション
TOCJ9120  カーティス・フラー/ジ・オープナー               
シリーズ評価 4 GOOD
また地獄の100枚が来てしまいました。基本的な仕様は前回と同じだが、
レーベル面にじゃっかんの変更があった。
以前はCDの内径との間にすきまがあいていたのだが、今回はすべて塗
りつぶされている(いわゆるピクチャー仕様ってやつ?)。
おなじみR.V.G.の印はそのままだが、remasterd BYの後のRudy Van 
Gelder の名前がサインになった。
またハンコックの「スピーク〜」は変形見開きジャケを再現。音もあい
かわらず素晴らしく、私などは速攻で前のCDを売り飛ばしました。
音質は前回よりナチュラルに感じるが、まだよく聞き込んではいない。
ヴァン・ゲルダーもこの仕事を楽しんでいるようで、我々も生きてる限
り続けて欲しいなぁと思ってしまう。
もちろんオリジナルのLPにはかなわないかもしれないが、例えば「ブ
ローイング〜」のオリジナル盤などは店や状態によっては15万〜18万す
るのである。私はこの紙ジャケで満足だ。

気になるブルーノート特典は20:1でマイルスの10インチ盤の紙ジャケ3
種から好きなものを1枚。しかも10インチフォーマットで新たにRVG
リマスターされるということなので、これは60枚買うしかないのでは...
シクシク。
特典1:ヤングマン・ウィズ・ザ・ホーン/マイルス・デイビス
特典2:マイルス・デイビスvol.2
特典3:マイルス・デイビスvol.3
シリーズで1枚
1枚は今回もきびしい。ジャケの再現度と心地よさでハンコック。
ソウル・ジャズ向けには「アリゲーター〜」や「アイドル〜」
ロリンズの「vol.2」も外せないし、「バスラ」も渋い。
「デモンズ〜」のジャケは好きな人にはたまらないでしょう。(s)
「アイドル〜」もしみじみと聴けます(W)

99/8 10w 第二期第二回
TOCJ9121 ソニー・ロリンズ Vol.1                                     
TOCJ9122 ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.3/バド!
TOCJ9123 ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.4/タイム・ウェイツ
TOCJ9124 ミルト・ジャクソン
TOCJ9125 ジャッキー・マクリーン/ジャッキーズ・バッグ
TOCJ9126 ルー・ドナルドソン/ルー・テイクス・オフ 
TOCJ9127 サド・ジョーンズ/デトロイト・ニューヨーク・ジャンクション
TOCJ9128 アート・ブレイキー/ホリディ・フォー・スキンズ Vol.1
TOCJ9129 アート・ブレイキー/ホリディ・フォー・スキンズ Vol.2
TOCJ9130 ホレス・シルヴァー/ホレス・スコープ

99/9 10w 第二期第三回
TOCJ9131 ハンク・モブレー/ノー・ルーム・フォー・スクエアズ
TOCJ9132 グラント・グリーン/抱きしめたい
TOCJ9133 マッコイ・タイナー/ザ・リアル・マッコイ
TOCJ9134 リー・モーガン/インディード
TOCJ9135 ザ・ファビュラス・ファッツ・ナヴァロ Vol.1
TOCJ9136 ザ・ファビュラス・ファッツ・ナヴァロ Vol.2
TOCJ9137 ヒア・カムズ・ルイ・スミス
TOCJ9138 ジョニー・グリフィン/ザ・コングリゲーション
TOCJ9139 ケニー・バレル/アット・ザ・ファイヴ・スポット・カフェ
TOCJ9140 ドン・ウィルカーソン/プリーチ・ブラザー

99/11 20w 第二期第四回
TOCJ9141 ホレス・シルヴァー & ザ・メッセンジャーズ                 
TOCJ9142 ホレス・シルヴァー・トリオ&アート・ブレイキー、サブー
TOCJ9143 ベイビー・フェイス・ウィレット/ストップ・アンド・リッスン
TOCJ9144 ルー・ドナルドソン/カルテット、クインテット、セクステット
TOCJ9145 ケニー・バレル Vol.2
TOCJ9146 グラント・グリーン/サンディ・モーニン 
TOCJ9147 ハービー・ハンコック/マイ・ポイント・ヴュー
TOCJ9148 フレディ・ハバード/ゴーイン・アップ
TOCJ9149 ドナルド・バード/バード・イン・フライト
TOCJ9150 ジョン・ジェンキンス・ウィズ・ケニー・バレル
TOCJ9151 ジャック・ウイルソン/イースタリー・ウィンズ
TOCJ9152 クラブ・ベイビー・グランドのジミー・スミス Vol.1
TOCJ9153 クラブ・ベイビー・グランドのジミー・スミス Vol.2
TOCJ9154 ハンク・モブレー・セクステット
TOCJ9155 ハンク・モブレー&ヒズ・オールスターズ
TOCJ9156 ジャッキー・マクリーン/カプチン・スゥイング
TOCJ9157 ドナルド・バード/ロイヤル・フラッシュ
TOCJ9158 クリフ・ジョーダン/クリフクラフト
TOCJ9159 ホレス・パーラン/ヘッディン・サウス
TOCJ9160 ウェイン・ショーター/スピーク・ノー・イーヴィル

99/12 10w 第二期第五回

TOCJ9161 ゴールデン・サークルのオーネット・コールマンVol.1(写真)     
TOCJ9162 ゴールデン・サークルのオーネット・コールマンVol.2
TOCJ9163 ルー・ドナルドソン/ザ・タイム・イズ・ライト
TOCJ9164 フレディ・ハバード/ハブ・キャップ
TOCJ9165  ボビー・ハッチャーソン/ハプニングス
TOCJ9166 アイク・ケベック/ヘヴィ・ソウル
TOCJ9167 ザ・スリー・サウンズ/グッド・ディール
TOCJ9168 リー・モーガン/デライトフリー
TOCJ9169 ジャッキー・マクリーン/ニュー・ソイル
TOCJ9170 ハービー・ハンコック/インヴェンションズ・アンド・ディメンションズ

2000/1 10w 第二期第六回
TOCJ9171 ケニー・ドーハム/ホイッスル・ストップ
TOCJ9172 ハンク・モブレー・クインテット
TOCJ9173 ポール・チェンバース・クインテット
TOCJ9174 ホレス・パーラン/スピーキン・マイ・ピース
TOCJ9175 ホレス・シルヴァー/ファーザー・エクスプロレイションズ
TOCJ9176 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ/モザイク
TOCJ9177 クリフ・ジョーダン
TOCJ9178 スタンリー・タレンタイン/アップ・アット・ミントンズ Vol.1
TOCJ9179 スタンリー・タレンタイン/アップ・アット・ミントンズ Vol.2
TOCJ9180  ジミー・スミス/ア・ニュー・サウンド・ア・ニュー・スター

2000/2 10w 第二期第七回
TOCJ9181 ディジー・リース/ブルース・イン・トリニティ
TOCJ9182 ラリー・ヤング/ユニティ
TOCJ9183 ケニー・バレル/ブルー・ライツ Vol.1
TOCJ9184 ケニー・バレル/ブルー・ライツ Vol.2
TOCJ9185 ハンク・モブレー/ハンク
TOCJ9186 ホレス・パーラン/ハッピー・フレイム・オブ・マインド
TOCJ9187 ザ・スリー・サウンズ/ヒア・ウィ・カム
TOCJ9188 アイク・ケベック/ブルー・アンド・センチメンタル
TOCJ9189 ジミー・スミス・アット・ジ・オルガンVol.1
TOCJ9190 ジミー・スミス・アット・ジ・オルガンVol.2

2000/3 10w 第二期第八回
TOCJ9191 ケニー・ドーハム/トランペット・トッカータ
TOCJ9192 ルー・ドナルドソン/スゥイング・アンド・ソウル
TOCJ9193 アート・ブレイキー/オージー・イン・リズムVol.1
TOCJ9194 アート・ブレイキー/オージー・イン・リズムVol.2
TOCJ9195 ジャッキー・マクリーン/ア・フィックル・ソーナンズ
TOCJ9196 ラリー・ヤング/イントゥ・サムシン
TOCJ9197 リー・モーガン/コーンブレッド
TOCJ9198 ルー・ドナルドソン/ヒア・ティス
TOCJ9199 ザ・マグニフィセント・サド・ジョーンズ Vol.3
TOCJ9200  ルイ・スミス/スミスヴィル

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート1/ブルーノート2/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
ブルーノート60周年記念
24bit By RVG 第三期

limited edition in memory of ALFRED LION
2000/7.8.9.10.11.
リリース \2381 50W

00/7/26 11w 第三期第一回 HARD BOP編
TOCJ9201 ハンク・モブレー・カルテット
TOCJ9202 ジ・エミネント・J・J・ジョンソン Vol.1
TOCJ9203 ジ・エミネント・J・J・ジョンソン Vol.2
TOCJ9204 ジミー・スミス/ザ・チャンプ
TOCJ9205 クリフ・ジョーダン&ジョン・ギルモア/ブローイング・イン・フロム・シカゴ
TOCJ9206 ソニー・クラーク・クインテッツ
TOCJ9207 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ/
          アット・ザ・ジャズ・コーナー・オブ・ザ・ワールド Vol.1
TOCJ9208 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ/
          アット・ジャズ・コーナー・オブ・ザ・ワールド Vol.2
TOCJ9209 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ/ザ・ビッグ・ビート
TOCJ9210 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ/
          ジャズ・コーナーで会いましょう Vol.1
TOCJ9211 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ/
          ジャズ・コーナーで会いましょう Vol.2

00/8/23 9w 第三期第二回 HARD BOP編
TOCJ9212 ジャッキー・マクリーン/ブルースニク
TOCJ9213 ホレス・パーラン/オン・ザ・スパー・オブ・オブ・ザ・モーメント
TOCJ9214 ドナルド・バード/ザ・キャット・ウォーク
TOCJ9215 ジャッキー・マクリーン・クインテット
TOCJ9216 デクスター・ゴードン/ア・スインギン・アフェア
TOCJ9217 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ/
          ザ・フリーダム・ライダー
TOCJ9218 リー・モーガン/サーチ・フォー・ザ・ニュー・ランド
TOCJ9219 リー・モーガン/ザ・ジゴロ
TOCJ9220 リー・モーガン/カリスマ

00/9/20 10w 第三期第三回 PIANO & GUITAR on 5000編
TOCJ9221 イントロデューシング・ザ・ケニー・ドリュー・トリオ
TOCJ9222 ピアノ・インタープリテーションズ・バイ・ウイントン・ケリー
TOCJ9223 イントロデューシング・ザ・エルモ・ホープ・トリオ
TOCJ9224 サル・サルヴァドール・クインテット
TOCJ9225 タル・ファーロウ・カルテット
TOCJ9226 エルモ・ホープ・クインテット
TOCJ9227 ユタ・ヒップ・クインテット
TOCJ9228 ルー・メッカ・カルテット
TOCJ9229 ザ・プロフェティック・ハービー・ニコルス Vol.1
TOCJ9230 ザ・プロフェティック・ハービー・ニコルス Vol.2

00/10/25 10w 第三期第四回 NEW JAZZ編
TOCJ9231 ジャッキー・マクリーン/ワン・ステップ・ピヨンド
TOCJ9232 サム・リヴァース/フューシャ・スイング・ソング
TOCJ9233 トニー・ウィリアムス/スプリング
TOCJ9234 ウェイン・ショーター/アダムス・アップル
TOCJ9235 セシル・テイラー/ユニット・ストラクチャーズ
TOCJ9236 ジ・エンプティ・フォックスフォール
TOCJ9237 ジャッキー・マクリーン/ニュー・アンド・オールド・ゴスペル
TOCJ9238 エルヴィン・ジョーンズ/プッティン・イット・トゥゲザー
TOCJ9239 ウェイン・ショーター/スーパー・ノヴァ
TOCJ9240 エルヴィン・ジョーンズ・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス(写真)

00/11/22 10w 第三期第五回 SOUL JAZZ編
TOCJ9241 ジミー・スミス/クレイジー・ベイビー
TOCJ9242 ルー・ドナルドソン/ライト・フット
TOCJ9243 グラント・グリーン/グラントスタンド
TOCJ9244 ルー・ドナルドソン/ザ・ナチュラル・ソウル
TOCJ9245 ジミー・スミス/バック・アット・ザ・チッキン・シャック
TOCJ9246 ドナルド・バード/ア・ニュー・パースペクティヴ
TOCJ9247 ハロルド・ヴィック/ステッピン・アウト
TOCJ9248 グラント・グリーン/アム・アイ・ブルー
TOCJ9249 ビッグ・ジョン・パットン/オー!ベイビー
TOCJ9250 デューク・ピアソン/ザ・ライト・タッチ

シリーズ評価 4 GOOD
ついに第3期に突入。「最後のRVGシリーズ」と東芝EMIの広告には書いてあるが、
果たして本当に最後なのか!?まだ出すんじゃないのか、いや、ルディ・ヴァンゲルダー
が健在な限り、少しずつでもいいから続けてほしいものだ。
実際、第1期、第2期の計200枚でハードバップ、新主流派の名盤はあらかた出尽くした
感があったが、こうしてみるとブルーノートには、名盤、必聴盤がまだごろごろしてい
る。
今回出る50枚の中で個人的にうれしいのはNEW JAZZ編。トニー・ウィリアムスの「スプ
リング」やウェイン・ショーダーの「アダムス・アップル」、「スーパーノヴァ」、ジャ
ッキー・マクリーンとオーネット共演した「ニュー・アンド・オールド・ゴスペル」など
のほか、セシル・テイラーの「ユニット・ストラクチャーズ」やBNLA時代の「エイヴィン
・ジョーンズ・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス」(さかなのヤツね)まで出ちゃう。
しかし、人間とは欲深なもので、BNLAまで出るときくと、それじゃ「グラント・グリー
ン・ライヴ・アット・ライトハウス」(顔が入れ子になってるヤツ)やドナルド・バード
の「ブラック・バード」も出してくれ・・・と、あれこれ思ってしまう。
とりあえず。この50枚が済んだら、以前、ファンのリクエストによる「RVG by リクエス
ト」といった追加企画を是非やってほしい。

話しが横道にそれたが、NEW JAZZ編のほかに注目すべきは、10インチ盤時代の5000番
シリーズを、紙ジャケCD化するPIANO & GUITAR on 5000編(9月発売分)。
ハービー・ニコルスの2枚はもちろん買いだが、そのほかのも面白い。何が面白いかとい
うと、これらの中には、ウィントン・ケリーなどように、かつて12インチサイズ(いわ
ゆるLPサイズ)でも出ていたタイトルもある。そうしたLPと、昨年、一昨年に出た
10インチ盤、そして今回の紙ジャケCDを並べると、大中小3つのサイズのジャケが揃
っちゃうのだ。(揃えてどうすんだ!)
それから、エルモ・ホープも買い。演奏もよいが、ジャケも良い。エルモ・ホープの足元
にいるワンちゃんに注目してほしい。とてもかわいいワンちゃんだが、それだけで「買い」
が入る訳がない。ジャズ批評別冊「完全ブルーノート・ブック」の佐藤秀樹氏の解説によ
ると、彼は、なんとルディ・ヴァン・ゲルダーの愛犬である。(そういわれると、なんだ
か賢そうな、いい耳をしていらっしゃる・・・)、RVGファンにとっては、こんなこと
も「買い」の動機づけになってしまうのだ。(なんのこっちゃ?)

なお、今回も第二期同様、20枚買うと1枚、ルディ・ヴァンゲルダーがリマスターした
紙ジャケCDがもらえる特典がある。前回はマイルスの10インチ盤を紙ジャケ化したも
のだったが、今回はさらに凄い。ルー・ドナルドソン「ラッシュ・ライフ」とサム・リヴ
ァースの「ディメンジョン・アンド・エクステンション」の2枚。これらのどこが凄いか
というと、ブルー・ノートには、ジャケ・デザイン、レコード番号まで決まっていながら、
発売が中止となったアルバムがいくつかあるが、今回の2枚はそうした幻盤。
またもや前出の「完全ブルーノート・ブック」の小川隆夫氏の解説によると、実は「ラッ
シュ・ライフ」の方は、かつて日本のキング・レコードから「世界の未発表シリーズ」の
1枚として出たことがあるそうで、その際には「Sweet Slumber」というタイトルで出
ていたらしい。また、「ディメンジョン・〜」の方は、やはり70年代にマイケル・カス
クーナによって発掘された後、米国で未発表音源を集めた2枚組シリーズとして出ていた
らしい。
という訳で、実際のところは世界初登場という訳ではない。が、しかし、ルディ・ヴァン
ゲルダーのリマスターで、特典盤としてしか入手不可となると・・・。(また、お金が空
を飛んでいく夢を見そうです。)

シリーズで1枚
シリーズで1枚。うーん、やはり50枚買ってしまいそうだ。
各回(毎月)、どのアルバムが良かったか、このコーナーに追加していきます。
(w)

といいつつ、怠けてしまって、毎月にはなりませんでした。一挙に行きます。
まずは、7月の「第三期第一回 HARD BOP編」から1枚、というか2枚。
ジ・エミネント・J・J・ジョンソン Vol.1と Vol.2です。
RVGシリーズ250枚の中で、JJジョンソンのリーダーを選ぶとなるとこの2枚は
外せないと思います。
続いて8月の「第三期第一回 HARD BOP編」は、リー・モーガン好きの私には1枚は酷。
とりあえずリー関連3枚は買いますね。それから、マクリーンも好きだから2枚、パーラ
ンもなにげに好きなので買い。うーん、全然絞れない。
更に、絞れないのが9月。5000番台のPIANO & GUITARを集めたものだが、これは全部
買いですね。でもどうしても絞り込めと言われたら、ピアノはハービー・ニコルス Vol.1
とVol.2、ギターはタルでしょうか?(でも、個人的なサル・サルヴァドールも好きです
からねぇ(ベツレヘムのサルは一時期繰り返し聴いてました)。
10月のNEW JAZZ編は、オーネットや電化マイルスからジャズに入っていった私として
は全て買いですが、これは個人的な趣味なので、あまり参考にしないでください。
やはりアダムス・アップルでしょうか。なんたっていい曲が多いですから、聴きやすいで
すし、今聴いても古さはまったくないですよね?
11月のSOUL JAZZ編は正直あまり期待していなかったが、聴いてみたら、なんとどれも
カッコイイ!アルバムばかり。これまでジミー・スミスのチキンはよく聴いていたが、あ
とは、それほど興味を持たずにほっておいたのだ。おすすめは、ドナルド・バードのア・
ニュー・パースペクティヴと、ジミー・スミスのクレイジー・ベイビー。(w)


ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート1/ブルーノート2/ブルーノート3/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
RVGスペシャル・エディション

2000/12.
リリース \2500 6W


TOCJ9252 マイルス・デイヴィス/クールの誕生
TOCJ9253 ポール・チェンバース/チェンバース・ミュージック
TOCJ9254 ダグ・ワトキンス/ワトキンス・アット・ラージ
TOCJ9255 ジョン・コルトレーン/コルトレーン・タイム
TOCJ9256 キャノンボール・アダレイ/マーシー・マーシー・マーシー
TOCJ9257 マル・ウォルドロン feat. ジャッキー・マクリーン/レフト・アローン

シリーズ評価 4 GOOD
我々がオーディオ装置を通してジャズを聴く時、ぐっとくる音、美味しいところはココだ
ぞ!ここを聴け!と、分かりやすく盤に刻んでくれたのがルディ・ヴァン・ゲルダーだ。
それは、これまでの従来のブルーノートCDとのRVG紙ジャケCDとを聴き比べればハ
ッキリわかることだ。
魔術的な音づくりで我々を魅了してきた巨匠RVGが、クールの誕生やレフト・アローン
といったモダン・ジャスの名盤に挑む。
うーん、20世紀を締めくくるになんと相応しい企画であろうか。ずるい、卑怯だ、アン
フェアだ。

で、結果はどうだったかというと・・・。
総じてGOOD、ところによりクエッション・マークといった感じか。
これは、おそらくRVG以前のアナログ盤、CDの音の印象が強すぎて、どうもしっくり
こないところもある。ワトキンス・アット・ラージやチェンバース・ミュージックのよう
なハード・バップ・セッションは比較的すんなり入っていけるが、クールの誕生やセシル・
テイラーは少々・・・?
でも、レフト・アローンの最初のマクリーンの一発目の音で、ああああああ、うっとり!
やっぱ、RVGにやってもらって良かった!って感じっす。恐らく、クールの誕生なども、
聞き込んでいくと徐々に慣れていくかも。

紙ジャケの作りに関しては、それぞれのオリジナルアナログ盤に準じて紙質を変えてあり、
これまでブルーノートRVGと比べ、更に凝った作りがなされているところは評価したい。

シリーズで1枚
クールの誕生、レフト・アローン、ワトキンス・アットラージの中からお好きなものをどう
ぞ。まあ、余裕があったら全部買ってください。当たりはずれの多い新譜で失敗するよりも、
無駄はないですから。(w)

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート1/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
スーパー・ビット・ジャズ・クラシックス・シリーズ

2001/7、8、9、10、11、12
リリース \2381 60W


“スーパー・ビット・ジャズ・クラシック・シリーズ”、略して“SBJCシリーズ”と
呼ばせたいらしい。総合監修に、ブルー・ノートの発掘男として名高いマイケル・カスク
ーナを立て、複数レーベルをまたぎ、名盤のみをチョイスし、当代最高クラスのエンジニ
アたちが、リマスターを技を競う・・・。これは注目すべきシリーズである。
これまでの紙ジャケは、レーベル単位でシリーズ商品化されてきた。まあ、それはそれで
レーベルの個性などが浮き彫りされ、集める楽しみがあったことは事実だが、シリーズと
してのボリューム感を出すためか、「これって名盤なの?」と少々首をかしげるタイトル
も混じっていたことも事実である。
買う側からすると、そんなマニア名盤より、もっと先にリマスター&紙ジャケ化すべきタ
イトルがあるだろうに・・・という想いがある。
ジャズの名盤、名作の中には、マイナーレーベルであるがために、レーベル単位でのリイ
シューから漏れてしまうものが多い。例えばトランジションや、ルーレット、イントロな
どがそれにあたる。また、レーベルはメジャーでも、ジャズ名盤のタマ数が揃わないため
に、やはりシリーズ化されないレーベルもある、キャピトルなどがその代表格であろう。
それから、ジャズとポップスの線引きが難しいボーカルものも、これまでCD化が遅れて
いた。(ただし、これについては、MCAやユニバーサルが女性ボーカルシリーズを出し
たことで、大分解消されてきたが・・・。シナトラ、ナット・キング・コールの男性ボー
カルは、今回のシリーズで初めて紙ジャケ化されるものばかりである。)

それから、毎度、探検隊であーだこーだいっているリマスターのついても、RVG、ロン
・マクマスター、マルコム・アディ、ボブ・ノルバーグという、名匠たちが腕をふるうわ
けだから、期待が高まる。(うーん、ホントは、RVGには、このシリーズよりブルーノ
ートの1500番台コンプリート・リマスターを目指し、まだ紙ジャケ化されていないギ
ル・メレや、ロリンズのニュークス・タイムとか、サブーなんかをやってほしいですけど
ね。なんとかなりませんかね、行方さん!)

といろいろ書いておりますが、これを書いているのは6月末で、まだ発売まで1ヶ月もあ
るので、ラインナップをみてみましょう。
ちなみに★印がついているのは、これまで紙ジャケで出たことのあるタイトル。クリス・
コーナーのベツレヘム3作や、デックスのダディ・プレイズ・ザ・ホーン、ブッカー・リ
トル・アンド・フレンズの計5枚、つまりこれ以外の55枚は初紙ジャケ化ということに
なる。ぷはーっ、出ていく金のことを考えると、いまから息苦しい・・・。

第1回発売 2001/7/25
ヴォーカル・クラシックス1 10W

TOCJ9301 チェット・ベイカー/チェット・ベイカー・シングス(Pacific)(写真)
TOCJ9302 チェット・ベイカー/チェット・ベイカー・シングス&プレイズ (Pacific)
TOCJ9303 ジュリー・ロンドン/彼女の名はジュリーVOL.1&2(Liberty)
TOCJ9304 ジュリー・ロンドン /アラウンド・ミッドナイト(Liberty)
TOCJ9305 ジューン・クリスティ /サムシング・クール(モノ&ステレオ)(Capitol)
TOCJ9306 ナット・キング・コール /アフター・ミッドナイト・コンプリート(Capitol)
TOCJ9307 クリス・コナー /バードランドの子守唄(Bethlehem)(★日本コロンビア COCY78661 95/9)
TOCJ9308 フランク・シナトラ /スイング・イージー(Bethlehem)
TOCJ9309 フォー・フレッシュメン&5トロンボーンズ(Capitol)
TOCJ9310 スー・レイニー/雨の日のジャズ(Capitol)

うーん、これは今回で2回目の紙ジャケ化となるクリス・コーナー以外は全部買いですな。
無理矢理絞り込むならば、チェットはシングスの方、彼女の名はジュリーは美貌で当然買い、
ジューン・クリスティのサムシン・クールはモノとステレオが聴き比べできるお買い得盤だ
からこれも買い、ナット・キング・コール、シナトラはもちろん購入、スー・レイニーも
買いですかねぇ・・・。えーっと、これで6枚・・・。うーん、やっぱシングス&プレイズ
も必携だよな・・・、なんてやってると結局全部買っちゃうですよね。
もちろん、クリス・コーナーもリマスターの出来如何によっては、当然買いです。今回も
寺島師匠の嫌いな大口あけた方のジャケで出るようです。これがジャケ違いであれば、絶
対買いになるのに・・・。

第2回発売 2001/8/29(予定)
インストゥルメンタル・クラシックス1 10W

アート・ペッパー/モダン・アート(Intro)(写真)
アート・ペッパー/リターン・オブ・アート・ペッパー(Jazz West)
ソニー・クリス/ゴー・マン(Imperial)
ソニー・クリス/ジャズUSA(Imperial)
サージ・チャロフ/ブルー・サージ(Capitol)
チェット・ベーカー/チェット・ベーカー&クルー(Pacific)
チェット・ベイカー/ジェームス・ディーン・ストーリー(Pacific)
ジム・ホール/ジャズ・ギター(Pacific)
ジョー・パス/フォー・ジャンゴ(Pacific)
チコ・ハミルトン/ブルー・サンズ(Pacific)

うわぁーっ、これも見逃せないタイトルばかり。ペッパーの2枚は必携、後は各アーティ
ストで1枚ずつ買うとしても、8枚になってしまう!誰を削るか、相当悩みそうだ。

第3回発売(9月)
ヴォーカル・クラシックス2 10W

ジューン・クリスティ/デュエット(Capitol)
ジュリー・ロンドン/ジュリー・ロンドン・アット・ホーム(Liberty)
ジュリー・ロンドン/カレンダー・ガール(Liberty)
クリス・コーナー/ジス・イズ・クリス(Bethlehem)(★日本コロンビア COCY78662 95/9)
クリス・コーナー/クリス(Bethlehem)(★日本コロンビア COCY78663 95/9)
ダイナ・ショア・シングス、アンドレ・プレビン・プレイズ(Capitol)
ペギー・リー/ミンク・ジャズ(Capitol)
サラ・ボーン/アフター・アワーズ(Roulette)
ベスト・オブ・ジョー・スタッフォード(Capitol)
ジス・イズ・ジャック・ティーガーデン(Capitol)

95年に日本コロンビア盤のクリス・コーナーを持っている人は、クリスはパスできる。
また、持っていない人も今回の東芝EMI盤が出ることで、中古市場に日コロ盤が出回る
だろうから、紙ジャケはほしいが、ワシゃ音はよう分からん・・・という人は、中古の日
コロ盤でクリスのベツレヘム3作を揃える手もある。いずれしても3作セットで持ってい
た方が精神衛生上よろしいのは確かである。

第4回発売(10月)
インストゥルメンタル・クラシックス3 10W

チェット・ベーカー〜ラス・フリーマン・カルテット(Pacific)
チェット・ベーカー・ウィズ・アート・ペッパー/ヒクチャー・オブ・ヒース(Pacific)
パド・シャンク/シャンク〜ロジャース〜パーキンス(Pacific)
ソニー・クリス/ソニー・クリス・プレイズ・コール・ポーター(Imperial)
クリフォード・ブラウン/ジャズ・イモータル(Pacific)
アート・ファーマー/モダン・アート(UA)
ビル・エバンス/アンダー・カレント(UA)
ジャッキー・マクリーン・クインテット(Adlib)→ケニー・ドーハム/インタ・サムシン(Pacific)に変更
ケニー・ドリュー/トーキン・アンド・ウォーキン(Jazz West)
ローレンス・マラブル/テナー・マン(Jazz West)→11/28に延期

ビル・エバンスとジム・ホールのアンダー・カレントがついに紙ジャケ化!UAというレ
ーベルゆえに、これまで紙ジャケ化が待望されていたにもかかわらず、適わなかったもの
のひとつだ。

(2001/01/04追記)
パド・シャンクのシャンク〜ロジャース〜は発売延期となり、下記の11月分と
一緒に無事発売されました。


第4回発売(11月)
インストゥルメンタル・クラシックス4 10W

ジェリー・マリガン・カルテット(Pacific)
ジェリー・マリガン/カリフォルニア・コンサート(Pacific)
ベニー・グッドマン/ベニー・グッドマン・ストーリー(Capitol)
デューク・エリントン/エリントン’55(Capitol)
ケニー・ドーハム/マタドール(UA)
バド・パウエル/ザ・リターン・オブ・バド・パウエル(Roulette)
ディック・トゥワージック〜ラス・フリーマン(Pacific)
セシル・テイラー/ジャズ・アドバンス(Transition)
デクスター・ゴードン/ダディ・プレイズ・ザ・ホーン(Bethlehem)(★日本コロンビア COCY78643  95/9)→12/27に延期
ブッカー・リトル・アンド・フレンズ(Bethlehem)(★日本コロンビア COCY78642 95/9)

マリガン・カルテット、グッドマン、デューク、マタドール、パウエル、デックス・・・、
くーっ、11月も7〜8枚はいってしまいそうだ。
デックスのダディ・プレイズ・ザ・ホーンは、日コロ盤の紙ジャケが幻化している。皆さん、
今度こそ買い逃しのないように!

(2001/01/04追記)
デクスター・ゴードンのダディ〜は、発売延期となり、下記の12月分と一緒に
無事発売されました。



第5回発売(12月)
インストゥルメンタル・クラシックス5 10W

ドナルド・バード/バーズ・アイ・ビュー(Transition)
ドナルド・バード/バード・ブロウズ・オン・ビーコン・ヒル(Transition)
ジョン・ルイス/グラウンド・エンカウンター(Pacific)
サージ・チャロフ/ボストン・ブロー・アップ(Capitol)
ケントン・プレゼンツ・フランク・ロソリーノ(Capitol)
スタン・ケントン/ニュー・コンセプツ(Capitol)
カウント・ベイシー/アトミット・ベイシー(Roulette)
ソニー・スティット/ペン・オブ・クインシー(Roulette)
ズート・シムズ/ズート・シムズ・イン・パリ(UA)
チック・コリア/ナウ・ヒー・シングス、ナウ・ヒー・ソブズ(Solid State)

おおっ、ナウ・ヒー・シングス、ナウ・ヒー・ソブズが紙ジャケ化!これも、名盤である
にも関わらず、マイナーレーベルであるため、リマスターが遅れていたCDのひとつだ。
うーん、どんな音に仕上がるがいまから楽しみです。

シリーズ評価 4
(6月末現在、発売前のため)
7月25日の第1回目の10Wを買ってからご報告します。


(2001/01/04追記)
評価をしようと思っていたら、年を越してしまった。
で、12月までに全60タイトル無事に出たわけだが、全体を見渡してみての評価は「4」
これまでジャズの紙ジャケは、レーベル別に商品化されることがが多かったため、今回、
SBJCシリーズで採り上げられたUA、ルーレットといった小規模なレーベルがなかなか
日の目を見ることがなかった。レーベルを横断した、SBJCのような企画によって、リマ
スター&紙ジャケ化されるのは、評価に値する。
各製品とも、CDの盤面は、各レーベルのセンターラベルを復刻したもの(?)と見られ、
普段オリジナル盤にお目にかかる機会の少ない一般ファンにとって、魅力的な配慮といえる。
また、RVG、ロン・マクマスター、マルコム・アディ、ボブ・ノルバーグといった名エン
ジニアがリマスターで腕をふるっているのも魅力的で、大半のタイトルが従来のCDを上回る
リマスターで楽しめる。オリジナル盤を持っている人なら別だが、CDで聴くなら、今回のシ
リーズは「買い」である。



シリーズで1枚
ホントは全部欲しい。
しかし、今年の夏はロック、ジャズは、紙ジャケ・ラッシュで、予算を1つのシリーズに
振り向けるわけにはいかない。発売までになんとか、絞り込まなくては・・・・。
(W)

レア度(2002年初頭)
2001年12月に発売されたタイトルを除き、徐々に店頭から姿を消しています。
特に世間的に名盤、定番といわれるタイトルは、ほとんど見かけなくなりましたね。
(あっ、このシリーズは、ほとんど全部名盤ですね。)半年後には、どれも新品で入
手するのは困難になっていることでしょう。(W)


スーパー・ビット・ジャズ・クラシックス・シリーズ/第2期
2002/4、5、6、7、8
リリース \2381 50W

レーベルを横断しジャズの名盤を、エンジニアを厳選してリマスターす
るというSBJCシリーズ。01年の第1期が好評につき、第2期がス
タートした。
今回は50Wということだが、第1期と比べると、希少性の高いものが
多く、よりマニア寄りかもしれない。全部買うというよりも、気になる
アーティストや、これはという名盤を、自分なりに選んでいかないと、
またもや「全てご購入!毎度あり〜。」となりかねないので要注意。

シリーズ評価4 GOOD

ジャケやリマスター等の基本仕様は、前の第1期と同じ。
ただし、今回は10吋盤の2枚をCD1枚に収めたものに関しては、2
枚の10吋盤のジャケ表面を、CDの表裏にレイアウトしている。
どちらか一方のジャケだけで、CDの中身だけ2in1というやり方は
かねてから多くみられるが、歴史的な名盤などは、やはり2枚のジャケ
が、本来どんなものだったのか知りたいというファンも多いだろう。
欲をいえば、やはりオリジナルに忠実に2枚にわけてほしかったところ
だが、表ジャケでも、せめてファンに知ってもらおうという配慮は充分
に感じられる。
この方式は、価格と、ファンの要望の両方を検討したうえでの、1つの
解決策として、ある程度評価してもよいのではないか。

シリーズで1枚

毎月10枚ずつ、計50Wでるシリーズだが、どれも名盤、レア盤とい
われるものばかり。
4月分については、やはりゲッツの3枚、特にザ・サウンドは外せませ
ん。ゲッツって、どんな人?というロック・ファンの方も、ディア・オ
ールド・ストックホルムを聴けば、マストなのが分かっていただけるの
ではないでしょうか?ジョニー・スミスのヴァーモントの月、ペッパー
、マリガン・カルテット、フィル・ウッズのヨーロピアン〜も必携です
ね。(って、これじゃ、ほとんど全部になっちゃうなぁ・・・。)

5月はボーカルものなんですが、チェット・ベイカー・シングスのステ
レオ版!それから、ナット・キング・コールとシナトラも買いたいです
ね。ナットとシナトラで、どれか1枚といったら、シナトラのオンリー
・ザ・ロンリーになるんでしょうか?
でも、美麗ジャケファン(俗にいうエロジャケ・オヤジ)ならば、ジュ
リー・ロンドンのユア・ナンバー・プリーズは外せませんよね。出来れ
ばオリジナル盤と一緒に枕元に飾りたい美麗ジャケです。

6月は、なんといっても猫のマクリーン、ズート・シムズのチョイス、
7月はエロジャケ・オヤジの永遠のアイドル、モニカ・ルイスと、ここ
1〜2年注目を浴びているボーカリーズものの代表的グループ、ランバ
ート、ヘンドリックス&ロス、8月は、チェット・ベイカーの諸作のほ
か、チコ・ハミルトン・クインテット・イン・ハイ・ファイも見逃せま
せん。

レア度(02年12月)
ゲッツのザ・サウンドは、発売半年にして既にまぼろし化、他タイトル
もほとんど見かけなくなりました。(W)


第2期第1回発売 2002/4 10W


TOCJ9401 スタン・ゲッツ/ザ・サウンド(写真:シリーズタイトル横)
TOCJ9402 スタン・ゲッツ/スプリット・キック
TOCJ9403 スタン・ゲッツ/スタン・ゲッツ・アット・ストーリーヴィル
TOCJ9404 ソニー・スティット/ソニー・スティット・プレイズ
TOCJ9405 ソニー・スティット/ソニー・スティット&ザ・ニューヨーカーズ
TOCJ9406 ジェリー・マリガン/ジェリー・マリガン・カルテット
TOCJ9407 アート・ペッパー/アート・オブ・ペッパー
TOCJ9408 ジョニー・スミス/ヴァーモントの月(写真)
TOCJ9409 ジャック・シェルドン/ジャック・シェルドン・カルテット
TOCJ9410 フィル・ウッズ/フィル・ウッズ&ヨーロピアン・リズム・マシーン


第2期第2回発売 2002/5 10W



TOCJ9411 ジュリー・ロンドン/ユア・ナンバー・プリーズ
TOCJ9412 ジュリー・ロンドン/ロンドン・バイ・ナイト
TOCJ9413 ジュリー・ロンドン/オール・スルー・ザ・ナイト
TOCJ9414 ナット・キング・コール/ヴォーカル・クラシックス&インストゥルメンタル・クラシックス
TOCJ9415 ナット・キング・コール/恋こそはすべて
TOCJ9416 ペギー・リー/ビューティ&ザ・ビート
TOCJ9417 ジェリ・サザーン/コーヒー、シガレッツ&メモリーズ
TOCJ9418 チェット・ベイカー/チェット・ベイカー・シングス(ステレオ)(写真)
TOCJ9419 フランク・シナトラ/イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ
TOCJ9420 フランク・シナトラ/オンリー・ザ・ロンリー


第2期第3回発売 2002/6 10W



TOCJ9421 チャーリー・マリアーノ/インペリアル・セッションズ
TOCJ9422 ズート・シムズ/チョイス
TOCJ9423 ソニー・スティット/ペン・オブ・ジョニー・リチャーズ&ライヴ・アット・ハイ・ハット
TOCJ9424 アル・コーン&ズート・シムズ/ハーフノートの夜
TOCJ9425 キャノンボール・アダレイ/ゼム・ダーティ・ブルース+2
TOCJ9426 キャノンボール・アダレイ/キャノンボールズ・ボサノヴァ
TOCJ9427 チェット・ベイカー/ザ・トランペット・アーチストリー・オブ・チェット・ベイカー
TOCJ9428 ジャッキー・マクリーン/ジャッキー・マクリーン・クインテット(写真)
TOCJ9429 アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ/スリー・ブラインド・マイス
TOCJ9430 ミルト・ジャクソン/バグス・オパス


第2期第4回発売 2002/7 10W



TOCJ9431 アナ・マリア・アルバゲッティ/アイ・キャント・レジスト・ユー
TOCJ9432 イヴ・ボスウェル/ザ・ウォー・イヤーズ
TOCJ9433 ドナ・フラー/マイ・フーリッシュ・ハート
TOCJ9434 パット・ヒーリー/ジャスト・ビフォア・ドーン
TOCJ9435 アイリーン・クラール/ザ・バンド・アンド・アイ
TOCJ9436 モニカ・ルイス/フールズ・ラッシュ・イン
TOCJ9437 アン・フィリップス/ボーン・トゥ・ビー・ブルー
TOCJ9438 ルース・プライス・シングス・ウィズ・ジョニー・スミス
TOCJ9439 ランバート、ヘンドリックス&ロス/ザ・スインガーズ+3(写真)
TOCJ9440 キャロル・シンプソン/オール・アバウト・キャロル


第2期第5回発売 2002/8 10W



TOCJ9441 チェット・ベイカー/ジャズ・アット・アン・アーバー
TOCJ9442 チェット・ベイカー・ビッグ・バンド
TOCJ9443 チェット・ベイカー、ビル・パーキンス/プリティ・グルーヴィー
TOCJ9444 ジョー・パス/サウンズ・オブ・シナノン+1
TOCJ9445 チコ・ハミルトン・クインテット・イン・ハイ・ファイ(写真)
TOCJ9446 ローリンド・アルメイダ・カルテット+1
(TOCJ9447) バディ・チルダース・カルテット(※発売中止)
TOCJ9448 ビル・パーキンス・オクテット・オン・ステージ
TOCJ9449 ビル・パーキンス/ジャスト・フレンズ+1
TOCJ9450 バド・シャンク/バド・シャンク・プレイズ・テナー+1



スーパー・ビット・ジャズ・クラシックス・シリーズ/第3期
2002/11、12、2203/1、7、8
リリース \2381 49W

SBJCシリーズも第3期に入りました。既に第1期、第2期合せて
109Wが出ていて、さらにこの第3期は49W、東芝EMIのジャズ
・シリーズとしては、RVGシリーズに次ぐ一大コレクションとなりつ
つあります。
このシリーズの魅力は、複数レーベルを横断した企画であるがゆえに、
これまでCD化すらされなかったマイナーレーベルの幻盤の数々が、リ
イシューされるところでしょうか。また、複数レーベルであるがゆえに、
いろんな切り口でシリーズ構成を考えることができますから、つぶしが
利きます。というわけで、このSBJCシリーズ意外に長く続きそうで
す。
(SJ誌2003年1月号によると、2003年には、SBJCの第4
期が予定されているということ。来年の夏頃には、200W規模のコレ
クションに膨らんでいる可能性が高い。)

シリーズ評価3 NORMAL

基本仕様は、第1期、第2期と同じだが、既に110枚も出しているの
で、飛び切りの名盤というのが少なくなってきていることは事実。
なので、全体に小粒な、あるいは、少々マニアックな作品が多く、地味
な印象はまぬがれない。その分だけポイントが下がった。


シリーズで1枚

大コレクションも第3期になると小粒になることは、東芝EMI側でも
シリーズ化を目論んだ時点で、先刻承知の介。ちゃ〜と、隠し玉を用意
していましたね。
第1回のトップバッターは、なんと「バド・パウエルの芸術」だ!
これはジャズファンならずとも、買っておいてくださいよ。後でジャズ
を聴くようになってから買おうと思っても、現行CDフォーマットの紙
ジャケは、恐らくこれで最後ですから。

第2回は、やはりL,H&Rとカウント・ベイシーの共演盤でしょうか。
。

レア度(02年12月)
バド・パウエルの芸術は既にレア化。02年の年末は、まだ見かけます
が、年明けはどうだか・・・。まだ買ってない人は他はさておき、これ
だけでも押さえておきましょう。(W)


第3期第1回発売 インストゥルメンタル編 2002/11/20 10W



TOCJ9452 バド・パウエル・トリオ/バド・パウエルの芸術(写真:シリーズタイトル横)
TOCJ9453 ジョー・モレロ/コレクションズ
TOCJ9454 バド・シャンク・カルテット	
TOCJ9455 ズート・シムズ/デュクレ・デ・トムソンのズート・シムズ(写真)
TOCJ9456 セルダン・パウエル・プレイズ	
TOCJ9457 ブッカー・リトル&ヤング・メン・フロム・メンフィス/ダウン・ホーム・リユニオン
TOCJ9458 サド・ジョーンズ=メル・ルイス・ジャズ・オーケストラ/セントラル・パーク・ノース
TOCJ9459 ジャズ・フォー・ア・サンデイ・アフタヌーンVol.1[+1]	
TOCJ9460 ジャズ・フォー・ア・サンデイ・アフタヌーンVol.2	


第2期第2回発売 ボーカル編 2002/12/26 10W



TOCJ9461 L,H&L・カウント・ベイシー/シング・アロング・ウィズ・ベイシー(写真)
TOCJ9462 ジュリー・ロンドン/ロンリー・ガール
TOCJ9463 アニー・ロス/ア・ギャサー[+5]
TOCJ9464 ビヴァリー・ケニー/ビヴァリー・ケニー・シングス・フォー・ジョニー・スミス	
TOCJ9465 フォー・フレッシュメン&5サクシーズ
TOCJ9466 ケイ・スター/アイ・クライ・バイ・ナイト
TOCJ9467 ペギー・リー/ザ・マン・アイ・ラヴ
TOCJ9468 ジョージ・シアリング・ウィズ・ナンシー・ウィルソン/ザ・スインギンズ・ミューチュアル+7
TOCJ9469 フランク・シナトラ	クロース・トゥ・ユー[+3]
TOCJ9470 ナット・キング・コール・シングス&ジョージ・シアリング・プレイズ[+3]


ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
寺島靖国コレクション
日本初CD化/24bitリマスター・シリーズ

2002/3/20
リリース \2381 9W


TOCJ66151 ザ・ディニング・シスターズ/ザ・ディニング・シスターズ(写真:シリーズタイトル横)
TOCJ66152 ジミー・ジュフリー/ジミー・ジュフリー
TOCJ66153 ジャッキー・グリースン/ミュージック・マティーニ・アンド・メモリーズ
TOCJ66154 ルー・マクガリティ/お熱いのがお好き
TOCJ66155 ジョージ・オールド/サックス・ゴーズ・ラテン
TOCJ66156 ジョン・ラサール・カルテット/ジャンピン・アット・ザ・レフトバンク
TOCJ66157 ジョニー・スミス/ムーズ
TOCJ66158 ボビー・ハケット/ザ・ボビー・ハケット・カルテット
TOCJ66160 ディック・ヘイムズ/レイン・オア・シャイン
(※TOCJ66159は発売中止)

東京・吉祥寺のジャズ喫茶MEG(メグ)の店主であり、ジャズ喫茶オ
ヤジ本も多数上梓している寺島靖国の監修による紙ジャケシリーズ。
いわゆる名盤、定番からは外れてしまうB級作品(準A級?)かもしれ
ないが、世の中には、愛すべき作品がまだまだ埋もれている。
そうした作品を、寺島独自の価値観でセレクトし、紙ジャケ化したシリ
ーズ。

シリーズ評価3 NORMAL

ジャズは、ロックやクラシックと比べ、「知識と蘊蓄の音楽」という側
面がある。(ロックの内、プログレとFAB4などもそうだろう)。
ジャズのリイシューCDの場合、40〜60年代のモダンジャズの名盤、
定番といわれるものが、何度も何度も出ているにもかかわらず、毎回売
れているのは、ジャズファンというものが、自分の研究対象(鑑賞対象)
をある程度絞り込み、その中で安住しているところが少なからずあるの
だろう。(リイシューの時に売れたCDの分だけ、新しいジャズファン
が増えているわけではないことに注意する必要あり。)
我々探検隊もそうしたことを自覚しつつ、紙ジャケと戯れているつもり
だが、こうも沢山紙ジャケが出てくると、新しいエサ(目新しい企画)
が欲しくなる。
この「寺島靖国コレクション」は、新しいエサとしては、結構期待でき
るシリーズだなと思う。
ジャズ評論の世界では、「純・ジャズ評論本」と、「ジャズ喫茶オヤジ
本」があるようで、ジャズ評論は、大衆を誤ったジャズ道に誘導しない
ように、名盤、定番を中心に紹介し、オヤジ本の方で、純・評論本(入
門書)でこぼれた隠れ名盤や、愛すべきB級名盤を補完するという役割
分担があるようです。(中山康樹のような無頼派もいますね。)
オヤジ本を数多く上梓している寺島のセレクトであるから、当然、ライ
ンナップも隠れ名盤、B級名盤である。
必聴、必携というものではないが、ああ、こんなジャズもあったんだな
という新鮮味がある。9枚だけでなく、もっと出してほしいものである。
で、紙ジャケとしての評価だが、企画としてはよいが、B級名盤である
だけに、我々リスナー側に知識がない。リマスターの表記はもちろん、
オリジナル盤がどうだったのか、リサーチレポートも一緒に記載されて
いるとより興味が深まると思う。次回はこの辺りもケアしてほしいとこ
ろだ。

シリーズで1枚

3人娘のコーラスが聴けるザ・ディニング・シスターズが面白かった。
ジャケ買いでいくならば、バス・ルームで真紅のバスタオル1枚の悩殺
ポーズで決めるルー・マクガリティ、ジャズ的な興味からいくと、ジミ
ー・ジュフリーやジョニー・スミスなども外せません。
ジョニー・スミスのムーズは、ロックファンにもお馴染みの「ウォーク
・ドント・ラン」(ベンチャーズね)のオリジナル演奏が入った名盤で、
ほほーっ、こんな感じだったのねと、感心させられます。

レア度(02年12月)
B級名盤だけあって、売れ行きは斑模様のようで、発売から半年以上た
った2002年12月でもちらほら見かけます。(W)


ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
URCレーベル
30周年記念

98/9
リリース ¥1905 10w

TOCT10457 はっぴいえんど/風街ろまん
TOCT10458 はっぴいえんど	
TOCT10459 はっぴいえんど/LIVE ON STAGE
TOCT10460 なぎらけんいち/葛飾にバッタを見た
TOCT10461 早川義夫/かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう(写真)
TOCT10462 加川良/教訓
TOCT10463 高田渡/五つの赤い風船
TOCT10464 ディラン2/きのうの思い出に別れをつげるんだもの
TOCT10465 遠藤賢司/niyago
TOCT10466 金延幸子/み空

シリーズ評価 5 GREAT!
ジャケット、帯、レーベル、歌詞カードの完全な復刻。HDCDによ
るリマスター、リイシューのクレジットまで含めた別解説。URC小
史、URCカラーカタログまでついてなんと¥1905円!。これ以上何
もいうことはありません。完璧です。関係者の愛情を感じます。
早川義夫の手作り風切り貼りジャケの再現は特に驚嘆もの。
購入特典は限定アナログEPです。
ちなみにURCはアングラ・レコード・カンパニー。99/2にP-VAINか
らもこのレーベルの発禁ライブが復刻されます。
シリーズで1枚
「風街ろまん」は日本の音楽シーンの原点であり、分裂する前の核細胞
のようなもの。我々はこの遺伝子をうけついでいるはず?
早川義夫は音が良くなりすぎて、生々しすぎて、とても夜一人では聴け
ません。
レア度(99年初頭)
まだまだ購入は可能ですが、はっぴいえんどは危なくなってきました。
好きな人は急ぎましょう。(s)

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
クィーン
デビュー25周年スペシャル・パッケージ・シリーズ

98/11
 \2427 8w

TOCP65101  戦慄の女王
TOCP65102  クイーン2
TOCP65103  シアー・ハート・アタック
TOCP65104  オペラ座の夜(写真)
TOCP65105  華麗なるレース
TOCP65106  世界に捧ぐ
TOCP65107  ジャズ
TOCP65110  ザ・ゲーム

シリーズ評価 4 GOOD
英国EMIのオリジナルLPのデザイナー、リチャード・グレイのデ
ザイン監修。帯にデジタルリマスター1998と書いてあるが詳細は不明。
解説などにクレジットはない。
もともとがあのロイ・トーマス・ベイカーによる多重録音なので効果
がイマイチなのは仕方ないところか。
それぞれ付録などはちゃんとついている。もちろん「ジャズ」の自転
車レース/どピンクピンナップも....。
「オペラ座の夜」の型押し、ザ・ゲームの鏡面仕様も完璧に再現。
レーベルも完全なピクチャーではないが4色印刷で再現してある。
特に「オペラ座〜」以降のレーベルは美しい。
シリーズで1枚
「オペラ座の夜」なんでしょう。一般的には。
ファンの間で最高傑作とされているのは「2」です。ガンズのアクセ
ルが棺桶に入れてくれといったのは有名な話。ただし、リマスター
の効果はほとんどありません。
「ウイ・アー・ザ・チャンピオン」、「ウイ・ウィル・ロック・ユー」
の2大ヒットが入っているのは「世界に捧ぐ」ですが、アルバム全体と
しては過渡期的な内容。ジャケもなんだかピンとこない。
「ザ・ゲーム」で新しいクィーン像をうち立てました。フレディもハー
ド・ゲイ全開となりましたが、ファンには不満の声も?
レア度(99年初頭)
まだあるところにはあります。ただ「オペラ座〜」は見つけにくくなっ
て来ています。(s)

・9/27→10/24、11/21 クィーン紙ジャケ再発?→ではありませんでした。すいません
8W \2427
TOCP65841  戦慄の女王
TOCP65842  クイーン2
TOCP65843  シアー・ハート・アタック
TOCP65844  オペラ座の夜
TOCP65845  華麗なるレース
TOCP65846  世界に捧ぐ
TOCP65847  ジャズ
TOCP65848  ザ・ゲーム
品番は変わっていますが、値段もいっしょだし、単純に98年版の再発でしょうか?
前回予定されていながら出なかった以下のタイトルもぜひ出してほしいところ。
メイド・イン・ヘヴン/カインド・オブ・マジック/ザ・ワークス/ホット・スペース/
フラッシュ・ゴードン/ライヴ・キラーズ

紙ジャケではないようです。申し訳ない。でもこのリマスター、紙ジャケと違うのか
同じなのか?リマスターに関してはいつのものかそろそろキチンとアナウンスしてほ
しい所です「戦慄の王女<2001 Remaster>」など、そろそろサブタイでくっつけてく
れないとさっぱりわかりません。
→どうやら同じリマスターの模様です。
→なんか違うリマスターみたいで年末に向けて全アルバムでるとの話も。
→日本オリジナル企画のARTによる新規リマスター、10/24 7w 11/21 13Wで
紙ジャケではなさそう。
10/25
クィーンのARTリマスターのうち2タイトルが回収になりました。
モノラル音源で収録されていたとのこと。モノラルで収録、と書かれていないところが深読み
させますが、まぁ「イニュエンドウ」と「カインド〜」なので工程のどっかの時点でそうなっち
ゃんたんでしょう。当然リマスター対象の音源自体がモノラルではないと思います。
不幸にも買ってしまった方は交換してもらいましょう。
なお、10/24分後期7タイトルのみ新規リマスター、11/21分は紙ジャケと同じラインアップで音も
同じ???じゃ、紙ジャケってARTリマスターだったのかな?

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
フルトヴェングラー
ジャパニーズ・オリジナルジャケット・シリーズ

98/11
リリース ¥1905 16w

TOCE11001  モーツァルト:交響曲第40番&「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、ハイドン:94番/WPO.(48/12.49/4.51/1)
TOCE11002  モーツァルト:セレナーデ第10番「グラン・パルティータ」/WPO.(47/11.47/12)
TOCE11003  ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/WPO.(52/11)
TOCE11004  ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第4番/WPO.(54/2.52/12)
TOCE11005  ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」/WPO.(52/11)
TOCE11006  ベートーヴェン:交響曲第7番&第1番/WPO.(50/1.52/12)
TOCE11007  ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」/バイロイトo.(51/7)(写真)
TOCE11008  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/フィッシャー(P).PO.(51/2)
TOCE11009  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲/メニューイン(Vn).PO.(53/4)
TOCE11010  ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」他/WPO.BPO.(37/10.37/11.51/3.54/3.50/2.49/2)
TOCE11011  シューベルト:交響曲第8番「未完成」/WPO.(50/1.51/1.50/2)
TOCE11012  ワーグナー・コンサート/WPO.(47.49.52.54)
TOCE11013  ブラームス:交響曲第1番/WPO.(47/11)
TOCE11014  ブラームス:交響曲第3番/BPO.(49/12)
TOCE11015  ブラームス:交響曲第4番/BPO.(48/10)
TOCE11016  チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/BPO.(38/10.38/11)

シリーズ評価 4 GOOD

EMIのHS2088によるリマスター。ここまでのソースの場合、効
果はよくわからない。若干聞き易くなったかな?
はっきりいってちょっと期待している所もあった。あの名演なのに音が
悪すぎる7番が、もしかしたら鮮明な解像度で蘇るのでは?という期待
が。でもやはり無理なものは無理なようである。
ジャケットもフルヴェンのオリジナルというのは難しい問題。それをあ
えて日本初出時のエンジェル盤をオリジナルとすることで実行した。そ
れ自体は賞賛に値する。なにしろフルヴェンの紙ジャケだ。よくやって
くれましたとしかいいようがない。
でも解説がだめだ。こんなもの買うヤツに今更「運命」の曲解説してど
うするんだ?この演奏の歴史的な意義を解説せずにどうする?せめて前
のCD時の解説を併録して欲しかった。「第九」などはそれ自体が芸術
作品といえる吉田秀和氏の解説があったのに載っていない。
戦前の「第5」はそれに関する記述なし。「ワーグナー〜」は日本初出
のソースがあるのにその説明もなし。これじゃホントのマニア以外わか
らんよ。
その他、バイロイトの「第九」はダブルジャケットだったような気もす
るが?初出時はシングルジャケにLP2枚つっこんでいたのだろうか?

各3000枚限定。特典盤として以下のものがもらえる。
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲/メニューイン(Vn)/ルツェルンO.(49/10)
シリーズで1枚
バイロイトの「第九」は人類の遺産。人として生まれてきたからには一
度は聴かないと損です。
「ワーグナー」は第2集の方もやって欲しかった。「ジークフリートの
葬送行進曲」のタメは悶絶ものなのに....。
レア度(98年末)
3000枚限定ですが、いっぱいまだあります。クラシックファンに紙ジャケ
はまだ浸透していない様子です。(s)

2002/10/25 マリア・カラス没後25周年記念企画 10W ¥1905 TOCE55471 プッチーニ・オペラ・アリア集(写真) TOCE55472 コロラトゥーラ・オペラ・アリア集 TOCE55473 スカラ座のマリア・カラス TOCE55474 狂乱の場 TOCE55475 ヴェルディのヒロインたち(第1集) TOCE55476 パリのマリア・カラス(第1集) TOCE55477 パリのマリア・カラス(第2集) TOCE55478 ヴェルディのヒロインたち(第2集) TOCE55479 モーツァルト、ベートーヴェン&ウェーバーを歌う TOCE55480 ロッシーニ&ドニゼッティ・オペラ・アリア集 シリーズ評価 3 NORMAL 待望のカラス紙ジャケ。というかクラシックの紙ジャケとしては最も期待の大きいものでし たがこれじゃ売れないよな〜・・・。やはり米angel経由日本盤の再現で、「本邦初発売時 のオリジナル・ジャケット・デザイン」とうたわれています。 ノスタルジーに重点をおいた復刻なのでしょうか?しかし懐かしさ感覚は紙ジャケの魅力 の中でもあまり重視していない探検隊としてはちょっと不満。リマスターのクレジットも 不満。誰がやったかしか書いてないのですが、いつのリマスターかさっぱりわかりません。 ARTリマスターで、その能書きは書いてあるんですけど・・・。クラシックこそちゃんと したクレジット表記は必要だと思うのですが(東芝EMIの内規で、いつのリマスターか 書いてはいけない、とかあるんでしょうかね?)。 でも聴くとやっぱ、カラスは凄いな〜っと思ってしまいますね。未聴の方は是非一度体験し てみてください(別にこの紙ジャケじゃなくてもいいですが・・・)。 やはりどうせ紙ジャケ化するなら全曲盤の英BOX仕様や英コロンビア盤の完全再現および 能書きつき、ってのが最低限必要かも。 上の写真はコーティングの美しい英コロンビア盤オペラ・アリア集(33CX1231)

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
ザ・ビートルズ
ホワイトアルバム 30周年記念限定ペーパースリーヴ

98/11/23
リリース ¥3680 1w

TOCP65200/01 ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)
シリーズ評価 2→4に変更 GOOD
UKアップル/パーロフォンによる制作。去年は同じ30周年で「サー
ジェント・ペパーズ〜」を紙ジャケ化する予定だったが、途中で中止
になっていた。今回も危ぶまれたが、無事発売された(ちょっと発売
延期があってドキドキした)。
真っ白なジャケットにビートルズのロゴを型押しし、世界共通の通し
番号が印刷されている。ダブル・ジャケット仕様で、ポストカード、
ポスター、黒いレコード袋(穴はあいていないが)、レーベルも極力
再現してある。
ただし、CDが上から出るのはちょっと興ざめ。紙質も悪い(でもオ
リジナルUK盤でこんなもの?)。ダブルジャケット内側に折り返し
があるのも違和感がある。→まぁみてください
サイズは他の日本の紙ジャケより一回り小さい。
全体は専用のプラスティック・スリーヴに入れられ日本盤はその上か
ら解説とでっかい帯がかぶせてある(始末に困る)。

99/5/26修正
オリジナルのホワイトアルバムのうち、ParlophoneのPMC-7067/8(MONO)
及びSTEREO盤の PCS-7067/8も初期の頃の製造分はこの形式で上から出し
入れするとのこと。また Parlophoneのシンガポール盤 PCS7067も上から
出るとのことで、評価を変更しました。勉強不足で申し訳ございません。
ということでオリジナル盤との比較ページをつくりました→こちら

リマスターといわれていたが記述は特にない。
無理な希望だとは思うが、なんとか日本のEMIで作り直せないものだろうか?
レア度(98年末)
全世界限定50万枚といわれていて、最初は入手が危ぶまれていたが、結
局そこら中でけっこう余っている。ただし確実に減っていってるのが目
に見えてわかって怖い。ビートルズって....。(s)

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
ポール・マッカートニー
オリジナル紙ジャケット・コレクション

99/8.10.2000/2
リリース ¥2427 12w

99/8 4W
TOCP65500 ポール・マッカートニー 
TOCP65501 ラム 
TOCP65502 ウイングス・ワイルド・ライフ 
TOCP65503 レッド・ローズ・スピードウェイ(写真)


99/10 4W
TOCP65504 バンド・オン・ザ・ラン
TOCP65505 ヴィーナス・アンド・マース
TOCP65506 スピード・オブ・サウンド
TOCP65507/9ウイングスU.S.A.ライヴ!(\5,143)(写真)

2000/2 4W
TOCP65510 ロンドン・タウン
TOCP65511 バック・トゥ・ジ・エッグ
TOCP65512 マッカートニー2
以下予定
2000/4 4W
TOCP65513 タッグ・オブ・ウォー
TOCP65514 パイプス・オブ・ピース
TOCP65515 ヤァ!ブロード・ストリート
TOCP65516 プレス・トゥ・プレイ

シリーズ評価 3 NORMAL
なんだかんだいってもポールの紙ジャケである。もちろんジョンの紙ジャ
ケほどではないにしろ、人気はあるはずだ。限定とはどこにも書いてな
いが、世界のビートルマニアは見のがさないだろう。
リマスターでないこと、にもかかわらず値段がけっこうすることをのぞ
けばきちんとしたプロダクションだと思う。上記2点の不満点はビート
ルズものなので、まぁしょうがないかと思うところもあるし。
作りはかなりしっかりしており「レッド・ローズ〜」の12Pブックレッ
トも付属。帯は「75年LP再発時のものを使用」とちゃんとことわって
いる(でもやっぱりアップル帯がよかった)。「〜ワイルド・ライフ」
の曲目表記もLPのままだ。音質はさすがに他のリマスターものに比べ
るとちょっとつらい。

第2期はヒプノシスデザインのジャケが目白押し。
「ヴィーナス〜」以降は再発帯ではなく、初発売時の帯の雰囲気を踏襲
している(要するにアップルロゴが使えないってことかしら)。
「USAライヴ」も一応再現されているが従来2枚組だったものを3枚
組にした点は評価の分かれるところだろう(「イエスソングス」や「キ
ッズ・アー・オーライト」とは事情が違うし...)。まぁ3枚組でも値段
は2枚分といえなくもないので、ビートルズ関係のCDとしては安いの
かもしれないが...(ちなみに初発売時はLP3枚で¥5400)。
このライヴ盤はビューティフル・ポスター付き(LPの時からこういうネ
ーミングだった)だが、たしかこの他になんかカラーブックレットがつ
いてたような記憶もある(現在押入れを探索中...とほほ)
.....
とうことで押入からずるずると引きずり出して見てみると、確かに
「WINGSPOP PHOTOGRAPHY」という32Pのフォトブックがついていました。

しかしこれはどうやら予約特典だったようです。ですからまぁ紙ジャケに
ついていなくてもしょうがないと思います。
シリーズで1枚
ポールのソロ作はジョンと違いすべて平均以上によいので困ってしまう
(まぁこのへんの差が逆にジョンの方の人気をよんでいるのだと思うが)。
第1期では再評価高まる「ラム」かファースト。
これでもかのオマケが再現された「ヴィーナス〜」、
ブックレットのついた「レッド・ローズ〜」もお買い得?
むしろ第2期以降の方がアルバムとして楽しめる。

第2期
エンターティメントとしては「USAライヴ」がたっぷりと楽しめる。
「サージェント...」でサイケを極め、「ホワイトアルバム」くらいから
スワンプに傾斜していったポールがアラン父さんと組んだ傑作が「ヴィー
ナス...」だが、今改めて聴くとやはりポールとスワンプは今一つズレて
いるような...。
例えば解散後、ジョンがスワンプ路線を突き進み、ポールがフィル・ス
ペクターと組んでいたら..などと全く逆の展開を夢想する今日この頃です。
レア度(99年8月)
限定ってどこにも書いてないけど、まぁ限定でしょうねぇ。(s)

<追記2002>
来日コンサートに合わせてアンコールプレスされました。

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
VIRGIN25周年記念
オリジナルジャケット・コレクション

99/3/25.3/31
リリース ¥2427/w3495 53w→35w

99/3 ローリング・ストーンズ 17W→8W
VJCP68031 スティッキー・フィンガーズ
VJCP68032 メイン・ストリートのならず者(写真)
VJCP68033 山羊の頭のスープ
VJCP68034 イッツ・オンリー・ロックン・ロール
VJCP68035 ブラック・アンド・ブルー
VJCP68036 女たち
VJCP68037 エモーショナル・レスキュー
VJCP68038 刺青の男
(以下は予定から消えました)
VJCP68039 アンダーカヴァー
VJCP68040 ダーティ・ワーク
VJCP68041 スティール・ホイールズ
VJCP68042 ヴードゥー・ラウンジ
VJCP68043 ストリップド
VJCP68044 ブリッジズ・トゥ・バビロン
VJCP68046/7ラヴ・ユー・ライヴ
VJCP68048 スティル・ライフ(アメリカン・コンサート'81)
VJCP68049 フラッシュポイント
シリーズ評価 4 GOOD
結局どうなるかと思ったヴァージンの紙ジャケだが、前回米版同様のラ
インナップで 3/25に発売された。予定が3/10→3月下旬→3/25と変わっ
たが、最後まで半信半疑であった。
新たなリマスターはされていない。前回のボブ・ラドウィック・リマス
ターのままだ。解説は94年版のものを再録。この解説は不満のない出来。
各ジャケの再現度は以下の通り。
・スティッキー〜 前回のパンツ丸見えは解消された。サイドがくっつ
き、オリジナルのウォーホールの意図はなんとか継承されている。しか
し、紙の成形の仕方などはLPと違っており、厚みが見開きに近いくら
になっている点は感興を削ぐ。レコードを上から出し入れする方式はオ
リジナル通り。ジッパー保護のためのプラスティックカードも前回同様
付属。でもジッパーが日本版LPと同じYKK製であることには感涙。
喝采もの。
・メイン・ストリート〜 ポストカード付きだが、これは前回米版もつ
いていた。ジャケのロバート・フランクの写真は前回ちょっと印刷が悪
く不鮮明だったが、今回は解消されている。
・山羊〜 山羊頭スープのカード付き(これも前回米版同様)
・イッツ・オンリー〜 文句なし。ま、シンプルなジャケだしね。
・ブラック〜 同上。ジャケ裏の品番が間違っている。
・女たち 前回同様、顔が減っている。しかしこれはやはり肖像権の問
題だったようだ。従ってオリジナルそのままの再現は不可能で、ま、仕
方なし。ラクウェル・ウェルチの顔とか勝手に使ってたもんな。(Cover
under reconstructionとそこら中に書いてあった)。
・エモーショナル〜 前回同様サーモグラフ・ポスター付きだが、なん
か比率的に小さい。これは想像だが前回米版のサイズでポスターを作っ
たのではないだろうか。LPはジャケ自体をこのポスターでくるんであっ
たのだが...。
・刺青の男 日本盤LPのみについていたポスターを再現。これは前回
なかった仕様。
全体的にはリマスターなしでこの値段は高いと思う。
参照→前回米版米版とLPの比較3種類の比較
シリーズで1枚
出来にもよるが仕掛けジャケの「スティッキー〜」「女たち」に注目。
ウォーホールの「ラヴ・ユー・ライヴ」、ヤマザキカズヒデの「スティ
ル・ライフ」もポップでいいジャケットだ(スティル〜は映像ヴァージョ
ンもかっこよかった)。内容的には「メイン・ストリート〜」と「ラヴ
・ユー・ライヴ」のC面、エル・モカンボ・サイドがこの時期では最高だ
と思っている。
「エモーショナル〜」以降はあんまりオススメしない。
特にCD時代になってからの紙ジャケ化は意味が感じられない。
<追記>ラインアップが減って残念ながらライブものはリリースされてい
ません。したがってオススメは前回米版同様(s)

3/31 セックス・ピストルズ 8W

VJCP68050 勝手にしやがれ!!(写真)
VJCP68051 勝手に来やがれ
VJCP68052 フロッギング・ア・デッド・ホース
VJCP68053 KISS THIS〜ザ・ベスト・オブ・セックス・ピストルズ
VJCP68056 サム・プロダクト〜キャリー・オン・セックス・ピストルズ
VJCP68057 ザ・グレイト・ロックン・ロール・スウィンドル
VJCP68058 シド・ヴィシャス/シド・シングス
VJCP68059 ザ・プロフェッショナルズ/炸裂
シリーズ評価 2 BAD(ただしオリジナルアルバムのみ)
”勝手にしやがれ!!”以外は評価外。
さてその名盤の復刻度だが、オリジナル・ジャケットコレクションと
銘打っているものの、UK/JP/USどの初回盤とも違うものであり、
本当の意味でのオリジナルジャケットとは呼べない。詳細はこちらへ→

他のアルバムはいったいどいういうものかというと、

・勝手に来やがれ 19年ぶり再結成の時のライブを収録したもの。悪い
冗談だ。
・フロッギング〜 80年のベスト盤、って、アルバム1枚のバンドのベ
スト盤ですからねぇ。初CD化も当然。
・KISS THIS 92年のベスト盤(オイオイ)。メンバーの監修によるリマ
スター及び解説付き。このメンバーにリマスター監修させても意味はな
い。個人的にはクリス・トーマスにやってもらいたい。だめならグレン・
マトロックだ。後の関係者は信用できないからなぁ。
なおこのCDは発売当時、初回限定でノルウェイでのライブを納めたボー
ナスCDが付属していた。どっちかっていうとそっちを復刻して欲しかっ
た。
・サム・プロダクト インタビューを中心にしたものらしい。こんなも
の紙ジャケにしてどうすんだ?しかも2520円だぞ。
・ザ・グレイト〜 マルコム・マクラレンの悪ふざけセミ・ドキュメ
ンタリー映画のサントラ。LPは2枚組だった。一応バンドのライブ
音源なども入っていてまぁ楽しめないこともない。当時日本版につい
ていたポスターを再現。LDも出ていて、買った私はバカだった.....。
・シド・シングス オリジナルUK版付録のポスターを再現。シドに幻
想を抱いていたいファンは買わない方が身のため。シドは「マイウェイ」
のシングルのみを聴くのがいいです。
・プロフェッショナルズ スティーヴとポールが解散後に作ったバンド。
世界初CD化。ま、そうだろう。昔は中古レコード屋の500円コーナーに
必ずあったものだが...。

てなアルバムで紙ジャケにしてどうするのか理解に苦しむものばかり。
これだったらロナルド・ビッグスc/wシドのミニアルバム(NO ONE IS INNOCENT)
やPILをやってほしかった。

PILの最高傑作「メタル・ボックス」の缶ジャケが90年に英VIRGINで
復刻CD化されていました。
METALCD1 P.I.L./METALBOX
オリジナルと比較してみました。こちらへ→
シリーズで1枚
1枚もなにもセックス・ピストルズのアルバムは1枚しかない。
後は買うだけ無駄だ。ファンでアーティストに義理立てするならPIL
を買った方がいい。
クァルテットという形態はたびたび音楽に奇跡を起こすが、「勝手にし
やがれ」もその一つ(ちなみに次の奇跡は「ユシュア・トゥリー」だと
思っている)。
かつて柳沢きみおが漫画のなかで「頭にクギをうちつけられてるみたい
だ!」と表現したそのサウンドはCDで味わうことはできなかった。果
たして今回は?
LPでは180gの重量盤も出ているが、個人的には日本コロムビア盤の
ファーストプレスを愛聴。発売時に予約するとバッジとポスターがもら
えた。予約特典なんてパンクの精神にあるまじき商業主義だと思ったが、
やはりしっかり手に入れた。
<追記 99/3/31>ハイビットリマスターは今回も見送り。
EMIはR.V.G.についでにやってもらえばよかったのに。
しかし今や”EMI”って曲でバカよばわりされてる当のEMIがこの
アルバムだしているんですねぇ。
なお上記にカルテットと書いてあるが、シドのベースは、あんまりひど
いんでスティーヴが弾き直したとか、グレンが弾いたとか諸説あります。
ま、それでもカルテットに違いはないけど。(s)
ピストルズに関してはIrigaki様より貴重なご意見ご指摘をいただきま
した。感謝

ピーター・ガブリエル 9Wは発売予定から消えました
VJCP68080 ピーター・ガブリエル1
VJCP68081 ピーター・ガブリエル2
VJCP68082 ピーター・ガブリエル3
VJCP68083 ピーター・ガブリエル4
VJCP68084/5プレイズ・ライヴ
VJCP68086/7シークレット・ワールド・ライヴ
VJCP68088 シェイキング・ザ・トゥリー
VJCP68089 So
VJCP68090 Us
シリーズで1枚
内容でいえば「3」と「So」。「3」はフィル・コリンズ、ケイト・
ブッシュ、ポール・ウェラーなどのゲストも楽しい。「So」はヒット
した「スレッジ・ハンマー」よりも、最後のピーガヴ節が聴ける「レッ
ド・レイン」が重要。
ジャケは「1」〜「3」がヒプノシスで、中の歌詞カードのデザインも
秀逸だった。「2」のオリジナルはレコードの溝が閉じられているエン
ドレスレコードだったような気がするが、これは再現不能だろう。
「プレイズ・ライブ」のジャケも2枚組にしては変則だが、ちゃんと再
現されているのだろうか?
「3」と「4」にはドイツ語盤も存在する。(s)

3/31 ジェネシス 19W

VJCP68091 侵入
VJCP68092 怪奇骨董音楽箱
VJCP68093 フォックストロット(写真)
VJCP68094 ジェネシス・ライヴ
VJCP68095 月影の騎士
VJCP68096/7眩惑のブロードウェイ
VJCP68098 トリック・オブ・ザ・テイル
VJCP68099 静寂の嵐
VJCP68100/1眩惑のスーパーライヴ
VJCP68102 そして3人が残った
VJCP68103 デューク
VJCP68104 アバカブ
VJCP68105/6スリー・サイド・ライヴ
VJCP68107 ジェネシス
VJCP68108 インヴィジブル・タッチ
VJCP68109 ウィ・キャント・ダンス
VJCP68110 ザ・シングル・ヒッツ・コレクション ライヴ前編
VJCP68111 もうひとつのジェネシス ライヴ後編
VJCP68112 コーリング・オール・ステーションズ
シリーズ評価 2 BAD
いっぺんに19枚は作る方も買う方も無理である。重ねていうが初期6枚
でよかった(できればゲイブリエルのソロもやって欲しかった)。
新規リマスターはしていないようだが、初期のタイトルは英国でのリマ
スターのクレジットが記してある。いつのリマスターかは書いていない。
(おそらく1995リマスターだと思う)。
解説はない(!)。歌詞/対訳及び新規作成のファミリーツリーのみ。
いっぱいだしたんで一枚一枚の解説はやめたのか?
レーベルは再現してある。特にカリスマのレーベルデザインは懐かしい。

レコード袋などもカード形式にして再現している。
インヴィジブルの浮き上がる手の特殊加工は再現されている(これは素
晴らしい)。

ただしダブル・ジャケットのサイドを両側とも切り落としてあるのはい
ただけない。探検隊が紙ジャケのリイシューで最も嫌っているのがこれ。
もとが2枚組だったり、その紙ジャケ自体が新譜だった場合はともかく、
意味のない切り落としはリイシューへのこだわりや愛情がないことを証
明しているようなものだ。
イエス、ELPの他のプログレ紙ジャケと比較するとやはり評価は落ち
てしまう。まぁ昔からのジェネシスファンはこうした扱いには慣れてい
るのかもしれないが。
シリーズで1枚
ピーガヴ期では「〜ブロードウェイ」が集大成的な傑作。ハケット入り
なら「静寂の嵐」。3人になった後では「そして3人が〜」と「デュー
ク」がヒット作。「ジェネシス」も最後のプログレらしいアルバムだ。
と書きつつ久しぶりに「侵入」のLPを聴いてみる。わあ、なんて純粋
でハリがあるんだろう。もしかしてジェネシスはフィル・コリンズがい
ない時が一番いいのでは?(S)。

・2002/9/28 ジェネシス紙ジャケ復刻
WHOに続くディスク・ユニオン復刻第2弾として
「侵入」〜「デューク」までの11タイトルが発売された。
初版との違いは帯裏のキャンペーンの告知がなくなっていること。

全体シリーズ評価
VIRGINレーベル設立25周年の企画で日本限定発売。
新規リマスターなしでこの値段は高い。また各シリーズとも全タイトル
を並べると帯の部分にアーティストのロゴが浮き上がるようになってい
る。これは店頭での効果はともかく、実質的な意味はあまりなさそうだ。
なにしろオリジナル・ジャケットを売りにしているのである。普通みん
な帯ははずしてオリジナルのジャケット・デザインを楽しむと思うのだ
が.....。
VIRGINの紙ジャケもアトランティックのように各アーチスト1枚ずつく
らい集めてセレクションして欲しかった。チューブラー・ベルズやカル
チャー・クラブなどで....。できればカンタベリー系も希望!

99/10
UK、カナダ、ドイツ、US(「アヴァロン」のみ)で
ロキシー・ミュージックが紙ジャケ化されました。
全世界2000枚限定だそうだけど、本当かな?
99/12
カナダ盤はUKからの輸入盤でした。
→こちら

・2002/8/28 ピーター・ガブリエル

6W \2427/w¥3495
TOCP66077 ピーター・ガブリエル I
TOCP66078 ピーター・ガブリエル II
TOCP66079 ピーター・ガブリエル III
TOCP66080 ピーター・ガブリエル IV
TOCP66081/2プレイズ・ライブ(写真)
TOCP66083 SO

シリーズ評価 4 GOOD
新作に合わせてついにリマスターが実現した。まず5月に英国(欧州)VIRGIN
盤でシリアル・ナンバー入りデジパック(1000枚限定)。さらに同ミニ・ヴィ
ニール版登場(こちらも限定)。紙ジャケといえば紙ジャケだが、見開き、内
側ダイカットの新規レイアウトデザインで、復刻という感じではなかった。
日本盤紙ジャケは独自仕様で、忠実に復刻している。特に「プレイズ・ライブ」
に関しては曲目カットなし2枚組とうれしいオリジナル仕様(一般的な輸入盤は
1枚にまとめられている)。
初期のヒプノシスのデザインもインナーなどを含めて見事に再現されている。
リマスターに関しては以前のCDより数段よくなっているようだ。
ただアナログで親しんだ世代には「3」の一世を風靡したゲートドラムの音など
違和感を憶えるかもしれない。Soはアナログ(特に12インチシングルは凄い音)
が極端によかったため、やはり越えることは不可能だったようだ。曲順は変更され
たままで、オリジナルとは違う。
「2」のエンドレスはもちろん再現不能。

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
ピンク・フロイド
炎〜あなたがここにいてほしい 発売25周年記念限定盤

00/9/13
リリース ¥2667 1w

TOCP65549 ピンク・フロイド/炎〜あなたがここにいてほしい(写真)

シリーズ評価 4 GOOD
発売25周年記念盤。
これに先立ち3ヶ月前にプラケース盤が新装発売されたのだが、それも日本盤のみL
Pを模した濃紺カード入り。フロイドファンはたいへんです。

今回はオリジナルLP仕様でインナー、ポスター、ポストカード、ビニールバッグ、
ステッカー付という凝ったもの。もちろん再現度はバツグンでヒプノシスのアートワ
ークを堪能することができる。大変満足のいく仕上がりだ。

写真左が日SONYSOPO100、右が英ハーヴェストSHVL814
何故か外側のビニールは米/日仕様の濃紺ではなく、英仕様のブラックビニール。も
し英仕様で復刻するならポスターはいらないのではないか、と思ったが今回は確証
を得られなかった(誰か知ってる人教えてください)。
いろいろついてます。ポスターは日LPとの比較
インナーバッグは英国仕様のカットが入っているものではなく、日本仕様に近い。
もとの日本盤LPでは折り返しが入った四角いタイプ。紙ジャケはカッティングも
折り返しもないが、このへんは重箱のスミすぎ?
  
写真左から1紙ジャケ/2カットの入った英盤/3日盤
なんか各国盤のいいとこどりというか折衷的なものとなっている。
 
もちろん表ジャケの写真は日/英盤に準じている(米盤は燃えてる男がえらそう)。

ビニールはLP時のピリピリはがすタイプではなく、ノリ止めに変えられている。親
切というか、2枚買わなくて助かったファンの方もいると思う。
でも元の通りピリピリはがすタイプだったとしてもこの手の人は納得して2枚買うん
だろうなぁ(他人事ではない)。

ライナーは当時の対談を再録。ただし立川直樹氏の素晴らしい年表は再録されなかっ
た。これは今回よく見たらマルC立川直樹となっていてビックリ。そうか、この年表
著作権があったのね。ということで年表は違うものになっている。
対訳は山本安見訳。うーんなんか"shine on..."での”輝け!”にはやっぱちょっと
違和感。もとのLPは岩谷宏訳で”輝いてくれ”とか”輝くがいい”となっている。
しかも”狂ったダイアモンド”は”君の狂気は超越者の輝き”なんてシビれる副題ま
でついている。楽しめます。

日本盤の”炎”タイトルステッカーのあおりは、紙ジャケは無難なものに落ち着いて
いるが、これも元のLPは
”恐るべきパワーアップを遂げたピンク・フロイド、
2年半の沈黙を破り炎を噴射。”

うーん、炎を噴射、ですか。しかもこの後もどんどんあおりは続くのだ。ファンの方
は是非中古レコ屋で手にとって確認して欲しい。くりかえすが、炎を噴射、である。

「狂気」の20周年記念盤と違い、今回はリマスターではない。
今回の紙ジャケは97年のリマスターと同じもののようだ。個人的にはこの97年リマス
ターはかなり不満。何枚か聴いたが満足できるものはなかった。「炎」はそんなにひ
どくないが、「狂気」以前のものは昔の日本盤LPの方がいいくらいだと思う。

なお探検隊ではリリースを記念して「フロイド娘コンテスト」を開催した。
結果発表はこちら
レア度(00年9月)
けっこう売れてるようだ(s)

2000/10
英盤の紙ジャケも登場。ビニールは濃いめで、印刷も粗い感じである。
購入したら比較したい

ピンク・フロイド
紙ジャケットCDシリーズ

01/5/23.30.6/16 リリース ¥2427/w¥3496 12w

01/5/23→25
TOCP65734/5ウマグマ
TOCP65736 原子心母(写真)
TOCP65738 おせっかい 
TOCP65744 時空の舞踏
01/5/30
TOCP65731 夜明けの口笛吹き 
TOCP65732 神秘 
TOCP65739 雲の影 
01/6/8→16
TOCP65741 アニマルズ
TOCP65733 モア 
TOCP65737 レリクス〜ピンク・フロイドの道 
TOCP65740 狂気 
TOCP65742/3ザ・ウォール

シリーズ評価 4 GOOD
ヒプノシスのストーム・トーガソン世界初エキジビジョン開催
記念で、ありがたや、プログレ最後の大物紙ジャケが登場。
(「炎」は去年紙ジャケになっている)。
リマスターはされていない。すべて92〜94.97年のリマスターで
あるが、これだけのビッグ・バンドはそうおいそれとリマスター
できないのだろう。そのかわり、「炎」ではきちんと表示されて
いなかったリマスターのクレジットが今度はちゃんとしており、
非常にありがたい。
ジャケの再現度は色味などかなり忠実で、美しい。
<初期>
・夜明けの口笛吹き/神秘/モア
フロントコーティング・フリップバックが再現されている(表紙テカテカ折り返し)。
「モア」はさらに、緑西向きと呼ばれていたオリジナルの裏ジャケ。
再発は色が黒で東向き(ようするに裏焼き)。
フリップバックはビクターが採用している形式より幅が広く、厚みがないのですが、
満足しましょう。

<中期>
・ウマグマ コーティング
・原子心母 すべすべ
・おせっかい シワシワ(テクスチャー)
で、ほぼ傾向通りにジャケが再現されている。色味や写真はすごく綺麗だが、文字はつぶれ気味。
・レリクス〜ピンク・フロイドの道 
オリジナル通り特殊テクスチャーによるシングルジャケ。これの米盤別ジャケはとても
怖い。昔中古屋の500円コーナーに山ほどあったが、手に取るたびに「ゲッ」と思ったもの
だ。
・雲の影 
テクスチャー仕様で四隅が丸くカットされた特殊シングルジャケ。
色味はオリジナルより再発盤に近い。

・狂気
このタイトル以降のアルバムはレーベルがカスタムレーベルになった。今回の紙ジャケでは
このレーベルを両面とも(2枚組は4面!)レーベルカードとしてつけている。
ということでこの「狂気」、もともと2ポスター、2ステッカー仕様のため、ものすごく部
材の多いCDになってしまっている。

ステッカーがちゃんと貼れる!感激!ポスターは英仕様(米はピラミッドが緑、メンバーが
縦おき型、日本はブックレット仕様)。
が、たいへんゆるせないのが見開きジャケの両サイドが開いてしまっていること。

これではまるで、80年代の再発盤ではないか!ま、あまりにも部材が多いので入らなかったの
だろうが、ものが「狂気」である。ご都合主義でここで妥協していいのか?
ビクターなどがやっているように間に挟めなかったのか? 印刷に詳しい人に聞くと、ビクター
と違い、このフロイドの紙ジャケはアメリカ式の紙の巻き方をしているため、間には入れにくい
のだろうとのことだった。じゃ、最初の設計から間違ってたのかな?「狂気」の部材を考えて全
体の紙ジャケの仕様を決めてもよかったのでは?

ちなみにレーベルカードのレーベルは厳密には2ndレーベル。赤字の部分がGramophoneのもの
が1stとのこと(って、そんなもの再現できるわけないのだが)。
(その後、上記は2ndレーベルと判明。紙ジャケは3rd以降のレーベルとなっている)

いや〜ものがフロイドだけに熱くなってしまうのだ。
詳しくは比較検証でやろうと思っているので、試聴会レポートをお待ちください。
上記「狂気」の紙ジャケで両サイドが開いていることに激烈に文句を書きましたが、
初版に両開きタイプもあったのではないか、との情報をいただきました。もしそうな
らものすごいいいがかりです〜。もう少し調査してみます。

<後期>
ウォールのプラスチックのタイトルステッカーなども再現。
アニマルズも紙ジャケとして非常にいいできである。
あと、みなさんあまり買ってないと思うが、「時空の舞踏」の紙ジャケはなんか力入った復刻にな
っている。インナーも再現され、さらにLPのレーベルを復刻したカード付き。

さらに今回は上述のように「炎」の時と違ってキチンとリマスタークレジットが入っているのがうれ
しいのだが、「おせっかい」:92年のリマスターで、予想通りなのだが、なんと「時空の舞踏」は
2〜6曲目が2000年のリマスター!
1曲目「吹けよ風〜」がいつとは書いてないがダグラス・サックスによるリマスターとなっている。
ええ〜?じゃ去年Pケースで新装発売された「時空〜」ってリマスターだったの?(ま、コンピなんで
当然マスタリングはしなおすとしても..)
1曲目の「吹けよ風〜」は上記「おせっかい」収録の92リマスターよりマスタリングレベルがあがって
いる。これはどうしたこと?
じゃあなに、去年でた「炎」の紙ジャケも2000リマスターだったんでしょうか?うーんこれも試聴会で
検証せねば...。

それと今回のフロイド紙ジャケ、制作協力でストレンジデイズと書いてある。これが入っているとなんか
安心できてうれしい。(ストレンジデイズさんは責任がかかってたいへんでしょうが....)。

詳細は比較検証で
→予告編
→Pの道パート1
→Pの道パート2
シリーズで1枚
えーこれに関しては多くはいいません。3000万枚を越えるベストセラー「狂気」が一般的ですが、
「炎」が好きな隊員もいます。「夜明け〜」にすべてがあるという人も...。
私は最近「神秘」がものすごい好きです。硬軟のバランスもいいし、バレットも3曲で入ってる....。
最後の彼の弾き語りを聞くと、いつも続けて「帽子...」を聴きたくなってしまうのです。
レア度(01/6)
今回、ディスクユニオンが購入特典で復刻日本初回版帯をつけたため、この帯の争奪戦がくりひろげ
られた。なにしろ、発売の前日の昼休みにユニオンにいってもすでに売り切れなのだ。
もちろんこの特典の出来がかなりよかったから。
「原子〜」はなんと来日記念帯も合わせた2本帯!

また帯付きならン十万といわれる「夜明け〜」の緑帯!本物は一生買えることはな
いのだから、このミニチュアでがまんしようという人が後をたたず(なわけないが)。
ともかく、とても楽しめる。「サイケデリックの新鋭」という当時のタイトル、
帯コピー、迷題”恋の聴診器”。すばらしい特典でした。
ということでこのユニオン帯付きはおはやめにどうぞ(S 6/20)

2001/8/8 3W \2427

TOCP65781 エドガー・ブロートン・バンド
TOCP65782 グレイテスト・ショウ・オン・アース/ホライズンズ
TOCP65783 シド・バレット/帽子が笑う...不気味に(写真)
以下発売延期
TOCP65784 ピクニック(コンピレーション)
その他のハーヴェスト系ヒプノシスジャケも発売された。残念ながら「ピクニック」は
延期。リマスターはされていない。シドはボーナスなしのストレートリイシュー。
エドガー・ブロートンのテクスチャー、「帽子」のコーティングなど重厚に再現されて
いる。
レーベルはハーヴェストレーベルを再現。


ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
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ルネッサンス
来日記念紙ジャケット

01/1/31
リリース ¥2427 2w

TOCP65592 プロローグ
TOCP65593 燃ゆる灰(写真)

シリーズ評価 3 NORMAL
来日記念盤。当初デジタル・リマスターといわれていたのだが、どこにもその記述は
ない。唯一「プロローグ」の解説文中に"デジタル・リマスター"と書いてあるのだが
この解説自体が92年のCDの加筆修正版であるので、本CDをさしているのかどうか
判然としない。音がよければいいじゃないか、という判断もあるのだが、前のCDを
持っていないので、前のCDと同じで2427円というのもヤダなあとも思ってしまう。
はっきりして欲しいものである。
「燃ゆる灰」は前回のCDではショートエディットされていた「港にて」がオリジナ
ルヴァージョンで収録され、ショート版はボーナストラックで収録された。
しかしこのショートヴァージョンって収録する意味あるのだろうか(でもこっちの方
が音がいいのは何故?)。なおこの2ndだけマスターテープに起因するノイズの断り
書きがある。

ジャケは重厚な作りでしっかりと再現されている。両方とも見開き。「燃ゆる灰」は
前回CDと違い英国盤のジャケ(表情が違う)を採用し、コーティングもされている。
ジャケをあしらったピクチャー・レーベル。
内容的にはこのソヴリン原盤の方がファンも多いと思うんだけど、値段的な面からい
って、同時に出たワーナー盤の方がいい出来だろう。
ワーナー盤ルネッサンス
シリーズで1枚 2枚ですが、やはり「燃ゆる灰」の方でしょうか。 こうなってくるとオリジナル・ルネッサンスやBTMのライヴなども欲しくなってき ます。 レア度(01年2月) しばらくあるでしょう(s)

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ロキシー・ミュージック
オリジナル紙ジャケット・コレクション

01/8/29,9/7リリース ¥2427 10w

8/29 5W
TOCP65822 ロキシー・ミュージック
TOCP65823  フォー・ユア・プレジャー
TOCP65824 ストランディッド
TOCP65825 カントリー・ライフ
TOCP65826 サイレン(写真)
9/7 5W
TOCP65827 VIVA!ロキシー・ミュージック
TOCP65828 マニフェスト
TOCP65829 フラッシュ・アンド・ブラッド
TOCP65830 アヴァロン
TOCP65831 ハート・スティル・ビーティング

→米英盤のレビューへ

シリーズ評価 2 BAD
そうなのだ。最初からこれだったら問題なかったのだ。
美しいコーティング、きれいな印刷。
2年前の99年にこのリマスター盤が発売された時に、英米の紙ジャケに足並みそろえて、日本
もこの形で発売していればなんの文句もなかったのだ。
この「高いんじゃないか?」問題は新着情報の2001/9/3分で執拗にいっているのでここでは割
愛します。あんまりいってもしつこいし。
要約すると以下の通り。
・英10種、米1種の紙ジャケがすでに出ていること
・新規リマスターではないこと
 このHDCDリマスターの英米紙ジャケは99年の10〜11月頃に出た(今回のクレジットでは
 2000となっている)。日本では99年秋にTOCP53043からの品番で数種1800円で出ている(この
 リマスターではないのか?であれば、それこそ日本のファンはあわれというものだが)。
 ということでリマスターは2年前のもの。最新ともいえるが、2年も前の旧リマスターとも
 いえる。微妙なとこだ。
・特殊仕様のジャケはないこと
 ロキシーのジャケに変形やオマケなど、コストのかかるものはない。
・東芝EMIは98年から一貫してこの価格だが、現状の値ごろ感から大分離れてきたこと。ま
 た次のジェスロ・タルで統一価格が壊れ、さらに高くなることから、一貫性もなくなったと考
 えられるから。

来日記念限定なら、紙ジャケ再発で、価格据えおき1800円。高くてもせめて2000円前後が値ご
ろだと思うんだけどなぁ。来日記念で安く、広く、いいものをご提供!って感じにしてくれた
らなぁ。来日記念帯つくとか(それで高くなったらうれしくないけど)。

英米紙ジャケに比べてのアドヴァンテージは
・見開きジャケの片側は閉じられている。
・コーティングが再現されている。
・歌詞/対訳がついている(これは別に紙ジャケとしてのメリットではないが)。
インナーは英米盤でも再現されている。

しかし以上は今や日本の紙ジャケ復刻であれば別に特別なことじゃない。当たり前のことだ。
前に英米紙ジャケ買った人は買い変える必要はない。
ブライアン・フェリーは発売されないので、あわせてそろえたい人はすべて英盤で買うしかな
い(まだ買えます)。

ピクチャー・レーベルになっているが、この仕様では無意味。最初ピクチャーレーベル仕様と
聴いた時に、サイレンのカスタム・レーベルを再現するためか?と思ったがそうではなかった。

上のようにロキシーの英オリジナル盤は、サイレン以降はカスタム・レーベルになっている。
復刻の意味があるのは、ジェリー・ホールの別テイク写真を使ったそのサイレンくらい。

で、そのサイレンだが、せっかくピクチャー・レーベルなのにオリジナルのレーベルを再現せ
ずに表紙と同じものが刷られている。ジャケからレコードを引き出した時に、違ったテイクに
感嘆し、ああキレイな、いいレーベル・デザインだなぁ、と思うのがいいのであって、同じデ
ザインでどうする?
と思ったらフロイドと同じくオリジナルのレーベルを印刷した丸紙が2枚ついていた。
フロイドのようにA/B面でデザインが違うというならまだしも...。同じなんだからレーベル
に刷ってくれればいいのに...。
このピクチャーレーベルはいたずらに価格をあげているだけ。もしくは2427円のラインにする
ために無理矢理ピクチャーにしているのかとさえ思ってしまう。
このCDは広告にある通り、オリジナルに忠実に復刻したもので、デラックス豪華版ではない
はず。デラックス版だったらボーナストラック入りで未発表フォト含む豪華ブックレット付、
で、このピクチャーレーベル仕様でもいいとは思いますが。

さて、ということだが、せっかくのロキシー紙ジャケである。1枚ずつ見ていきたい。
この値段で、広告にオリジナルに忠実に復刻、と書いてあるのだから消費者としてはやはり、
その精度は気になるところだ。
(なおこれを書いている時点では後半5Wはまだ出ていません)。

上は英オリジナル盤10種と英紙ジャケ10種。英初版はすべてコーティング。紙ジャケでは日本
のみがコーティング仕様。
ロキシー・ミュージック&フォー・ユア・プレジャー

UKオリジナル盤の表と内側。内側のコーティングも日本紙ジャケでは再現されている。
セカンドのモデルは性転換女優(歌手)アマンダ・レア。この事実がのちの伏線となる。
日本紙ジャケは色が濃くシャープで、英紙ジャケの方が色味は近い(どうでもいいレベルだが)。

リマスターで音質は見事によみがえり、低音部はCDの方がいい。
ファーストのヘタウマ・ミニマル・オーボエソロは倍音成分で泣けるヤツなのでオリジナルの
方が泣けるのだが...。
ちなみに英紙ジャケはEMI/UDEN製。今回の日本盤との違いはわずか。聴き比べてもしょ
がないレベルだが、聴き比べると英製の方がナチュラルな感じ。日本盤はちょっと固め。

UK盤のレーベルはPinkRimPalmTree(島アイランド)レーベルで、カントリー・ライフまで。
ストランデッド

上英オリジナル、下米盤。こんどこそ女だよな、性転換じゃないよな、ということで多くの中高
生を悶々とさせた。このモデル、乳首がでかすぎないか、おかしいぞということで、下の方はみ
えるのでは?と、ジャケを上側からのぞきこむ者が続出。でも当然見えないのでさらに悶々とし
たのであった。下の米盤はステッカーが表に貼られていることもあり、その場合は細心の注意を
払ってはがした。
カントリー・ライフ

左から米盤、日本盤、英オリジナル盤。ショッキングなジャケが紙ジャケで完全再現された。
米盤2版からはモデルがジャケから消えた。しかしすごいジャケ、ヤケクソだなこりゃ。まった
くアメリカ人はやることが極端である。真ん中の日本盤はヘアーがぼかされた(厳密にいうと印
刷を濃くしてヘアーを目立たなくした)。アメリカ人にいわせれば、日本人は中途半端というこ
とになるのだろうか。
それよりも右の女が実は男ではないか、ということでまたまた全国の中高生が...(もういいか)。

インナーは英日紙ジャケとも再現されているが、どちらも四隅をナナメにカットした形状までは
再現されていない。忠実に復刻というからには....いいか別に。
サイレン

英国ロック界を手玉にとったが、最後にはやはり性大王ミックに滅ぼされたような気がしないで
もないジェリー・ホール。この頃は確かに妖しい。
このジャケのポイントは背表紙の金色なのだが、紙ジャケで見事に再現されている。
レーベルの問題は上記の通りです。
VIVA!ロキシー

英オリジナル。ロキシーの見開きはすべて内側までコーティングで、当時からまさに東芝EMI
の紙ジャケ向き仕様だったのである。
このアルバムはオリジナル持ってる人も一度はリマスターを聴いてみる価値あり。
マニフェスト!

下は英紙ジャケ。この英初版LPはA3/B3にまちがってシングル・ヴァージョンが収録され
ていた(あれ、逆だっけ?)。シングル・ヴァージョンは編集盤などで手軽にきけるのであわて
ないように。

英ピクチャー盤。ピクチャー盤では”服をぬいでいる”ということで買う人多し。だから、マネ
キンなんだってば。

フレッシュ&ブラッドは割愛しまして(いいアルバムですが..)
アヴァロン

英オリジナルと米紙ジャケ(上)、英紙ジャケ(下)。
この英紙ジャケは印刷ミスだと思う。真っ黒でまったく文字が読めない。
米盤はバーコードつき。
音質に関しては米英盤のレビューをごらんください。
→米英盤のレビューへ

またハート・スティル・ビーティングは日本ではCDのみの発売だったと思う。ヨーロッパで
LPがでていた。ライブ・マキシの「ハイ・ロード」収録ヴァージョンとはクレジットが違う
が、どう聞いても同じライヴが入っている。

ということで、あえて評価は2にした。発売のタイミング、価格、仕様面などを考慮してのこ
とだ。音はいい、ジャケはきれいだ。でも消費者として、どうも腑に落ちない商品である。
もちろん全部買ったし、後半も全部買う。ライブにいくし、いって特典つきなら、また会場で
買ってしまうかもしれない。しくしく。

日本製は出ないようですが、ついでにフェリーものせておきます。
ロキシーとは切ってもきれません。
 

ロキシー/フェリーに関してははみる様にご協力いただきました。感謝(といっても昔のこと
で本人は覚えてないかもしれませんが...)。

2001/9/10 追記
紙ジャケ後半5Wをようやく入手。上記で、オリジナル全部コーティングという記述と後半は
まだ出ていないという文章がグシャグシャになっていてご迷惑をおかけいたしました。

紙ジャケはハート〜以外コーティングですが、オリジナルでこちらが所有している版は
・マニフェスト(うす〜いコーティング?)
・フレッシュ&ブラッド(コーティング)
・アヴァロン(銀色のみ光沢。あとはうす〜いコーティング?)
・ハート〜(紺色のみ光沢)
色による光沢は紙ジャケで再現されています。
このうす〜いコーティングは、コーティングじゃないといえばそうともいえるし、もしかし
てもっと厚いちゃんとしたコーティングジャケがあった可能性も...。
紙ジャケでハート〜とマニフェストの違いを出そうとしたら、マニフェストをコーティング
にするっていうのもわかる気はします。
で、なんとこのマニフェストのピクチャー・レーベルはピクチャー・ディスクを再現してあ
るんですね。これは確かに味のある企画。
で、サイレン以降はレーベル丸カードが2枚ずつついているんですが、そうするとやはり、
ハート〜は4枚ついています。文句はないんですが、このやり方はあまりスマートではない
ような気も...(そのせいで価格が高くなっているわけでもないと思うが)。

シリーズで1枚
今回は米英同様ボーナスなしのストレートリイシューですが、日本盤なので、1stには
「ヴァージニア・プレイン」を収録してもよかったんじゃないかなぁ。日本盤2回目の東芝盤
から入っていたファースト・シングルの曲です。そしたらファーストがオススメでした。
レア度(01/9/3現在)
初回限定ですが、2回目のプラケはなかなかでないかもしれません。近い将来、シンガポール
やパリ、廃盤フェアで大量にお目にかかれる可能性も(余計なお世話か)。(S)


ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
XTC
オリジナル・ジャケット・コレクション

01/4/11.5/16リリース ¥2427  10w


4/11 第1回 5w
TOCP65711 ホワイト・ミュージック 
TOCP65712 GO2 
TOCP65713 ドラムス・アンド・ワイアーズ 
TOCP65714 ブラック・シー 
TOCP65715 イングリッシュ・セツルメント(写真)

5/16 第2回発売 5w
TOCP65716 ママー 
TOCP65717 ザ・ビッグ・エキスプレス 
TOCP65718 スカイラーキング(写真)
TOCP65719 オレンジ&レモンズ 
TOCP65720 ノンサッチ 

シリーズ評価 5 GREAT!
英国いちのこだわりバンドのこだわり紙ジャケ登場!
輸入盤ではでていたようだが、日本では初登場の最新リマスター音源。
リマスターのクレジットもバッチリで、これでこそ復刻の意味があるという
もの(ただジャケだけ復刻されても片手落ちだ)。

・ホワイト・ミュージック
ジャケ上部の白いタイトル文字が特殊印刷。ななめにして見ると浮き上がる。
また製品番号が手書き風で、こだわりが感じられる仕上がり。

・GO2

Go+がやはり入ってない(他のコンピに収録)が、何故かGO+のジャケだ
け再現されている(赤い部分)。
ジャケの文字が”RECORD”に戻っている(CDの場合は、”CD”に変
更されていた)。
スィンドンマップなどのインナーつき(ちょっと配置が違うとの意見も)。
わたしはこのアルバム、出た時に買ったはずで、そんなわけでガサゴソ家捜し
してみたのですが、上の写真のようにオマケのGO+しか見つかりませんでした。
(本体はどうしたんだ?)。このマキシシングルは個人的にもすごい好きだったの
で、きっととっといたんだと思うのですが....。収録して欲しかった。

・ドラムス・アンド・ワイアーズ
初回のシングルはボーナスで収録(当然か)。

・ブラック・シー

緑の外袋を再現。しかし、ジャケ本体の右上にタイトルを書いてしまったのは失敗。
(上記写真赤丸部分。後ろのLPは日本ビクター盤)。

・イングリッシュ・セツルメント

トップ・オープンのエンボス仕様テクスチャージャケ。内紙袋再現。
エンボスの彫りがうすい、インナーバッグは2種とも閉じてくれ〜などと重箱のすみ
的不満もあるが、これをミニチュアにするのはたいへんだったと思う。
私の持っている英VIRGIN盤(上記写真)はジャケ上部の文字が表裏とも白いエンボ
ス文字なのだが、これは2回目の模様。
文字は1.緑エンボス→2.白エンボス→3.白エンボスなし
と3回変わったようで、紙ジャケは初版通りだ。いくらエンボスとはいえ、さすがに
緑では文字が読めなかったのだろうか?

・ザ・ビッグ・エキスプレス

円形ジャケを再現。

・スカイラーキング

けむりエンボス、イラストコーティング貼りもしっかり再現。
このUK盤は非常に美しかったのだが、それが見事に復刻さ
れている。もちろん米盤で2ndプレス以降に収録された「デ
ィア・ゴッド」(わかりやすい名曲)もボーナス収録。
「オレンジズ〜」以降はCD時代なんで英LP(2枚組)の再現。

以前のCDでA/B面の間に収録されていたボーナストラックが
アルバムの最後に追加というかたちに。この方がやはり落ち着く。
その他では、レーベルももちろん再現されている。
音の方は、従来盤のCDと比べると、低音の厚みが増したもの、分離
がよくなったものなど、多くのタイトルで改善されている。
でも4枚目くらいまでのUKオリジナルは香りがあるんだよなぁ(なん
てこというとまた非難が!)。特に1.2枚目はオリジナルもいいですよ(
CDより安いし)。
イギリスでも紙ジャケで出るとの話しがあるが、やはりこの出来を見ると日本
製にはかなうまい、と思ってしまうぞ(ほんとか?)
と、思っていたらイギリスでも日本製がそのまま輸入仕様で売られるとのこと。

しかし、やればできるじゃないかヴァージン紙ジャケ!
ピストルズもこのかたちでやりなおしてほしいものである。

TNKさんはじめ、多くの方から情報をいただきました。ありがとうございます。
シリーズで1枚
NHKFMでBBCライブを聴いたのがXTCを好きになったきっかけ。
でも当時のバンドの中ではそんなに熱中したわけではない(まわりには
かなりのファンもいたが)。
そんな私なのでいまだに聴いていいなぁ、思うのは「ブラック・シー」と
「イングリッシュ〜」。衝撃的なサウンドをともなった、曲のいきおいが
すごい。名曲度からいっても、このバンドの頂点だと思う。
レア度(01/6)
全て新品で購入可能。(S 6/20)

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
フルトヴェングラー/ビートルズ/ポール/VIRGIN25周年/P.Floyd/Renaissanse/RoxyMusic/XTC/MSG/ユーミン他/PAGETOP
One Night At Budokan
飛翔伝説〜MSG武道館ライヴ 完全版

01/8/8 リリース W¥3495 1w

TOCP65820/21 マイケル・シェンカー・グループ/飛翔伝説〜MSG武道館ライヴ 完全版

シリーズ評価 4 GOOD
80年代初頭、”神”といわれたマイケル・シェンカー率いるMSG。その武道館ライブが限定
紙ジャケ仕様デジタル・リマスターで発売。しかもリリース当時収録できなかった2曲がつい
にはいった完全版。その2曲はコージー・パウエルのドラムをフィーチャーした「TALES OF 
MYSTERY」と「DRUM SOLO」だが、公演時の体調不良と契約上の不都合が収録不可の理由だった
ようだ。このへんの事情はLP、CDどちらの解説にも書かれている。
いや〜よかった。これを聴きたかった人、多いのでは?
非常に意義のある再発となっている。

ということで、当サイトの比較検証史上、もっとも不毛な比較の開始じゃ。

左から
日本LP 東芝EMI/WWS667159/60 
英LP CHRYSALIS/CTY1375
日本紙ジャケの順だ。うーん、なんか違うのか?日本版初回10万セットはポスターつきで、紙
ジャケで見事に再現されている。
これに限らず今回の紙ジャケは日本盤の復刻となっている。このアルバムは日本オリジナルだ
からかなぁ。

内ジャケのクレジット部分(オイオイ細かすぎるぞ)。一番上が紙ジャケで下が日本版。真ん
中英盤。長さでわかるように紙ジャケは日本版といっしょ。スペシャル・サンクスの部分にク
リサリスのスタッフ名がない。

D1の曲名表記は日本版と紙ジャケが”CONCERT”で英盤が”CONCERTO”と "O"がくっついてい
る。曲名違いと言うより何語の表記をとるか、といった問題。レーベル、解説も同様に表記が
違う。どっちでもいいか。

裏ジャケのクレジット部分。日本版と紙ジャケはPRODUCED BY T.LEO SATO、
英盤はPRODUCED BY M.S.G,DAVID WOOLEY&DAVID KIRKWOODとなっていて、なんとプロデューサー
が違う。違っていいのか?きっとイギリス人が勝手なだけなような気もするが...。ちなみに英
盤プロデューサーのデビッド・ウーリーってまさかあのカメラ・クラブの人?

で肝心の音質だが、ホントに日本版がオリジナルなのか?もちろん録音は日本だが、ミックス
はイギリス。マスターはイギリスから日本に送られてきたと解説に書いてある。まさかイギリ
ス人、コピーしたマスター送ってないだろうな?
なんて思いながら比べてみると、ほぼいっしょ。いつもの日本盤/英盤比較で感じられる音質の
差はここにはない。英盤の方がじゃっかん音が広がっているかな。でも溝の形状もいっしょだ
から日本で作った同じメタル・マザーを英国でも使ったのかもしれない。
で、今回のリマスターだが、もちろん遜色ない。ヴォーカルが鮮度が落ちて、チョトひっこん
でるがドラムはとにかくでかい。80年代のライブのドラムサウンドっていうか、コンプかけす
ぎっていうか、ズンズンきます。
コージーの調子は「ハーフライブ」のB面の方がキレがある。
が、これは待望のコージーのソロが入った完全版なのだ。これはもうLPいらないでしょう。
ジャケがでかい以外、必要性はない。よかった〜、ようやく処分できるぞぉ。

でも何故か評価は4。なんでかっていうと他のアルバムもリマスター時に紙ジャケにしてほし
かったから。これだけっていうのも...(日本オリジナルだからできたのかもしれないが)。

ちなみにファーストアルバムの邦題が「神」、んで次が「神話」。当時からちょっと、「神」
は、すごすぎない?とも思ったが、なんか自然にのせられたというか、ノッた!っていうか
いい邦題だと思った。きっと当時の担当者にアーティストとファンに対する熱意と愛情があった
からではないかと。売らんかな、といった大げささは不思議に感じなかった。
その熱意はこの完全版でも生きている。買って損はありません。

レア度(01/8)
限定版ですが、あわてなくてもいいかも(S)


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その他

MODERN MASTERS シリーズ
2002/3/29
17W ¥2381/w¥3048
  
VJCP68400 ダフト・パンク/ホームワーク
VJCP68401 ダフト・パンク/ディスカバリー  
VJCP68402 ザ・ヴァーヴ/アーバン・ヒムス
VJCP68403 リチャード・アシュクロフト/AloneWithEverybody
VJCP68404 ケミカル・ブラザーズ/さらばダスト惑星
VJCP68405 ケミカル・ブラザーズ/ディグ・ユア・オウン・ホール
VJCP68406 ケミカル・ブラザーズ/ブラザーズ・ゴナ・ワーク・イット・アウト
VJCP68407 ケミカル・ブラザーズ/サレンダー
VJCP68408 ケミカル・ブラザーズ/カム・ウィズ・アス
VJCP68409 マッシヴ・アタック/ブルー・ラインズ
VJCP68410 マッシヴ・アタック/プロテクション
VJCP68411 マッシヴ・アタック/ノー・プロテクション
VJCP68412 マッシヴ・アタック/メザニーン
 
TOCP65991 ブラー/パークライフ/ 
TOCP65992 ブラー/ザ・グレイト・エスケイプ/ 
TOCP65993 ブラー 
TOCP65994 ブラー/13

以下発売中止
レディオ・ヘッド/パブロ・ハニー
レディオ・ヘッド/ザ・ベンズ
レディオ・ヘッド/OKコンピューター
レディオ・ヘッド/キッドA
レディオ・ヘッド/アムニージアック 
レディオ・ヘッド/マイ・アイアン・ラング(¥1905)
スマッシング・パンプキンズ/サイアミーズ・ドリーム
スマッシング・パンプキンズ/メランコリーそして終わりない悲しみ

90年代の歴史的名盤が紙ジャケットで世界初リリース!・・・てことなんですが、
名作は名作ですが、もともとCDだし、LPもいまだに売れ残ってるしなぁ。
25タイトル!が予定されていたものの、結局17枚で終わり。よかったよかった。

これホントに企画した人の意図がわかりません。
LPでてるんだから、紙ジャケだってあってもいいだろ的な考えでリリースするのだとしたら、
自らマーケットをスポイルしてるようなもんです。
”30cmアナログLPレコード盤のパッケージをそのまま12cmCDサイズに縮小再現したスペシャ
ル・パッケージCD”と広告に書いてありますが、このタイトルでそんなことしてどうすんで
しょ。

1.発売時からCDのものが多いし、LPだってまだほとんど新品で売ってる。
2.ブラーの「13」と化学兄弟の「ブラザーズ...」はもともとの輸入初回CDが紙製ジャケだった。
 だからどうせならこっち買った方がいい。まだ売ってる。
3.新規購入を喚起するなら、廉価キャンペーンとか、特典とか、もっと他の形式の方がいいのでは?

結局、そのアーティストのコアなファンがまた同じ内容のディスクを買うだけのような気も。
ま、日本初CD化となるマッシヴ・アタック「ノープロテクション」はちょっと意味あるのかな。
(でもプラケでいいのでは...)。
探検隊はヴァーヴが、初回LP仕様の外袋付だった場合のみ買おうと思っていましたが・・。
ちなみにこれ
もちろん再現されませんでした。
90年代なんだからちょっと調べればすぐわかるのになぁ。

ジュリア・フォーダム
1994

YRCDX111 DIffrent Time Different Place
UKVirgin制作のCDミニアルバム。2枚組で1枚はオルタナティヴ・
ヴァージョン。3面見開き。94年にもかかわらず何故かサイズは日本製
の紙ジャケと同じサイズ。

ケミカル・ブラザーズ
1998

XDUSTCDX101 A DJ MIX ALBUM BY THE CHEMICAL BROTHERS/BROTHERS GONNA WORK IT OUT
化学兄弟のDJリミックス集。輸入盤の初回がダブル・ジャケット仕様
の紙ジャケでした。UKVirgin製。

リンダ・マッカートニー(mpl/parlophone/emi)
98/12/23 \2427

TOCP65065 ワイド・プレイリー
リンダの遺作(新譜)。輸入盤も、何種か出ているシングルも、日本製
より一回り小さいサイズの紙ジャケ。ジャケットの写真の画質にはKO
DAKの意地が感じられるが、きっと気のせいだろう。

松任谷由実/Yumi Matsutoya 初回限定盤CD17枚BOXセット
YUMI MATSUTOYA 1978〜1989
99/1/27  ¥36190 
以下の17Wが紙ジャケで入っているようだ。
TOCT10621〜37
 紅雀
 流線形'80
 OLIVE
 悲しいほどお天気
 時のないホテル
 SURF & SNOW
 水の中のASIAへ
 昨晩お会いしましょう
 PEARL PIERCE
 REINCARNATION
 VOYAGER
 NO SIDE
 DA・DI・DA(ダ・ディ・ダ)
 ALARM a la mode
 ダイアモンドダストが消えぬまに
 Delight Slight Light KISS
 LOVE WARS

1/27に発売されたBOXセットのみ紙ジャケ。
バラ売りはPケース(残念)。
バーニー・グルンドマンによるマスタリング。また、時のないホテルはヒプノシス・デザ
インだが、この1枚のために、果たしてヒプノシス・コレクターがBOXを買うのか?!

ブラー/13 blur/13
99/3

FOODCDS29 13〜Ltd Edition Box
箱入りのスペシャルエディション(輸入のみ:写真左)。ポスター付き、
CDエクストラ仕様。中身はアナログ盤をミニチュア化した紙ジャケ
(写真右)。ダブルジャケット仕様だが、英国EMIの制作だけあって
「ホワイトアルバム」同様の作り(CDを上から出す)。サイズもちょっ
と横長。新品で¥1780購入できた(日本通常版より安い?)。
grin様から情報をいただきました。ありがとうございます。

・2001/6/27 デュランデュラン

2001/06/27 \2427
TOCP65764 リオ
RIOのデラックス版。
昨年8月に発表されていながらなんか消えていた紙ジャケ。
こんどこそ出ました。エクストラトラック付き、なんですがみなさまご期待の
「グラビアの美女」はありません。(このアルバムじゃないか)。
が、復刻紙ジャケというよりデラックス版。リマスターの音はなかなか。
クリムゾンや尾崎豊と同じです。輸入英盤(EMI/PM520)あります。

ローリングストーンズ/バンド他/ビーチボーイズ/ブルーノート/ブルーノート2/ブルーノート3/RVG/ジャズクラシックス/テラシマ/URC/クィーン/
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